GrapeCity ActiveReports for .NET 16.0J
TablixやTableでの行番号の表示
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TablixおよびTableデータ領域では、GroupIndex関数を使用して、行番号を表示することができます。GroupIndex関数は、データ領域のグループ内の行または列のインデックスを返します。

これらの手順は、Visual Studioのプロジェクトにページレポート/RDLレポートのテンプレートが追加されていることを前提としています。

メモ:以下の手順は、埋め込みJSONスキーマをデータソースとして使用しています。

Tablixデータ領域ではGroupIndex関数を使用する手順は、以下のとおりです。

3つの行グループを持つTablixデータ領域に行番号を表示する

Group Number in Tablix data region

新しいレポートを作成する

デザイナアプリにて、[ファイル]メニューをクリックし、 [RDLレポート] を選択して、新しいレポートを作成します。

レポートをデータ連結しデータセットを追加する

[データソースウィザードを開く]オプションをオンにすると、新しいレポートを作成するときに[レポートデータソース]ダイアログが表示されます。このダイアログは、レポートエクスプローラで[データソース]ノードを右クリックして、[データソースの追加]のオプションを選択する時も表示されます。

データソースを追加する

  1. [レポートデータソース]ダイアログで[全般]ページを選択し、名前を「PopulationData」に変更します。
  2. 種類「Json Provider」に設定します。
  3. [コンテンツ]タブに移動し、JSONデータの形式の選択を「埋め込み」に設定します。
  4. [埋め込むファイル/URLの選択、またはデータの入力]フィールドに、次のデータを入力します。

    JSONデータ

    コードのコピー
    [{"Region":"東アジア","Country":"日本","City":"東京","Population":37468000},
    {"Region":"東アジア","Country":"日本","City":"大阪","Population":19281000},
    {"Region":"東アジア","Country":"中国","City":"上海市","Population":25582000},
    {"Region":"東アジア","Country":"中国","City":"北京市","Population":19618000},
    {"Region":"東アジア","Country":"中国","City":"重慶市","Population":14838000},
    {"Region":"東アジア","Country":"中国","City":"天津市","Population":13215000},
    {"Region":"南アジア","Country":"インド","City":"ベンガルール","Population":11440000},
    {"Region":"南アジア","Country":"インド","City":"デリー","Population":28514000},
    {"Region":"南アジア","Country":"インド","City":"ムンバイ","Population":19980000},
    {"Region":"南アジア","Country":"インド","City":"コルカタ","Population":14681000}]
    

    詳細については、「JSON Provider」を参照してください。

  5. [接続文字列]タブに移動し、[データソースを確認]Validate Iconアイコンをクリックして、生成された接続文字列を確認します。
  6. [OK]をクリックして変更を保存し、[データセット]ダイアログを開きます。

データセットを追加する

  1. [データセット]ダイアログの[クエリ]ページで、[クエリ]フィールドに次のクエリを入力します。
    データセットクエリ
    コードのコピー
    $.[*]
    
  2. クエリを検証するために、クエリボックスの横にある[データセットの検証]Validate Iconアイコンをクリックします。
  3. [OK]をクリックして変更を保存します。

レポートのレイアウトを作成する

Group Number in Tablix data region

Tablixコントロールをレポートのデザイン面にドラッグ&ドロップし、[DataSetName]プロパティをデータセットの名前に設定します。

  1. グループエディターでは、Tablixの[行グループ]を選択します。
    1. [プロパティ]ウィンドウで、[Group]セクションの[Name]プロパティを「Region」に設定します。
    2. [GroupExpressions]プロパティに移動し、[(Collection)]の横にある<式...>を選択して式エディタを開きます。
    3. [追加]をクリックし、を「=Fields!Region.Value」に設定します。
  2. TextBox3を右クリックし、<式...>を選択して式エディタを開き、[式]に「=GroupIndex(Region)」と入力します。
  3. グループエディターでは、[行グループ]を選択し、[Region]を右クリックし、[グループの追加] > [子グループ]を選択します。
    1. 新しいグループを選択し、[プロパティ]ウィンドウで、[Group]セクションの[Name]プロパティを「Country」に設定します。
    2. GroupExpressionsプロパティに移動し、[(Collection)]の横にある<式...>を選択して式エディタを開きます。
    3. [追加]をクリックし、を「=Fields!Country.Value」に設定します。

