GrapeCity ActiveReports for .NET 16.0J
チャートにカスタムラベルの作成
ActiveReportsユーザーガイド > 基本操作 > ページレポート/RDLレポートの基本操作 > レポートコントロールの操作 > チャートにカスタムラベルの作成

チャートのデータラベルおよびツールチップにデータセットフィールドの値を表示できるTextエンコーディングを使用することで、カスタムラベルを作成し、チャートで使用することができます。

このトピックでは、FactSalesデータセットを使用した縦棒グラフによって、純売上高および商品カテゴリを表示します。カスタムラベルには、商品カテゴリごとの純売上高に関する情報が表示されます。

Custom Labels

新しいレポートを作成する

デザイナアプリにて、[ファイル]メニューをクリックし、 [RDLレポート] を選択して、新しいレポートを作成します。

レポートをデータ連結しデータセットを追加する

[データソースウィザードを開く]オプションをオンにすると、新しいレポートを作成するときに[レポートデータソース]ダイアログが表示されます。このダイアログは、レポートエクスプローラで[データソース]ノードを右クリックして、[データソースの追加]のオプションを選択する時も表示されます。

データソースを追加する

  1. [レポートデータソース]ダイアログで[全般]ページを選択し、名前を「NwindDataSource」に変更します。
  2. 種類を「Json Provider」に設定します。
  3. [コンテンツ]タブに移動し、JSONデータの形式の選択を「外部ファイルまたはURL」に設定します。
  4. [ファイル/URLの選択または入力]フィールドに、次のURLを入力します。
    https://demodata-jp.grapecity.com/contoso/odata/v1/FactSales
    詳細については、「JSON Provider」を参照してください。
  5. [接続文字列]タブに移動し、[データソースを確認]Validate Iconアイコンをクリックして、生成された接続文字列を確認します。
  6. [OK]をクリックして変更を保存し、[データセット]ダイアログを開きます。

データセットを追加する

  1. [データセット]ダイアログで、[全般]ページを選択し、[名前]フィールドに「FactSales」と入力します。
  2. [データセット]ダイアログの[クエリ]ページで、[クエリ]フィールドに次のクエリを入力します。   
    データセットクエリ
    コードのコピー
    $.value[*]
        
  3. クエリを検証するために、クエリボックスの横にある[データセットの検証]アイコンをクリックします。
  4. [フィールド]ページに移動して使用可能なフィールドを表示し、[SalesAmount] フィールドの名前を [純売上高]に変更します。
  5. 同じページに、1つの計算フィールドを追加します。
    名前
    商品カテゴリ =Switch([ProductKey] < 116, "オーディオプレーヤー", [ProductKey] >= 116 And [ProductKey] < 338, "テレビとビデオ", [ProductKey] >= 338 And [ProductKey] < 944, "コンピュータ", [ProductKey] >= 944 And [ProductKey] < 1316, "カメラ", [ProductKey] >= 1316, "携帯電話")
  6. [OK]をクリックして変更を保存します。

チャートを作成する

チャートウィザードを使用して、チャートのデータ値を構成し、チャートをカスタマイズします。レポートがデータセットに接続している場合、チャートウィザードは自動的に表示されます。詳細については、「チャートウィザード」を参照してください。

  1. Chartコントロールをレポートのデザイン面にドラッグ&ドロップします。チャートウィザードが表示され、データセットとチャートの種類を選択できます。
  2. データセット名を「FactSales」に設定し、[種類の設定]を「縦棒」に設定します。
  3. [次へ]をクリックします。ここでは、列の設定を指定します。横軸に純売上高を表示するデータ系列値を定義します。
  4. [データ]では、フィールドを「=[純売上高]」、集計を「Sum」に設定します。
  5. [カテゴリ]では、フィールドを「=[商品カテゴリ]」に設定します。
  6. [次へ]をクリックして、グラフをプレビューします。

Textエンコーディングを追加する(プロット設定)

  1. プロットの詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[プロット-Plot1]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [Chartプロット]ダイアログで、[エンコード]ページに移動します。
  3. [テキスト]タブで、新しいテキストエンコーディングを追加し、そのプロパティを次のように設定します。
    • 式:=[純売上高](商品カテゴリごとに純売上高を表示するため)
    • 集計:Sum
    • ターゲット:Label
    • テンプレートキー:NetSales
  4. [ラベル]ページに移動し、[全般]タブを選択し、次のプロパティを設定します。
    • テンプレート:純売上高: ¥{NetSales}
    • 位置:Outside
  5. [OK]をクリックして、プロットの設定を完了します。

カスタマイズを設定する

チャートのカスタマイズ方法については、「縦棒グラフの作成」チュートリアルを参照してください。

関連トピック