ガントチャートは、プロジェクト管理で一般的に使用されるなチャートです。ガントプロットは、期間に対するアクティビティ(タスクまたはイベント)を表示するための最も便利な方法です。また、ガントチャートを使用して、大規模なプロジェクトをタスクとサブタスクに分割して、タイムライン上に並べてスケジュール管理を行うことができます。各タスクはチャートの片側にリストされ、それぞれがタスクの長さに対応した水平の線で表示されます。ガントチャートを使用することで、各タスクにかかる時間が分かり、またタスクの重複を確認することができます。
ガントチャートを使用して、予防接種スケジュールを設定する方法については、「ガントチャートの作成」チュートリアルを参照してください。
ガントチャートは、次の重要な要素で構成されます。
グラフのプロパティは、レポートエクスプローラから、Chart > プロットの順に選択し、プロパティパネルから設定できます。いくつかの重要なプロパティは、チャートのスマートパネルからも設定できます。詳細については、「チャートのスマートパネル」を参照してください。デザイン面のプロットを右クリックすると、プロパティパネルとスマートパネルの両方にアクセスできます。
チャートエリアを塗りつぶすために使用される色を示します。
プロットをクリックしたときに実行されるアクション。アクションには、URL、ブックマーク、またはドリルスルーレポートを使用できます。
各グラフのデータラベルを設定します。
バーの境界線のスタイルを設定します。LineColor、LineStyle、およびLineWidthプロパティが含まれています。
プロット名を設定します。デフォルトでは、単一のプロットを含むチャートのプロット名は「Plot1」です。
ツールチップテンプレートを設定します。事前定義されたテンプレートのリストからツールチップを設定するか、式を入力します。
BarLineStyle設定は、ShowBarLinesプロパティがTrueに設定されている場合に適用されます。
プロットがプロットエリア内でどのように拡張されるかを決定します。ClippingModeは次のように設定できます。
プロットのオフセットをパーセントで設定します。
エリアの塗りつぶし色の不透明度の値を設定します。0%を設定すると完全に透明になり、100%を設定すると完全に不透明になります。
グラフのデータポイントにトレンドラインを重ね合わせるためのコレクションです。詳細については、「トレンドライン」を参照してください。
指定された条件に基づいてプロットの外観を制御します。条件の詳細については、「条件付き書式(ルール)」を参照してください。
プロットにNullまたは空の値を表示する方法を設定します。Gaps(デフォルト)、Connected、Zerosから選択できます。
区分線を表示するかどうかを設定します。
バースタイルを設定します。
プロットがデータ値を表す接続されたデータポイントを生成する期間を決定する一連のプロパティです。カテゴリエンコーディングには、次のプロパティが含まれます。
Values
カテゴリとなる値(コレクション)を設定します。フィールドの設定が可能です。「ガントチャートの作成」チュートリアルでは、この値が[ワクチン]に設定されています。
SortingField
カテゴリが表示される順序を定義します。デフォルトではValuesフィールドを使用するが、別のフィールドを指定してカテゴリを並べ替えることもできます。
SortDirection
カテゴリの表示順序を決定します。
SortingAggregate
カテゴリの並べ替えに使用する集計を指定します。
CategoryエンコーディングまたはDetailsエンコーディングに対して凡例の設定を行います。次のプロパティが含まれます。
Aggregate
集計関数を設定します。
ShowValuesName
Trueに設定すると、DetailsエンコーディングまたはColorエンコーディングで指定された値に基づいて凡例が表示されます。
Values
凡例となる値(コレクション)を設定します。ガントプロットの場合はコレクションの先頭項目のみが有効となります。「ガントチャートの作成」チュートリアルでは、この値が[範囲]に設定されています。
データ値をサブカテゴリに分類し、追加のグループを生成します。Detailsプロパティは、これらのサブカテゴリを定義する項目のコレクションです。各項目には、いくつかのプロパティが含まれています。
チャートのデータラベルとツールチップにデータセットフィールドの値を表示し、チャートに追加情報を表示します。2つのTextエンコーディングを追加すると、デフォルトで区切り文字「;」で表示されます。Textエンコーディングには、次のプロパティが含まれます。
Aggregate
集計関数を設定します。
Target
このテキストをラベルに表示するかツールチップに表示するかを指定します。ラベルの形式は、チャートの[Labels] > [Template]プロパティまたはTooltip Templateプロパティで制御されます。
Templateプロパティは、事前定義された値と追加されたテキストエンコーディングフィールドの両方を使用できます。次に例を示します。
Count:{Text0}
Sum:{valueField.value}
Template Key
チャートの[Labels] > [Template]プロパティまたはTooltip Templateプロパティ内のテキストエンコーディング値にアクセスするために使用するキーです。
Value
テキストボックスに値が表示されるフィールド、定数、または式。
データ値を指定します。Valuesプロパティは項目のコレクションであり、各項目には次のプロパティが含まれています。
Type
SimpleまたはComplexから選択します。ガントプロットの場合は、Complexに設定します。
Subfields
データフィールド値(コレクション)を設定します。下限値に移動する開始フィールドと上限値に移動する終了フィールドを受け取ります。
Aggregate
データフィールドの集計関数です。集計関数は、すべてのデータ値フィールドを1つの値に評価します。Average、Count、Sumなどの関数から選択します。
「ガントチャートの作成」チュートリアルでは、Typeプロパティが「Complex」に、Subfieldsプロパティが[開始日]と[終了日]フィールドに設定されています。