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デフォルトフォント設定(PDFマルチランゲージ)
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Windowsのフォントシステムでは、表示したい字体(グリフ)が指定したフォントに含まれない場合、代替フォントを利用する仕組みが提供されています。このため、たとえば、本来MSゴシックには含まれないはずのハングル文字であっても、MSゴシックを指定したTextBoxに表示されます。

ActiveReportsのPDFエクスポートは、上述の仕組みを利用することで、マルチランゲージの出力に対応します。

マルチランゲージ機能により、1つのコントロールに含まれる文字表示に複数のフォントが必要な場合でも、文字を表示することができます。この結果、たとえば、MSゴシックを指定したTextBoxにハングル文字が含まれていても、PDFエクスポートでハングル文字を表示することができます。

メモ: マルチランゲージはProfessionalの機能です。Standardでは使用できません。

Professional:

指定したフォントにグリフが存在しない場合、ActiveReportsは以下の優先順でグリフを検索し、PDFに表示します。

  1. システムフォントリンク(HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontLink\SystemLink)
  2. FontFallbackプロパティ
  3. 「Microsoft Sans Serif」フォント
メモ: 日本語OS環境では、基本的に「1.」がすでに設定されており、「2.」の設定は特に必要ありません。

Standard:

Standardでは1つのコントロール内に指定できるフォントは1つのみです。指定したフォントに含まれないグリフは、PDFに表示されません。

メモ: 複数のフォントが必要な文字列を表示する場合は、フォントごとにコントロールを用意する必要があります。

 

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