Windowsのフォントシステムでは、表示したい字体(グリフ)が指定したフォントに含まれない場合、代替フォントを利用する仕組みが提供されています。このため、たとえば、本来MSゴシックには含まれないはずのハングル文字であっても、MSゴシックを指定したTextBoxに表示されます。
ActiveReportsのPDFエクスポートは、上述の仕組みを利用することで、マルチランゲージの出力に対応します。
マルチランゲージ機能により、1つのコントロールに含まれる文字表示に複数のフォントが必要な場合でも、文字を表示することができます。この結果、たとえば、MSゴシックを指定したTextBoxにハングル文字が含まれていても、PDFエクスポートでハングル文字を表示することができます。
指定したフォントにグリフが存在しない場合、ActiveReportsは以下の優先順でグリフを検索し、PDFに表示します。
Standardでは1つのコントロール内に指定できるフォントは1つのみです。指定したフォントに含まれないグリフは、PDFに表示されません。