WebViewerコントロールは、Webアプリケーション上でレポートを表示するための機能です。
WebViewerには3種類の表示形式が用意されています。これらの表示形式は、WebViewerコントロールのViewerTypeプロパティで設定します。
- HtmlViewer(既定値): レポートを1ページごとのHTMLページで表示します。ページ上にはページ移動用のツールバーや検索用のサイドバーなどが表示されます。詳細については「HTMLビューワの使用」を参照してください。
- RawHTML: レポート全体を単一のHTMLページで表示します。
- AcrobatReader: Adobe Readerで表示可能なPDFドキュメントとして出力を返します。OnlyForPrintプロパティを設定することでプレビューなしの直接印刷も可能です。詳細については、「JSビューワでの印刷」を参照してください。クライアントにはAdobe Readerが必要です。
WebViewerでは、RDLレポートを、通常モード、あるいは、ゲラモードの2種類でレンダリングできます。ゲラモードを使うと、RDLレポートを単一ページで表示できます。RenderModeプロパティを「Galley」に設定することで、ゲラモードで表示できます。
メモ: WebViewerコントロールとJSビューワは、IISのマネージパイプラインモードが統合モードの場合のみサポートされます。クラシックモードで使用する場合は、PlatformNotSupportedException例外が発生します。
WebViewerコントロールの使用方法
- Visual Studioで、「ASP.NET Webアプリケーション(.NET Framework)」を作成します。
- GrapeCity.ActiveReports.Web.jaパッケージをインストールするには、[ツール]>[NuGet パッケージ マネージャー]>[ソリューションの Nuget パッケージの管理]メニュー コマンドの順に選択し、[参照]タブでパッケージを検索してインストールします。
- [ソリューションエクスプローラー]で、プロジェクトを右クリックし、[追加]>[新しい項目]を選択します。
- Webフォームを選択し、[追加]をクリックします。
- 追加されたWebFormの[デザイン]タブに移動し、デザイナにWebViewerコントロールをドラッグ&ドロップします。
メモ: WebViewerコントロールにレポートを表示するためには、Global.asaxのイベントでUseReportingメソッドを呼び出す必要があります。このコードは、WebViewerコントロールをドラッグ&ドロップすると、自動で追加されます。