GrapeCity ActiveReports for .NET 12.0J
ドリルダウンレポートの作成

ページレポート/RDLレポートでは、データ領域、レポートコントロール、TableまたはTablixの行と列のグループを折りたたむことができ、ユーザーが特定のデータのみを表示することができます。

アイテムを折りたたむには、[プロパティ]ウィンドウまたは[プロパティ設定ダイアログ]から[表示]オプションを設定します。レポートコントロールの初期表示を[非表示]にして、ユーザーが他のレポートコントロール(通常はTextBox)をクリックすると、表示を切り替えるように設定することができます。

実行時に初期表示のレポートでは、切り替え可能なアイテムに「+」記号が表示され、これをクリックすることで詳細なデータを表示することができます。以下の手順は、ドリルダウンレポートを設定する方法について説明します。

  1. Visual Studioのツールボックスから、TextBoxコントロールとTableデータ領域をデザイナ面上に配置します。
  2. TextBoxコントロールは、レポートのヘッダとして表示されるように配置します。
  3. レポートエクスプローラからデータセットのノードを展開し、Tableデータ領域の詳細行にフィールドをドラッグします。これによりTableのヘッダ行に静的なラベルが表示され、また詳細行に式が追加されます。
  4. デザイナ面上でTableデータ領域を選択した状態で、[プロパティ]ウィンドウの下部にあるコマンドから[プロパティ設定ダイアログ]リンクをクリックします。これは、選択したコントロールのダイアログを開くためのコマンドです。詳細については、「[プロパティ]ウィンドウ」を参照してください。
  5. [Table]ダイアログの[表示]ページへ移動し、[表示の初期設定][非表示]に設定し、[次のレポートアイテムでの表示の切り替えを可能にする]オプションの横にあるチェックボックスを選択します。
  6. 表示されるドロップダウンリストから、手順1で追加したTextBoxを選択します。これによりTextBoxを使ってTableのアイテムの表示を切り替えて、詳細情報を表示することができるようになります。
  7. [OK]をクリックしてダイアログを閉じます。

レポートを表示すると、TextBoxの左側に「折りたたみ/展開」のアイコンが表示されます。

アイコンをクリックし、非表示のデータを表示します。

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