GrapeCity ActiveReports for .NET 16.0J
HTMLエクスポート
ActiveReportsユーザーガイド > エクスポート > エクスポートフィルタ > HTMLエクスポート

ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)は、ウェブブラウザで開く形式です。HTMLのエクスポートフィルタは、出力を制御する上で役立つプロパティを複数提供しています。プロジェクトに次のパッケージへの参照を追加し、コード上でHTMLExportオブジェクトを使用してください。

レポートの種類 パッケージ名
セクションレポート GrapeCity.ActiveReports.Export.Html.ja

HTMLエクスポートのプロパティ

プロパティ 有効な値 解説
BookmarkStyle Html(デフォルト)、None ActiveReportsドキュメントにブックマークが含まれる場合に、ブックマークのページが作成されるかを設定します。レポートに対してブックマークが設定されていない場合、このプロパティは無視されます。
CharacterSet Big5、EucJp、HzGb2312、Ibm850、Iso2022Jp、Iso2022Kr、Iso8859_1、Iso8859_2、Iso8859_5、Iso8859_6、Koi8r、Ksc5601、ShiftJis、UnicodeUtf16、UnicodeUtf8(デフォルト) 出力後のHTMLページで使用される文字セットのエンコーディングを設定します。デフォルトの文字セットは「UTF8」です。このプロパティを設定すると、出力されるHTMLページのヘッダのメタタグが、適切なIANAの文字セット値に変更されます。さらに、ページ内部のテキスト部分は、フォント名のみならず、指定の文字セットのエンコーディングルールに従って、エンコードされます。ヘッダなし(IncludeHtmlHeader=False)でドキュメントをエクスポートするには、ブラウザがテキストのエンコーディング方法を確認できるように、適切なメタタグを挿入する必要があります。
CreateFramesetPage True、False(デフォルト) HTMLページをフレームセット内に表示するかどうかを表す値を設定します。フレームセットでは、ブックマークのエントリは左に、レポートドキュメントの内容は右に表示されます。出力されるファイル名では、指定したファイル名に「.frame.html」という拡張子が付けられます。
IncludeHtmlHeader True(デフォルト)、False 出力後のHTMLファイルに、HTML、HEAD、BODY要素などの通常のページヘッダを含むかどうかを表す値を設定します。 別のHTMLページの途中でHTML出力を使用する場合には、この値を「False」に設定します。
IncludePageMargins True、False(デフォルト) Pageの余白が出力に含まれるかどうかを設定するか返します。
MultiPage True、False (デフォルト) このドキュメントに対して複数のHTMLページが生成されるかどうかを設定するか返します。「True」の場合、ActiveReportsドキュメントのページごとに1つのHTMLページが生成されます。「False」(デフォルト値)の場合、ActiveReportsドキュメントのすべてのページに対して1つのHTMLページが作成されます。
OutputType DynamicHtml(デフォルト)、LegacyHtml ドキュメントのエクスポートに使用する、HTML出力の種類を設定します。 コントロールの位置を制御するCSS(カスケーディングスタイルシート)の使用を回避できます。
RemoveVerticalSpace True、False(デフォルト) 完全に空の垂直方向の余白がある場合に、それを出力から削除するかどうかを設定します。ブラウザからHTML出力を印刷する場合、これによりページ割り付けが改善されます。
Title 文字列 HTMLページの先頭で使用されるタイトルです。ブラウザのタイトルバーで表示されます。

出力の種類の詳細情報

デフォルトとして、レポートがカスケーディングスタイルシート付きのDynamicHtml(DHTML)としてエクスポートされます。OutputTypeプロパティを使用し、出力の種類をLegacyHtml(HTML)に変更できます。この両方の種類に本来的な違いがあるので、ビューワの表示とは異なって描画されます。

使用例

Visual Basicコード
コードのコピー
Dim rpt As New SectionReport1
rpt.Run()
Dim HtmlExport1 As New GrapeCity.ActiveReports.Export.Html.Section.HtmlExport
HtmlExport1.Export(rpt.Document, "C:\rpt\rpt.html")
C#コード
コードのコピー
GrapeCity.ActiveReports.SectionReport rpt = new GrapeCity.ActiveReports.SectionReport();
rpt.Run();
GrapeCity.ActiveReports.Export.Html.Section.HtmlExport HtmlExport1 = new GrapeCity.ActiveReports.Export.Html.Section.HtmlExport(); 
HtmlExport1.Export(rpt.Document, @"C:\rpt\rpt.html");

制限事項

関連トピック