GrapeCity ActiveReports for .NET 12.0J
レポートテンプレートの継承
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セクションレポートでは、基本クラスを作成し、そのレポートを他のレポートで継承可能なテンプレートとして使用することができます。各レポートに共通する機能(たとえば、同一のページヘッダとフッタ)を実装する場合は、共通項目を親レポートに作成し、他のレポートに継承します。継承の方法には「レポートデザイン時の継承」と「レポート実行時の継承」の2通りがあります。

レポートデザイン時の継承

下記のふたつのドロップダウンセクション(『親レポートを作成する』『親レポートのレイアウトを継承する』)で、デザイン時にレポートを継承する方法を示します。ここでは、親レポート(BaseReport)と親レポートを継承した子レポート(DerivedReport)の2つをプロジェクトに追加しています。以下の手順により、親レポートのページヘッダとページフッタのデザイン情報を、子レポートに引き継ぐことができます。

レポート実行時の継承

各レポートに共通するプロパティやメソッドを実装した基本クラスを作成し、このクラスを継承することができます。詳細については、「継承 サンプル」を参照してください。

注意:

  • 親レポートと継承した子レポートで同じのコントロール名がある場合、プロジェクトをコンパイルして実行することは可能ですが、レイアウトを保存することはできません。
  • Detailセクションのデザイン情報を継承することはできません。
  • 静的な情報のみ継承可能です。たとえば、PageHeaderやGroupHeaderなどに配置したコントロールをデータソースの内容に応じて動的に変更するような場合には、レポートデザイン時の継承は利用することができません。

親レポートを作成する

親レポートのレイアウトを継承する

 

 


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