GrapeCity ActiveReports for .NET 14.0J
HTTPハンドラ
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ActiveReports .NET Professionalでは、HttpHandlerコンポーネントを構成し、ASP.NET Webサイトフォルダに配置されているレポートを自動的に処理することができます。このコンポーネントは、HTML、およびPDFファイル形式でのレポートの配布を容易にする機能を提供します。構成ユーティリティを用いてHttpHandlerコンポーネントをIISとASP.NETに登録し、Webサイトフォルダにレポートを追加するだけで、ファイルを配布することができます。ActiveReports for .NETは次の2種類のHTTPハンドラを用意しています。

RPX/RDLXハンドラ(.rpx、.rdlx)

RPX/RDLXハンドラはActiveReportsのレイアウトファイルからレポートを処理して出力します。 ASP.NETは、.rpx拡張子、または.rdlx拡張子への要求があると、サーバーがハンドラを起動させ、レポートを指定した形式に出力します。レポートの実行に必要なファイルは、RPX/RDLXファイルとハンドラの設定を記述したweb.configファイルのみです。

コンパイルされたレポートのHTTPハンドラ

Web上のActiveReportsのハイパーリンクから、アセンブリでコンパイルされたレポートをHTML形式、またはPDF形式で表示、印刷することができます。クライアントから.NETアセンブリにコンパイルされているレポートファイルに対する要求があると、サーバーではこのアセンブリからレポートをロードして実行し、指定した形式にエクスポートします。

メモ: HTTPハンドラでページレポート/RDLレポートをPDF形式で出力する場合、PDF描画拡張機能が使用されます。ただし、Grapecity.ActiveReports.configファイル(..\ActiveReportsNET14\Grapecity.ActiveReports.config)のUsePdfExportFilterプロパティを「True」に設定し、対象のWebアプリケーションのルートフォルダに配置することによって、エクスポートフィルタを使用するように方式を変更することができます。