ActiveReports Server

ActiveReportsのWindowsフォーム用ビューワとWPFビューワを使用すると、ActiveReports Serverにホストしたレポートの印刷およびエクスポートが可能になります。ビューワでレポートを表示する際は［ファイル］メニューから［サーバーから開く］オプションを選択するか、コードでViewerExtension.LoadDocumentメソッドを呼び出します。

さらに、ActiveReports Server上にある特定のバージョンのレポートを、リビジョンの履歴から選んで表示することもできます。詳細については、「レポートのバージョン」を参照してください。

ActiveReports Server上のレポートを表示する

［スタート］メニューからActiveReports for .NET11.0Jビューワを起動します。

メモ: 単体のビューワアプリケーションは以下に配置されています。

GrapeCity.ActiveReports.Viewer.exe　(...\ActiveReportsNET11\Tools\Viewer)
GrapeCity.ActiveReports.WpfViewer.exe　（...\ActiveReportsNET11\Tools\WPFViewer)

ビューワの［ファイル］メニューで［サーバーから開く］を選びます。

表示される［サーバーからレポートを開く］ダイアログでサーバーURLを入力します。

メモ: サーバーURLはhttp://<サーバー名>:<ポート番号>/のように指定します。サーバー名にはActiveReports Serverをインストールしているマシン名、ポート番号には同サーバーをインストールしているIISポート番号を指定します（例: http://1.0.0.0:8080/）。

ユーザー名とパスワードを入力し、［接続］をクリックします。サーバーに接続されたことを示すメッセージが［接続状態］に表示されます。

ダブルクリックでレポートフォルダへ移動し、表示したいレポートを選択して［開く］をクリックします。

メモ: 各フォルダは ActiveReports Serverのレポートカテゴリです。サーバーからは特定のバージョンのレポートを表示することもできます。［開く］ボタンの横のドロップダウンボタンをクリックすると、レポートのリビジョンリストを確認することができます。

コードを使用してAvtiveReports Serverのレポートを表示する

ActiveReports Serverにホストされているレポートを、コードを使用してWindowsフォーム用ビューワとWPFビューワで表示することができます。以下がその手順とサンプルコードです。

メモ : コードを使用してActiveReports Serverのレポートをリモートで表示するには、Json.NET （ActiveReportsでインストールしたもの）への参照を追加します。

Visual StudioでWindowsフォームアプリケーションか、WPFアプリケーションを新規作成します。
ツールボックスからViewerコントロールをドラッグし、Windowsフォーム上か、MainWindow.xamlのデザインビューにドロップします。
Viewerコントロールを選択し、［プロパティ］ウィンドウで［イベント］タブを選択します。［Load］をダブルクリックし、イベント処理メソッドを作成します（WPFアプリケーションの場合は［Loaded］イベント）。

イベント処理メソッド内に以下のコードを追加します。

Visual Basicコード（コードビューの1行目に貼り付けます）	コードのコピー
Imports GrapeCity.ActiveReports.ArsClient

Visual Basicコード（Form_Loadイベント内に貼り付けます）	コードのコピー
Dim serverReport As New RemoteReportDescriptor() ' サーバーURLと資格情報を指定します。 serverReport.ReportServerUrl = "http://1.0.0.0:8080/" serverReport.UserName = "admin_user" serverReport.Password = "password@123" ' レポート名を指定します。 serverReport.ReportName = "顧客名簿" serverReport.RevisionNumber = 1 Viewer1.LoadDocument(serverReport)

Visual Basicコード（Form_Loadイベント内に貼り付けます）

コードのコピー

Dim serverReport As New RemoteReportDescriptor()
' サーバーURLと資格情報を指定します。
serverReport.ReportServerUrl = "http://1.0.0.0:8080/"
serverReport.UserName = "admin_user"
serverReport.Password = "password@123"

' レポート名を指定します。
serverReport.ReportName = "顧客名簿"
serverReport.RevisionNumber = 1
Viewer1.LoadDocument(serverReport)

C#コード（コードビューの1行目に貼り付けます）	コードのコピー
using GrapeCity.ActiveReports.ArsClient;

C#コード（Form_Loadイベント内に貼り付けます）	コードのコピー
RemoteReportDescriptor serverReport = new RemoteReportDescriptor(); // サーバーURLと資格情報を指定します。 serverReport.ReportServerUrl = "http://1.0.0.0:8080/"; serverReport.UserName = "admin_user"; serverReport.Password = "password@123"; // レポート名を指定します。 serverReport.ReportName = "顧客名簿"; serverReport.RevisionNumber = 1; viewer1.LoadDocument(serverReport);

C#コード（Form_Loadイベント内に貼り付けます）

コードのコピー

RemoteReportDescriptor serverReport = new RemoteReportDescriptor();
// サーバーURLと資格情報を指定します。
serverReport.ReportServerUrl = "http://1.0.0.0:8080/";
serverReport.UserName = "admin_user";
serverReport.Password = "password@123";

// レポート名を指定します。
serverReport.ReportName = "顧客名簿";
serverReport.RevisionNumber = 1;
viewer1.LoadDocument(serverReport);