PowerTools ActiveReports for .NET 11.0J > ActiveReportsユーザーガイド > 概念 > セクションレポートの概念 > データ連結 > 計算フィールド |
アンバウンドフィールドでは、プログラマがアンバウンドフィールドを定義して、任意の値をレポート上に出力できることを解説しました。しかし「金額=単価×数量」のような簡単な計算が目的の場合、コード上でアンバウンドフィールドを定義したり、計算を行うことは、少々面倒な作業です。このような時は、計算フィールドを使用することをお勧めします。計算フィールドは、GUI操作で定義できる簡易的なアンバウンドフィールドです。
レポートエクスプローラからGUI操作により作成します。FieldTypeプロパティを設定し、Formulaプロパティに式を記入します。このとき、式中では、既存のバウンドフィールドを使用できます。計算フィールドをレポートデザイナ上にドロップすると、自動的にこのフィールドとバインドされたTextBoxが生成されます。一度作成した計算フィールドは、その他のバウンドフィールド同様、既存のレポートコントロールのDataFieldプロパティにセットすることができます。
レポートエクスプローラの使い方は「レポートエクスプローラ」を、Formulaプロパティへの式の記述方法は「フィールド式を追加する」を参照してください。