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BandedListデータ領域はフリーフォームのバンドのコレクションです。BandedListはデフォルトとして[Header]、[Footer]、[Details]の3つのバンドで構成されています。[Details]バンドは、データのレコード件数分繰り返し出力され、[Header]と[Footer]は、BandedListの最初と最後に出力されます。
BandedListで使用することができる主なプロパティを以下に説明します。
BandedListのプロパティ
プロパティ | 解説 |
---|---|
DataSetName | BandedListに出力するデータセットを指定します。 |
KeepTogether |
「True」にした場合、BandedListの途中で改ページを行いません。BandedListが複数ページにまたがる場合は、出力前に改ページされます。 |
OverflowName | データ領域に収まりきらない(オーバーフローする)データを出力するOverflowPlaceHolderコントロールの名前を指定します。 |
バンドのプロパティ
プロパティ | 解説 |
---|---|
CanGrow | 「True」にした場合、出力するデータに合わせてバンドの高さを拡大します。 |
CanShrink | 「True」にした場合、出力するデータに合わせてバンドの高さを縮小します。 |
KeepTogether | 「True」にした場合、バンドの途中で改ページを行いません。バンドが複数ページにまたがる場合は、出力前に改ページされます。 |
PageBreakAtEnd | 「True」にした場合、バンドの出力後に改ページを行います。 |
PageBreakAtStart | 「True」にした場合、バンドの出力前に改ページを行います。 |
RepeatOnNewPage | HeaderまたはFooter専用のプロパティです。「True」にした場合、BandedListが複数ページにまたがる場合は、各ページにHeader、またはFooterを出力します。 |
BandedListでは、グループヘッダとグループフッタバンドも追加することができます。このバンド内に配置するレポートコントロールはグループインスタンスごとに表示されます。また、グループをネストすることも可能で、RDLレポートでは、ヘッダやフッタのバンドに他のデータ領域をネストすることができます。BandedListでのグルーピングは、Tableデータ領域の場合と同様の処理を行います。各グループでグルーピング式の設定が可能で、グループをソートすることも可能です。
注意: BandedList自体にデータのソート機能は用意されていません。ソート処理はクエリの段階で行う必要があります。 |
BandedListデータ領域のプロパティは、プロパティ設定ダイアログで設定することができます。このダイアログを表示するには、レポート上のBandedListデータ領域を選択した状態で、[プロパティ]ウィンドウ内にある[プロパティ設定ダイアログ]のリンクをクリックします。表示される[BandedList]ダイアログが、BandedListデータ領域のプロパティ設定ダイアログにあたります。
[BandedList]ダイアログでは、以下の各ページを使用してBandedListデータ領域のプロパティを設定することができます。
メモ: プロパティの多くに用意されている<式...>オプションをクリックすると、[式エディタ]ダイアログが表示されます。このダイアログでは、値を決定する式を作成することができます。 |
[全般]
[名前]: まだレポートに使用されていない一意のBandedListの名前を入力します。
[ツールヒント]: 実行時にユーザーがポインタをBandedList上でホバーさせた時に表示させる値、または式を入力します。
[データセット名]: BandedListに関連付けるデータセットを選択します。コンボボックスには、レポートのデータセットコレクションにあるすべてのデータセットが表示されます。
[グループ毎にページ番号を設定]: データ領域毎にページ番号を出力するかどうかを設定します。
[ヘッダ/フッタ]: 以下の任意オプションを選択します。
[表示]
デフォルト設定では、レポートの実行時にBandedListは表示されますが、BandedListを非表示にしたり、ある条件を満たした場合のみ非表示にする、または別のレポートアイテムで表示を切り替えることが可能です。
[レポートの初期実行時]
