レポートでは、プレビュー中に複数のページにわたって水平方向または垂直方向に拡大するデータが表示される場合があります。その際、プレビューにページを特定の順序で表示したいかもしれません。
LayoutPagesOrderプロパティを使用して、ページレポートまたはRDLレポートのページのレイアウト順を指定できます。ActiveReportsは、Z順およびN順の2つのページのレイアウト順をサポートします。
Z順は、レポートをアルファベットのZの形で描画します。レポートの水平方向に拡張されたデータが最初に次のページ描画され、次に垂直方向に拡張されたデータが描画されます。
以下は、ページのレイアウト順がZ順に設定されたマルチページビューのレポートの例です。レイアウト順は、1A-> 1B-> 1C-> 2A-> 2B-> 2C-> 3A->3B->3Cになります。
N順は、レポートをアルファベットのNの形で描画します。レポートの垂直方向に拡張されたデータが最初に次のページに描画され、次に水平方向に拡張されたデータが描画されます。
以下は、ページのレイアウト順がN順に設定されたマルチページビューのレポートの例です。レイアウト順は、1A-> 2A-> 3A-> 1B-> 2B-> 3B-> 1C-> 2C-> 3Cになります。
RDLレポートでは、コントロールまたはデータ領域はデータに応じて垂直方向または水平方向に拡大します。Tablixデータ領域を含むRDLレポートでは、Tablixのデータが大きすぎて単一のページに収まらない場合、データが水平方向と垂直方向の両方で複数のページに展開されます。次の画像は、このようなレポートのプレビューをZ順で表示します。
次の画像は、上記のレポートのプレビューをN順で表示します。
ページレポートでは、コントロールまたはデータ領域はデータに応じてサイズを変更しません。複数ページのデータの展開またはオーバーフローを処理するために、OverflowPlaceHolderコントロールを使用し、データ領域はレポートの最初のページに配置され、OverflowPlaceHolderコントロールは後続のページに配置されます。
次の画像は、1つのページにTablixデータ領域が配置され、次のページにOverflowPlaceHolderコントロールが配置されたページレポートのプレビューをZ順で表示します。
次の画像は、上記のレポートのプレビューをN順で表示します。