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ActiveReports for .NETでは、ReportInfoコントロールを使用して、簡単にページ番号、ページ数、レポートの日付を表示することができます。ReportInfoコントロールは、定義済みのFormatStringオプションを選択することができるテキストボックスです。レポート全体や、指定したグループのページ数のカウントを設定することができます。
文字列を選択、編集することで、定義済みの値をカスタマイズすることができます。たとえば、ReportHeaderセクションの総ページ数を表示したい場合、次のような値を入力することができます。
Total of {PageCount} pages
注意: CacheToDiskプロパティを使用した大容量レポートの場合に、ページ数をヘッダセクションで設定すると、描画速度やメモリに悪影響を及ぼす可能性があります。 また、次のセクションのページ数が決定するまでヘッダの描画が遅れるので、CacheToDiskによる最適化を実行することができません。この概念の詳細については、「セクションレポートの最適化」を参照してください。 |
書式文字列の作成の詳細については、「日付、時刻、数字の書式」を参照してください。
主なプロパティ
プロパティ | 解説 |
---|---|
FormatString | 使用する書式を取得、または設定します。 |
Style | コントロールのスタイル文字列を取得、または設定します。このプロパティは、FontやForeColorプロパティでの設定を反映します。 |
SummaryGroup | グループごとにページ数を表示する場合に、ページ数をリセットするために使用するグループヘッダセクションの名前を取得、または設定します。 |
[ツールボックス]から[ReportInfo]コントロールをレポートに配置します。
ReportInfoコントロールを選択した状態で、[プロパティ]ウィンドウでFormatStringプロパティの定義済みの値の一覧をドロップダウンダウンで表示し、要求を満たす値を選択します。
ReportInfoの各プロパティは、プロパティ設定ダイアログで設定することができます。このダイアログを表示するには、レポート上でReportInfoコントロールを選択した状態で、[プロパティ]ウィンドウの下部にあるコマンドから「プロパティ設定ダイアログ」のリンクをクリックします。表示される[ReportInfo]ダイアログが、ReportInfoコントロールのプロパティ設定ダイアログにあたります。
[ReportInfo]ダイアログでは、以下の各ページでReportInfoコントロールのプロパティを設定することができます
[全般]
[名前]: まだレポートで使用されていない一意なReportInfoの名前を入力します。この名前は[レポートエクスプローラ]内、およびXML出力時に表示されます。
[タグ]: ReportInfoコントロールに付随させる文字列を入力します。コード上でこのプロパティにアクセスするとオブジェクトとして認識されますが、[プロパティ]ウィンドウ、[プロパティ設定ダイアログ]では文字列となります。
[表示する]: コントロールを非表示するには、このチェックボックスを外します。
[外観]
[背景色]: コントロールの背景に使用する色を設定します。
[フォント]
[名前]: フォントファミリ名、またはフォントのテーマを選択します。
[サイズ]: フォントサイズをポイント単位で選択します。
[スタイル]: 「Normal」か「Italic」を選択します。
[太さ]: 「Normal」か「Bold」を選択します。
[色]: テキストの色を選択します。
[文字飾り]: チェックボックスで「下線」か「取り消し線」を選択することができます。
[GDI文字セット]: 使用するGDI文字セットを示す値を入力します。有効値の一覧は、MSDNの「Font.GDICharSetプロパティ」を参照してください。
[GDI縦書きフォント]: このチェックボックスでは、このフォントがGDI縦書きフォントから派生したフォントであるかどうかを選択することができます。
[書式]
[書式]: フォーマット化されたページ数や日付を選択し、コントロールに表示します。フォーマット化されたページ数、および日付と並べて表示するテキストの変更や追加にもこのボックスを使用します。
[複数行を表示]: このチェックボックスを選択すると、コントロールに複数行を表示することができます。
[コントロールに合わせて拡大する]: このチェックボックスを選択すると、CanGrowプロパティを「True」に設定することができます。
[コントロールに合わせて縮小する]: このチェックボックスを選択すると、CanShrinkプロパティを「True」に設定することができます。
[右から左]: テキストを右から左に表示するには、このチェックボックスを選択します。
[配置]
[縦位置]: 「Top」、「Middle」、「Bottom」の値から選択します。
[横位置]: 「Left」、「Center」、「Right」、「Justify」の値から選択します。
[折り返し]: 「NoWrap」、「WordWrap」、「CharWrap」から値を選択し、テキストを折り返すかどうか、またはその方法を指定します。
[集計]
[集計グループ]: レポートのグループヘッダセクションを選択し、「PageCount」を使用する場合、対象のグループごとのページ数を表示します。
[集計方法]: 「None」、「Group」、「All」の値を選択して集計値を表示します。