Listデータ領域は、同データ領域に含んでいるレポートコントロールについて、データセットのすべてのレコードを表示します。Listデータ領域はフリーフォームなので、他のデータ領域とは異なり、レポートコントロールを任意の場所にレイアウトすることができます。
List内のグループ化は詳細行で行われます。
Listデータ領域の各プロパティは、プロパティ設定ダイアログで設定することができます。このダイアログを表示するには、レポート上のListデータ領域を選択した状態で、[プロパティ]ウィンドウ内にある[プロパティ設定ダイアログ]のリンクをクリックします。表示される[List]ダイアログが、Listデータ領域のプロパティ設定ダイアログにあたります。
[List]ダイアログでは、以下の各ページを使用してListデータ領域のプロパティを設定することができます。
メモ: プロパティの多くに用意されている<式...>オプションをクリックすると、[式エディタ]ダイアログが表示されます。このダイアログでは、値を決定する式を作成することができます。
[全般]
[名前]: まだレポートに使用されていない一意のList名前を入力します。この名前はコード内で呼び出すことができます。
[ツールヒント]: HTMLレポートでTITLE属性やALT属性を表示するために使用されるレポートアイテムのテキストラベル。
[データセット名]: Listと関連付けるデータセットを選択します。このドロップダウンリストには、レポートのデータセットコレクションにあるすべてのデータセットが表示されます。
[グループ毎にページ番号を設定]: データ領域毎にページ番号を出力するかどうかを設定します。
[詳細行のグループ化]
詳細行のグループ化は、重複値を表示したくない場合に便利です。詳細行のグループ化を設定すると、グループが変更された場合にのみ表示します。
例えば、NorthwindデータベースのCustomersテーブルを使用する場合、詳細行のグループ化を設定しないで国のリストを作成すると、国名は各データに対して表示されます。一方、詳細行のグループ化を「=Fields!Country.Value」と設定した場合、国名は一度しか表示されません。
Listダイアログの[詳細行のグループ化]のページには、以下のページタブが含まれます。
[全般]
[名前]: まだレポートに使用されていない一意のListの名前を入力します。このプロパティは、[グループ化の条件]の[式]を入力しないと設定することができません。
[グループ化の条件]: データをグループ化するために使用する式を入力します。
[見出しマップラベル]: 目次(見出しマップ)でこのアイテムを表すためのラベルとして使用する式を入力します。
[親グループ]: 再帰階層の場合に使用します。親グループとして使用する式を入力します。
[フィルタ]
コレクションにフィルタを追加するには、次の3つの値を設定する必要があります。
式: フィルタリングに使用する式を入力します。
演算子: フィルタリングの方法を次の演算子から選択します。
値: 選択された演算子に基づいて左側の式と比較する値を入力します。Between演算子を選択した場合、2つの値ボックスが有効になります。In演算子を選択した場合、多くの値を入力することができます。
[並べ替え]
[追加](+)ボタンをクリックして並べ替えの新しい式を入力します。また、[削除](X)ボタンを使用して削除します。
[式]ボックスに、グループ内にデータの並べ替えに使用する式を入力します。また、[方向]オプションで並べ替えの方法を「昇順」または「降順」に設定します。
[データ出力]
[要素名]: このグループのXML出力に使用する名前を入力します。
[コレクション]: このグループのすべてのインスタンスのコレクションのXML出力に使用する名前を入力します。
[出力]: XML出力にこのグループを含めるかどうかを設定します。
[レイアウト]
[先頭で改ページする]: グループの前に改ページを挿入します。
[末尾で改ページする]: グループの後に改ページを挿入します。
[グループ毎にページ番号を設定]: データ領域毎にページ番号を出力するかどうかを設定します。
[表示]
[レポートの初期実行時]
[次のレポートアイテムでの表示の切り替えを可能にする]: 他のレポートコントロールを使用して表示を切り替えるには、このチェックボックスをオンにします。ドロップダウンが有効になり、Listの表示を切り替えるためのTextBoxコントロールを指定します。プレビュー時に、指定したレポートコントロールに隣接して表示されるトグルボタンをクリックすることにより、表示を切り替えることができます。
[ナビゲーション]
[見出しマップラベル]: 目次(見出しマップ)でこのアイテムを表示するためのラベルとして使用する式を入力します。
[ブックマークID]: Listコントロールの位置を示すIDを入力します。[ブックマークに移動]アクションと組み合わせて使用することにより、他のレポートコントロールからこの項目にリンクすることができます。
[フィルタ]
コレクションに新しいフィルタを追加するには、次の3つの値を設定する必要があります。
式: フィルタリングに使用する式を入力します。
演算子: フィルタリングの方法を次の演算子から選択します。
値: 選択された演算子に基づいて左側の式と比較する値を入力します。Between演算子を選択した場合、2つの値ボックスが有効になります。In演算子を選択した場合、多くの値を入力することができます。
[並べ替え]
追加(+)ボタンをクリックして並べ替えの新しい式を入力します。また、削除(X)ボタンを使用して削除します。
[式]ボックスに、グループ内でデータの並べ替えに使用する式を入力します。また、[方向]オプションで並べ替えの方法を「昇順」、または「降順」に設定します。
[データ出力]
[要素名]: このListをXML出力に使用する場合の名前を入力します。
[出力]: XML出力にこのListを含めるかどうかを決定するため、[自動]、[はい]、[いいえ]のいずれかを選択します。[自動]を選択すると、Listの内容がエクスポートされます。
[インスタンス要素名]: このListのインスタンスのコレクションのXML出力に使用する名前を入力します。詳細行のグループ化を指定している場合は、この名前は無視されます。
[インスタンス要素の出力形式]: XML出力にこのListを含めるかどうかを決定するため、[自動]、[はい]、[いいえ]のいずれかを選択します。詳細行のグループ化を指定している場合は、この名前は無視されます。