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レーダーバブルチャートの作成
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以下のトピックでは、レーダーバブルチャートを作成する方法を紹介します。このチャートは、バルセロナ市の月平均気温と降水量を示します。最終的なチャートは次のようになります。

Radar Bubble Chart

新しいレポートを作成する

デザイナアプリにて、[ファイル]メニューをクリックし、 [RDLレポート] を選択して、新しいレポートを作成します。

レポートをデータ連結しデータセットを追加する

[データソースウィザードを開く]オプションをオンにすると、新しいレポートを作成するときに[レポートデータソース]ダイアログが表示されます。このダイアログは、レポートエクスプローラで[データソース]ノードを右クリックして、[データソースの追加]のオプションを選択する時も表示されます。

データソースを追加する

  1. [レポートデータソース]ダイアログで[全般]ページを選択し、名前を「NwindDataSource」に変更します。
  2. 種類を「Json Provider」に設定します。
  3. [コンテンツ]タブに移動し、JSONデータの形式の選択を「埋め込み」に設定します。
  4. [埋め込むファイル/URLの選択、またはデータの入力]フィールドに、次のデータを入力します。

    JSONデータ

    コードのコピー
    [
      {
        "都市": "アムステルダム",
        "月": "1月",
        "最低気温": 1,
        "最高気温": 6,
        "降水量": 65
      },
      {
        "都市": "アムステルダム",
        "月": "2月",
        "最低気温": 1,
        "最高気温": 7,
        "降水量": 50
      },
      {
        "都市": "アムステルダム",
        "月": "3月",
        "最低気温": 3,
        "最高気温": 10,
        "降水量": 50
      },
      {
        "都市": "アムステルダム",
        "月": "4月",
        "最低気温": 5,
        "最高気温": 14,
        "降水量": 40
      },
      {
        "都市": "アムステルダム",
        "月": "5月",
        "最低気温": 9,
        "最高気温": 18,
        "降水量": 55
      },
      {
        "都市": "アムステルダム",
        "月": "6月",
        "最低気温": 11,
        "最高気温": 20,
        "降水量": 65
      },
      {
        "都市": "アムステルダム",
        "月": "7月",
        "最低気温": 13,
        "最高気温": 23,
        "降水量": 80
      },
      {
        "都市": "アムステルダム",
        "月": "8月",
        "最低気温": 13,
        "最高気温": 22,
        "降水量": 100
      },
      {
        "都市": "アムステルダム",
        "月": "9月",
        "最低気温": 11,
        "最高気温": 19,
        "降水量": 85
      },
      {
        "都市": "アムステルダム",
        "月": "10月",
        "最低気温": 8,
        "最高気温": 15,
        "降水量": 85
      },
      {
        "都市": "アムステルダム",
        "月": "11月",
        "最低気温": 4,
        "最高気温": 10,
        "降水量": 85
      },
      {
        "都市": "アムステルダム",
        "月": "12月",
        "最低気温": 2,
        "最高気温": 7,
        "降水量": 80
      },
      {
        "都市": "パリ",
        "月": "1月",
        "最低気温": 2,
        "最高気温": 7,
        "降水量": 50
      },
      {
        "都市": "パリ",
        "月": "2月",
        "最低気温": 2,
        "最高気温": 8,
        "降水量": 40
      },
      {
        "都市": "パリ",
        "月": "3月",
        "最低気温": 5,
        "最高気温": 12,
        "降水量": 50
      },
      {
        "都市": "パリ",
        "月": "4月",
        "最低気温": 7,
        "最高気温": 16,
        "降水量": 50
      },
      {
        "都市": "パリ",
        "月": "5月",
        "最低気温": 10,
        "最高気温": 20,
        "降水量": 65
      },
      {
        "都市": "パリ",
        "月": "6月",
        "最低気温": 13,
        "最高気温": 23,
        "降水量": 50
      },
      {
        "都市": "パリ",
        "月": "7月",
        "最低気温": 15,
        "最高気温": 25,
        "降水量": 60
      },
      {
        "都市": "パリ",
        "月": "8月",
        "最低気温": 15,
        "最高気温": 25,
        "降水量": 55
      },
      {
        "都市": "パリ",
        "月": "9月",
        "最低気温": 12,
        "最高気温": 21,
        "降水量": 50
      },
      {
        "都市": "パリ",
        "月": "10月",
        "最低気温": 9,
        "最高気温": 16,
        "降水量": 60
      },
      {
        "都市": "パリ",
        "月": "11月",
        "最低気温": 5,
        "最高気温": 11,
        "降水量": 50
      },
      {
        "都市": "パリ",
        "月": "12月",
        "最低気温": 3,
        "最高気温": 8,
        "降水量": 60
      },
      {
        "都市": "バルセロナ",
        "月": "1月",
        "最低気温": 5,
        "最高気温": 14,
        "降水量": 40
      },
      {
        "都市": "バルセロナ",
        "月": "2月",
        "最低気温": 5,
        "最高気温": 14,
        "降水量": 40
      },
      {
        "都市": "バルセロナ",
        "月": "3月",
        "最低気温": 7,
        "最高気温": 16,
        "降水量": 35
      },
      {
        "都市": "バルセロナ",
        "月": "4月",
        "最低気温": 9,
        "最高気温": 18,
        "降水量": 40
      },
      {
        "都市": "バルセロナ",
        "月": "5月",
        "最低気温": 13,
        "最高気温": 21,
        "降水量": 55
      },
      {
        "都市": "バルセロナ",
        "月": "6月",
        "最低気温": 17,
        "最高気温": 25,
        "降水量": 30
      },
      {
        "都市": "バルセロナ",
        "月": "7月",
        "最低気温": 20,
        "最高気温": 28,
        "降水量": 20
      },
      {
        "都市": "バルセロナ",
        "月": "8月",
        "最低気温": 20,
        "最高気温": 29,
        "降水量": 65
      },
      {
        "都市": "バルセロナ",
        "月": "9月",
        "最低気温": 17,
        "最高気温": 26,
        "降水量": 85
      },
      {
        "都市": "バルセロナ",
        "月": "10月",
        "最低気温": 14,
        "最高気温": 22,
        "降水量": 100
      },
      {
        "都市": "バルセロナ",
        "月": "11月",
        "最低気温": 9,
        "最高気温": 17,
        "降水量": 65
      },
      {
        "都市": "バルセロナ",
        "月": "12月",
        "最低気温": 6,
        "最高気温": 14,
        "降水量": 40
      }
    ]
    
