GrapeCity ActiveReports for .NET 14.0J
レイヤーの操作
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レイヤーを操作するときは、[レイヤー一覧]ウィンドウを使用します。このウィンドウでは、レポートへのレイヤーの追加や削除といったデザイン時の基本的な機能が使用できます。また、一連の組み込みプロパティを使用してデザイン時に各レイヤーの設定を変更することもできます。

レイヤー一覧の使用

[レイヤー一覧]ウィンドウには、レポートに含まれているレイヤーの一覧と各レイヤーの表示/非表示およびロックオプションが表示されます。レイヤーを追加または削除したり、指定したレイヤーを最前面または最背面に送ることもできます。

[レイヤー一覧]ウィンドウでは、

レイヤー一覧の表示/非表示

ActiveReportsをシステムにインストールすると、Visual Studioツールバーに[レイヤー一覧]ボタンが自動的に追加され、毎回新しいアプリケーションを作成するときにこのボタンが表示されます。

  1. Visual Studioツールバーを右クリックして[ActiveReports 14.0J]を選択し、レポートデザイナツールバーを表示します。詳細については、「ツールバー」を参照してください。
  2. レポートデザイナツールバーで、[レイヤー一覧]ボタンをクリックします。[レイヤー一覧 14.0J]ウィンドウが表示されます。
  3. [レイヤー一覧]ボタンをもう一度クリックすると、レイヤー一覧 14.0J]ウィンドウが非表示になります。

メモ:

レイヤーの追加

レポートを作成すると、"default"という名称の既定レイヤーがレイヤー一覧に自動的に追加されます。

 

  1. レポートで、レイヤーを追加するページを選択します。
  2. [レイヤー一覧]ツールバーで、[新規]ボタンをクリックします。
  3. "Layer1"という名前の新しいレイヤーがレポートとレイヤー一覧に追加されます。

レイヤーの削除

既定レイヤーを除くすべてのレイヤーは削除できます。

 

  1. レイヤー一覧で、削除するレイヤーを選択します。
  2. [レイヤー一覧]ツールバーで[削除]ボタンをクリックして、選択したレイヤーを削除します。

これにより、選択したレイヤーとそのレイヤーに配置されたコントロールがレポートとレイヤー一覧から削除されます。

最前面/最背面への移動

[最背面へ移動]ボタンまたは[最前面へ移動]ボタンを使用すると、選択したレイヤーに配置されたコントロールのグループを他のレイヤー上のコントロールの前面、または背面に移動することができます。


  1. レイヤー一覧で、順序を設定するレイヤーを選択します。
  2. [レイヤー一覧]ツールバーで[最前面へ移動]または[最背面へ移動]ボタンをクリックして、レイヤーに配置されたコントロールを最前面または最背面に移動します。

レイヤーのプロパティの使用

レイヤー一覧からレイヤーを選択すると、[プロパティ]ウィンドウで以下のプロパティにアクセスできます。

プロパティ 説明
DesignerLock True/False

レイヤーに配置されたコントロールをロック、またはロック解除します。

ロックされたレイヤーのデザイナ面に配置されたコントロールは、キーボードまたはマウスによって移動またはサイズ変更できません。その他の編集機能(切り取り、コピー、貼り付け)とコントロールの追加または削除は可能です。

このプロパティは、レイヤー一覧の[ロック]チェックボックスを使用して設定することもできます。

DesignerTransparency 0~1 レイヤー上のコントロールの透明度をデザイン時に0~1の値に設定します。透明度が1に設定されたレイヤーはデザイナ上で見えなくなります。
DesignerVisible True/False

レイヤーに配置されたコントロールがデザイナに表示されるかどうかを指定します。

このプロパティは、レイヤー一覧の[表示]チェックボックスを使用して設定することもできます。

Name レイヤー名(文字列)

レイヤーの名前を設定します(既定レイヤーを除く)。

TargetDevice None、Screen、Paper、Export、All

選択したターゲットに基づいて、レイヤーに配置されたコントロールの可視性を指定または制限します。

  • None: レイヤーはどのターゲットデバイスにも表示されません。
  • Screen: レイヤーはビューワに表示されます。
  • Paper: レイヤーは印刷時に表示されます。
  • Export: レイヤーはエクスポート時に表示されます。
  • All: レイヤーはすべてのターゲット(すなわち、Screen、Paper、Export)に表示されます。

TargetDeviceの指定によって出力がどのようになるかについては、「出力デバイスの切り替え」を参照してください。

 

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