GrapeCity ActiveReports for .NET 14.0J
画像の操作
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Imageレポートコントロールは、レポートの埋め込み画像、Visual Studioプロジェクトに追加した画像、データベースに保存した画像、URLから取得した画像を表示します。Imageレポートコントロールをレポートに配置した後は、[プロパティ]ウィンドウのSourceプロパティで画像のソースを選択することができるようになります。

画像をレポートに埋め込む

埋め込み画像を使用すると、複数のプロジェクト間でレポートを使用する際にも画像を一括で配置、管理することができるようになります。注意点としては、大きなサイズの画像を使用すると、レポートのサイズも大きくなることが挙げられます。

  1. [レポート]メニューで[画像の埋め込み]オプションを選択します。
  2. [イメージ]欄をクリックして表示される<...>ボタンをクリックし、ローカルパスにある画像を参照します。[名前][Mimeタイプ]の欄は自動で記入され、画像の詳細はレポート定義ファイルに保存されます。
  3. Imageコントロールを選択し、[プロパティ]ウィンドウでSourceプロパティを「Embedded」に設定します。
  4. Valueプロパティのドロップダウンで埋め込み画像リストから画像を選択します。

データ可視化の画像をレポートに追加する

データ可視化の画像を設定することで、データを簡易的なグラフで表示することができます。

  1. Imageコントロールを選択し、[プロパティ]ウィンドウでValueプロパティのドロップダウンから<データの可視化>を選択します。
  2. [データの可視化]ダイアログが表示されます。[使用する可視化の種類]をドロップダウンで選択します。可視化の種類はIcon Set、Range Bar、Data Barです。
  3. ダイアログに表示されている各アイコンのデータ値を式で設定します。

画像をVisual Studioのプロジェクトに保存する

1つの画像を複数のレポートで使用したい場合、プロジェクトの画像として保存する方法が有効です。これによりプロジェクトに新規追加したレポートに対して同じ画像を素早く配置することができます。また、画像内容を変更した場合も、参照しているすべてのレポートに対して変更内容が自動で反映されます。画像ファイルがアプリケーションと一緒に配布されるのも、利点の1つです。

  1. [プロジェクト]メニューから[既存の項目の追加]を選択し、プロジェクトに追加する画像まで移動します。
  2. Imageコントロールを選択し、[プロパティ]ウィンドウでSourceプロパティを「External」に設定します。
  3. Valueプロパティのドロップダウンで使用する画像を選択します。

データベースの画像をImageコントロールに使用する

ActiveReports for .NETでは、データベースに格納した画像をレポートに使用することも可能です。データ領域内にImageコントロールを配置して、データベース画像をデータ行ごとに繰り返し表示することができます。

注意:
  • データベース画像はページヘッダとページフッタには使用できません。これは、この2つのセクションが式によるフィールド参照ができないためです。
  • Microsoft Accessデータベースの画像は通常、OLEオブジェクトとして保存されます。このオブジェクト型はImageコントロールでは読み込めません。
  1. Imageコントロールを選択し、[プロパティ]ウィンドウでSourceプロパティを「Database」に設定します。
  2. Valueプロパティのドロップダウンで、画像を格納しているフィールドを選択します。

Webの画像を使用する

ActiveReports for .NETでは、URLを指定して取得した画像を使用することもできます。Webから画像を参照した場合は、レポートのプロジェクトサイズに影響しないのが利点です。ただし、その画像が移動、あるいは削除された場合は、レポートに表示されなくなります。

  1. Imageコントロールを選択し、[プロパティ]ウィンドウでSourceプロパティを「External」に設定します。
  2. Valueプロパティに画像のURLを入力します。