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クエリデザイナは、ユーザーが対話的にクエリを構築して結果を確認することができるグラフィカルインタフェースで、データバインディングを容易にします。クエリデザイナの対話的インタフェースを使用することによって、SQLに不慣れなユーザーでも簡単にクエリを設計、編集、プレビューすることができます。
クエリデザイナは以下のSQL機能をサポートしています。
クエリデザイナでこれらの機能を使用する方法については、「クエリデザイナでのクエリの作成」を参照してください。
|  | メモ: クエリデザイナを実行するには、Microsoft Internet Explorer 9以上がシステムにインストールされている必要があります。 | 
次の画像は、クエリデザイナで単純なSQLクエリがどのように生成されるかを示します。

ページレポート/RDLレポートでのクエリデザイナへのアクセス
 をクリックします。
をクリックします。
セクションレポートでのクエリデザイナへのアクセス

 ボタンをクリックします。
ボタンをクリックします。クエリデザイナの要素
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データベースビューには、名前空間、テーブル、ビュー、列などのデータベースの構造が含まれます。データベースビューの要素をドラッグ&ドロップするかダブルクリックすることによって、その要素を[デザイン]タブに追加することができます。また、データベースビューの各要素の右側にある  アイコンをダブルクリックして要素を[デザイン]タブに追加することも可能です。
 アイコンをダブルクリックして要素を[デザイン]タブに追加することも可能です。
これはクエリデザイナによってクエリを作成する際の最初の手順です。データベース要素を[デザイン]タブに追加すると、SQLクエリが生成されます。
クエリデザイナには、クエリを生成するためのツールがいくつか用意されています。[クエリツール]セクションは、[デザイン]タブ、[SQL]タブ、各種ツールバーボタンの3つの主要な領域に分かれています。
[デザイン]タブ
[デザイン]タブは、クエリをセットアップする領域です。生成したいSQLクエリの設定に用いるビジュアルインタフェースを提供しています。
データベースビューから選択したフィールド、テーブル、またはその他の要素が表示されます。[選択したフィールド]パネルの各フィールドには、編集可能なオプションのセットが個別に割り当てられています。
| オプション | 説明 | 
|---|---|
| 出力する | このフィールドを結果セットに含めるかどうかを決定するチェックボックスです。このチェックボックスは、フィールドを[選択したフィールド]パネルに追加したときに自動でチェックされます。チェックを外した場合は、そのフィールドは[結果]パネルに表示されません。 | 
| テーブル | 選択したフィールドが属するテーブルの名前が表示されます。 | 
| 別名 | フィールドの別名を指定することができます。 | 
| 集計 | フィールドにグループ化または集計を適用します。集計(式)は、計算の実行、コントロールの値の取得、規則の定義、計算フィールドの作成、レポートのグループレベルの定義に使用します。 
 | 
| ソート | 所定の順序(昇順、または降順)でデータを並べ替えます。 | 
| ソート順 | 複数のフィールドで並べ替える場合に、ユーザーが並べ替えの順序を設定することができます。 | 
| 抽出条件 | 列データのフィルタリング条件を設定することができます。WHERE句を使用すると、他の無関係なデータを除いた限定的なデータをテーブルから取得することができます。 | 
|  | メモ: [選択したフィールド]パネルにテーブルを追加すると、そのテーブルにあるすべてのフィールドがクエリに追加されます。これにより、Select * from Customersのようなクエリを取得します。 | 
[テーブルとリレーションシップ]パネルには、[選択したフィールド]パネルにあるフィールドが属するすべてのテーブルの一覧が表示されます。[選択したフィールド]パネルに複数のテーブルからのフィールドが含まれている場合は、2つのテーブル間のリレーションを示すため、関連するテーブルの名前の下に[リレーション]ボタンが表示されます。
            
            [テーブルとリレーションシップ]パネルには、テーブルごとに以下のオプションがあります。
| オプション | 説明 | 
|---|---|
| テーブル | [選択したフィールド]パネルにあるフィールドが属するすべてのテーブルの名前が表示されます。 | 
| 別名 | テーブルの別名を指定することができます。 | 
[SQL]タブ
    [SQL]タブには、現在のクエリのSQL文が表示されます。ユーザーは[SQL]タブで直接クエリを編集することができます。
[SQL]タブに切り替えると、自動的にクエリが正しい構文で書式設定され、キーワードが強調表示されます。
[SQL]タブでは以下のことが可能です。
ツールバーボタン
| オプション | 説明 | 
|---|---|
| [重複項目を排除する] | [重複項目を排除する]チェックボックスは、SELECT文の結果セットから重複を排除する場合に使用します。このチェックボックスをオンにすると、重複しない値のみが表示されます。 | 
| 実行 | クエリを実行して結果を[結果]パネルに表示します。 | 
| 保存 | クエリを[データセット]ダイアログに保存します。 | 
| クリア | クエリデザイナのすべてのパネルをクリアします。[SQL]タブも一緒にクリアされます。 | 
[クエリツール]セクションの右上隅にあるドロップダウンには、以下の2つのオプションがあります。
クエリデザイナで設定されたクエリの結果が表示されます。
必要なフィールド、またはテーブルを[選択したフィールド]パネルに追加してからクエリデザイナツールバーの[実行]ボタンをクリックすると、このパネルに結果が表示されます。