サブレポートのShowParameterUIプロパティが「True」に設定されている場合、親レポートでパラメータの値を指定しても、サブレポートが読み込まれる際にパラメータのダイアログが表示されます。

これは、設計時に［プロパティ］ウィンドウ、または、実行時にReportStartイベントでShowParameterUIプロパティを「False」に設定することで、こ のダイアログの表示を無効にできます。※ShowParameterUIプロパティは、デフォルトでTrueに設定されています。

ActiveReportsでは、レポートに設定されたプリンタのプリンタドライバ情報を参照して、余白や用紙サイズなどがサポートされているかどうかを確認します。プリンタでサポートされていない用紙サイズの場合は、デフォルトの用紙サイズが使用されます。

エクスポート、または、プレビューの際に、プリンタドライバにサポートされていないカスタム（ユーザー定義のサイズ）用紙サイズを使用するには、 PrinterNameプロパティに空文字列を設定することで、ActiveReportsの仮想プリンタを使用できます。仮想プリンタを設定すると、デフォルトのプリンタドライバは参照されません。

以下のサンプルコードは、仮想プリンタを使用して用紙サイズを設定する方法を説明しています。

Visual Basic

Me.Document.Printer.PrinterName = ""

C#

this.Document.Printer.PrinterName = "";

PaperHeightおよびPaperWidthプロパティを設定する前に、PaperKindプロパティを「Custom」に設定する必要があります。

Visual Basic

Me.PageSettings.PaperKind = Drawing.Printing.PaperKind.Custom 
Me.PageSettings.PaperHeight = 2 
Me.PageSettings.PaperWidth = 4 

C#

this.PageSettings.PaperKind = Drawing.Printing.PaperKind.Custom;
this.PageSettings.PaperHeight = 2; 
this.PageSettings.PaperWidth = 4; 

カスタム（ユーザー定義）用紙サイズが複数ある場合は、正しい用紙サイズが適用されない可能性があります。

PaperKind プロパティを設定するとともに、PaperName プロパティに一意の文字列を指定することで、用紙サイズを正しく識別できます。

Visual Studioでは、コードベースのアプリケーションを操作すると、コード生成エラーが表示されます。

これは、Visual Studioのキャッシュの問題に関連して発生します。

この事象を回避するには、下記の何れかの方法を使用してください。

1. Visual Studioのキャッシュを削除します。
   • C:\Users\［ユーザー名］\AppData\Local\Microsoft\VisualStudio\［バージョン番号］\ProjectAssembliesフォルダを削除します。
2. Visual Studioの設定をリセットします（詳細については、こちらを参照してください）。たとえば、Visual Studio 2019の場合は、以下の設定を行います。
   • コマンドプロンプトを起動します。
   • C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2019\Professional\Common7\IDEフォルダに移動します。
   • devenv/resetsettingsを実行します。