[次のレポートアイテムでの表示の切り替えを可能にする]: 他のレポートアイテムにトグルを表示するには、このチェックボックスをオンにします。ドロップダウンが有効になり、BandedListの表示の切り替えに使用するTextBoxコントロールを指定します。ユーザーがトグルをクリックすると、BandedListを表示、または非表示にすることができます。
[ナビゲーション]
[見出しマップラベル]: 目次(見出しマップ)でこのアイテムを表すためのラベルとして使用する式を入力します。
[ブックマークID]: BandedListデータ領域の位置を示すIDを入力します。[ブックマークに移動]アクションと組み合わせて使用することにより、別のレポートコントロールからこの項目にリンクできます。
[グループ]
[追加](+)ボタンをクリックしてBandedListに新しいグループを追加し、[削除](×)ボタンを使用して削除することができます。1つ、または複数のグループを追加した後、矢印ボタンを使用して順序を変更することができます。次のタブで各グループの情報を設定することができます。
[全般]
[名前]: まだレポートに使用されていない一意のグループの名前を入力します。このプロパティは、[グループ化の条件]の[式]が設定されるまで設定することができません。
[グループ化の条件]: データをグループ化するために使用する式を入力します。
[見出しマップラベル]: 目次(見出しマップ)でこのアイテムを表すためのラベルとして使用する式を入力します。
[親グループ]: 再帰階層の場合使用します。親グループとして使用する式を入力します。
[フィルタ]
コレクションに新しいフィルタを追加するには、次の3つの値を設定する必要があります。
式: フィルタリングに使用する式を入力します。
演算子: フィルタリングの方法を次の演算子から選択します。
値: 選択された演算子に基づいて左側の式と比較する値を入力します。Between演算子を選択した場合、2つの値ボックスが有効になります。In演算子を選択した場合、多くの値を入力することができます。
[並べ替え]
[追加](+)ボタンをクリックして並べ替えの新しい式を入力し、[削除](×)ボタンを使用して削除します。
[式]: グループ内のデータを並べ替えるために式を入力します。
[方向]: 昇順、または降順を選択します。
[表示]
デフォルト設定では、レポートの実行時にグループは表示されますが、グループを非表示にしたり、ある条件を満たした場合のみ非表示にしたり、または別のレポートアイテムでの表示の切り替えなどが実現できます。
[レポートの初期実行時]
[次のレポートアイテムでの表示の切り替えを可能にする]: 他のレポートアイテムにトグルを表示するには、このチェックボックスをオンにします。ドロップダウンが有効になり、グループの表示を切り替えるためのレポートコントロールを指定します。ユーザーがトグルをクリックして、グループを表示、または非表示にすることができます。
[データ出力]
[要素名]: このグループのXML出力に使用する名前を入力します。
[コレクション]: このグループのすべてのインスタンスのコレクションのXML出力に使用する名前を入力します。
[出力]: XML出力にこのグループを含めるかどうかを決定するため、[はい]、または[いいえ]を選択します。
[レイアウト]
[先頭で改ページする]: グループの前に改ページを行います。
[末尾で改ページする]: グループの後に改ページを行います。
[グループヘッダを含める]: グループヘッダバンド(デフォルトで選択されている)を追加します。
[グループフッタを含める]: グループフッタバンド(デフォルトで選択されている)を追加します。
[グループヘッダを繰り返す]: ページごとにグループヘッダバンドを繰り返します。
[グループフッタを繰り返す]: ページごとにグループフッタバンドを繰り返します。
[グループ毎にページ番号を設定]: データ領域毎にページ番号を出力するかどうかを設定します。
[可能な限り1ページに収める]:
[ヘッダ行のみの出力を防止する]:
[グループフッタのみのページの出力を防止する]:
[フッタバンドを各ページの下部に印刷する]:
[フィルタ]
コレクションに新しいフィルタを追加するには、次の3つの値を設定する必要があります。
式: フィルタリングに使用する式を入力します。
演算子: フィルタリングの方法を次の演算子から選択します。
値: 選択された演算子に基づいて左側の式と比較する値を入力します。Between演算子を選択した場合、2つの値ボックスが有効になります。In演算子を選択した場合、多くの値を入力することができます。
[データ出力]
[BandedList]ダイアログの[データ出力]ページでは、XMLにエクスポートするときに次のプロパティを制御することができます。