    詳細については、「JSON Provider」を参照してください。
  5. [接続文字列]タブに移動し、[データソースを確認]Validate Iconアイコンをクリックして、生成された接続文字列を確認します。
  6. [OK]をクリックして変更を保存し、[データセット]ダイアログを開きます。

データセットを追加する

  1. [データセット]ダイアログで、[全般]ページを選択し、[名前]フィールドに「Climate」と入力します。
  2. [データセット]ダイアログの[クエリ]ページで、[クエリ]フィールドに次のクエリを入力します。
    データセットクエリ
    コードのコピー
    $.[*]
  3. [フィールド]ページに移動して使用可能なフィールドを表示します。同じページに、1つの計算フィールドを追加します。
    名前
    平均気温 =([最低気温] + [最高気温]) / 2
  4. [フィルタ]ページに移動し、新しいフィルタを追加し、そのプロパティを次のように設定します。
    演算子
    =[都市] Equal バルセロナ
  5. [OK]をクリックして変更を保存します。

チャートを作成する

チャートウィザードを使用して、チャートのデータ値を構成し、チャートをカスタマイズします。レポートがデータセットに接続している場合、チャートウィザードは自動的に表示されます。詳細については、「チャートウィザード」を参照してください。

  1. Chartコントロールをレポートのデザイン面にドラッグ&ドロップします。チャートウィザードが表示され、データセットとチャートの種類を選択できます。
  2. データセット名を「Climate」に設定し、[種類の設定]を「レーダー(バブル)」に設定します。
  3. [次へ]をクリックし、レーダーバブルの設定を指定します。
  4. [データ]では、3つのデータ値を定義します。
    1. ドロップダウンから、[Xフィールド]を「=[月]」に設定します。
    2. ドロップダウンから、[Yフィールド]を「=[平均気温]」に設定します。
    3. ドロップダウンから、[サイズフィールド]を「=[降水量]」に設定します。
  5. [次へ]をクリックして、グラフをプレビューします。
     Radar Bubble Chart Dialog Box
    プレビュー画面では、チャートのパレットを変更したり、その他のカスタマイズを行うこともできます。または、以下で説明するように、ウィザードを終了してこれらのスマートパネルにアクセスできます。        

カスタマイズを設定する

グラフがデータ値で構成されたので、スマートパネルを使用して、グラフ要素をカスタマイズします。

プロット

  1. プロットの詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[プロット-Plot1]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [データ]ページに移動し、[値]タブで[月]の値を削除します。
  3. [カテゴリ]ページに移動し、新しい値を追加し、[式]を「=[月]」に設定して、毎月の平均気温を表示します。
  4. [OK]をクリックして、プロットの設定を完了します。

Y軸

  1. Y軸の詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[Y軸 - [Plot1]]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [タイトル]ページに移動し、次のプロパティを設定します。
    • タイトル:気温 °C
    • フォント > サイズ:12pt
    • フォント > 色:Gray
    • フォント > 太さ:SemiBold
  3. [ラベル]ページに移動し、[外観]タブを選択し、次のプロパティを設定します。
    • フォント > サイズ:10pt
    • フォント > 色:Gray
  4. [軸線]ページに移動し、次のプロパティを設定します。
    • 軸を表示する:チェックボックスをオンにします。
    • :#3c3c3c
    • :0.5pt
    • スタイル:Solid
  5. [主グリッド線]ページに移動し、次のプロパティを設定します。
    • 間隔:5
    • グリッド線 > グリッド線を表示する:オンにします。
    • グリッド線 > 幅:0.25pt
    • グリッド線 > 色:#cccccc
    • グリッド線 > スタイル:Dashed
  6. [スケール]ページに移動し、次のプロパティを設定します。
    • スケールタイプ:Linear
    • 最小値:0
    • 最大値:30
  7. [OK]をクリックして、Y軸の設定を完了します。

X軸

  1. X軸の詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[X軸 - [Plot1]]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [タイトル]ページに移動し、[タイトル]フィールドからテキストを削除して、グラフのX軸のタイトルを非表示にします。
  3. [ラベル]ページに移動し、[外観]タブを選択し、次のプロパティを設定します。
    • フォント > サイズ:10pt
      フォント > 色:Gray
  4. [主グリッド線]ページに移動し、[グリッド線を表示する]オプションのチェックボックスをオフにします。
  5. [OK]をクリックして、X軸の設定を完了します。

チャートパレット

  1. グラフの詳細設定用のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[Chart1]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [パレット]ページで、ドロップダウンから「Custom」を選択し、次の色を追加します。
    • #f26324
  3. [OK]をクリックして、カスタムパレットの設定を完了します。

凡例-Size

  1. 凡例のスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラーで[凡例-Size]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [タイトル]ページに移動し、次のプロパティを設定します。
    • タイトル:降水量(mm)
    • フォント > サイズ:12pt
    • フォント > 色:#3da7a8
  3. [外観]ページに移動して、次のプロパティを設定します。
    • フォント > サイズ:10pt
    • フォント > 色:Gray
    • 背景色 > アイコン色:DimGray

    デフォルトでは、折れ線と平滑線、バブル、レーダーバブル、レーダー折れ線などのグラフがマーカーのサイズを自動的に計算します。
  4. チャートでカスタムのマーカーサイズを指定するには、次の手順に従います。
    1. [範囲]ページに移動し、[追加]ボタンを使用して4つの範囲を追加します。
    2. 次のように、[まで]フィールドに範囲の上限を定義します。
      範囲 まで
      Range1 35
      Range2 50
      Range3 65
      Range4 80
      Range5 95
      Range6 110

      [タイトル]フィールドを使用して、範囲値の代わりにカスタムタイトルを表示することができます。

  5. [OK]をクリックして、グラフの凡例の設定を完了します。

ヘッダ

  1. グラフヘッダのスマートパネルを開くには、レポートエクスプローラで[ヘッダ]を右クリックし、[プロパティ設定ダイアログ]を選択します。
  2. [全般]ページに移動し、[タイトル]を「バルセロナの気候」に設定します。
  3. [フォント]ページに移動し、次のプロパティを設定します。
    • サイズ:24pt
    • :#3da7a8
  4. [OK]をクリックして、グラフヘッダの設定を完了します。
    必要に応じて、グラフのサイズを変更することができます。
       Radar Bubble Chart at Design Time
  5. チャートの構成とカスタマイズが完了したら、レポートをプレビューします。