  4. TextBox5を右クリックし、<式...>を選択します。
  5. 式エディタでは、式を「=GroupIndex(Country)」に設定します。
  6. グループエディターでは、[行グループ]を選択し、[Country]を右クリックし、[グループの追加] > [子グループ]を選択します。
    1. 新しいグループを選択し、[プロパティ]ウィンドウで、[Group]セクションの[Name]プロパティを「City」に設定します。
    2. GroupExpressionsプロパティに移動し、<式...>を選択して式エディタを開きます。
    3. [追加]をクリックし、式を「=Fields!City.Value」に設定します。
  7. TextBox7を右クリックし、<式...>を選択します。
  8. 式エディタでは、式を「=GroupIndex(City)」に設定します。
  9. Region行グループの横にある列ハンドルをクリックして、列を挿入します。
    Group Number in Tablix data region
  10. TextBox9を右クリックし、<式...>を選択して式エディタを開き、[式]に「=Fields!Region.Value」と入力します。
  11. Country行グループの横にある列ハンドルをクリックして、列を挿入します。
  12. TextBox11を右クリックし、<式...>を選択して式エディタを開き、[式]に「=Fields!Country.Value」と入力します。
  13. City行グループの横にある列ハンドルをクリックして、列を挿入します。
  14. TextBox13を右クリックし、<式...>を選択して式エディタを開き、[式]に「=Fields!City.Value」と入力します。
  15. Tablixの最後の列の値を次のように設定します。
    TextBox 値(Data > Value)
    TextBox2 人口
    TextBox4 =Sum(Fields!Population.Value)
  16. 同様に、各列の列ヘッダを設定します。
    TextBox 値(Data > Value)
    TextBox1 インデックス番号(地域)
    TextBox10 地域
    TextBox6 インデックス番号(国)
    TextBox12
    TextBox8 インデックス番号(都市)
    TextBox14 都市
  17. Tablixを選択し、[BorderStyle]プロパティを「Solid」に設定します。
  18. Tablixのヘッダ行を選択し、[TextAlign]プロパティを「Center」に設定します。
  19. Tablixの詳細行を選択し、[TextAlign]プロパティを「Center」に設定します。
  20. TextBox4を選択し、[Format]プロパティを「n0」に設定します。

 

Tableデータ領域ではGroupIndex関数を使用する手順は、以下のとおりです。

2つのテーブルグループを持つTableデータ領域に行番号を表示する

Group Number in Table data region

新しいレポートを作成する

デザイナアプリにて、[ファイル]メニューをクリックし、 [RDLレポート] を選択して、新しいレポートを作成します。

レポートをデータ連結しデータセットを追加する

[データソースウィザードを開く]オプションをオンにすると、新しいレポートを作成するときに[レポートデータソース]ダイアログが表示されます。このダイアログは、レポートエクスプローラで[データソース]ノードを右クリックして、[データソースの追加]のオプションを選択する時も表示されます。

データソースを追加する

  1. [レポートデータソース]ダイアログで[全般]ページを選択し、名前を「PopulationData」に変更します。
  2. 種類「Json Provider」に設定します。
  3. [コンテンツ]タブに移動し、JSONデータの形式の選択を「埋め込み」に設定します。
  4. [埋め込むファイル/URLの選択、またはデータの入力]フィールドに、次のデータを入力します。

    JSONデータ

    コードのコピー
    [{"Region":"東アジア","Country":"日本","City":"東京","Population":37468000},
    {"Region":"東アジア","Country":"日本","City":"大阪","Population":19281000},
    {"Region":"東アジア","Country":"中国","City":"上海市","Population":25582000},
    {"Region":"東アジア","Country":"中国","City":"北京市","Population":19618000},
    {"Region":"東アジア","Country":"中国","City":"重慶市","Population":14838000},
    {"Region":"東アジア","Country":"中国","City":"天津市","Population":13215000},
    {"Region":"南アジア","Country":"インド","City":"ベンガルール","Population":11440000},
    {"Region":"南アジア","Country":"インド","City":"デリー","Population":28514000},
    {"Region":"南アジア","Country":"インド","City":"ムンバイ","Population":19980000},
    {"Region":"南アジア","Country":"インド","City":"コルカタ","Population":14681000}]
    

    詳細については、「JSON Provider」を参照してください。

  5. [接続文字列]タブに移動し、[データソースを確認]Validate Iconアイコンをクリックして、生成された接続文字列を確認します。
  6. [OK]をクリックして変更を保存し、[データセット]ダイアログを開きます。

データセットを追加する

  1. [データセット]ダイアログの[クエリ]ページで、[クエリ]フィールドに次のクエリを入力します。
    データセットクエリ
    コードのコピー
    $.[*]
    
  2. クエリを検証するために、クエリボックスの横にある[データセットの検証]アイコンをクリックします。
  3. [OK]をクリックして変更を保存します。

レポートのレイアウトを作成する

Group Number in Table data region

  1. Tableコントロールをレポートのデザイン面にドラッグ&ドロップします。
  2. [DataSetName]プロパティをデータセットの名前に設定します。
  3. 詳細行を右クリックし、コンテキストメニューから[グループの挿入]を選択します。 
  4. [Table - グループ]ダイアログで、2つのグループを追加し、次のプロパティを設定します。
    グループ グループ > 名前 グループ > 式
    Table1_Group1 Region =Fields!Region.Value
    Table1_Group2 Country =Fields!Country.Value
  5. [OK]をクリックしてダイアログを閉じます。
    2つのグループが表示され、それぞれのグループヘッダー行とグループフッター行がテーブルに追加されます。
  6. 最初のグループヘッダー行のセルを結合し、「=Fields!Region.Value」と入力します。
  7. 2番目のグループヘッダーのセルを結合し、「=Fields!Country.Value」と入力します。
  8. フッター行を削除します。
  9. テーブルの最後の列を選択して右クリックし、[右に列を挿入]を選択して、2つの列を挿入します。
  10. 詳細行の最初のテキストボックスに「=GroupIndex(Region)」と入力して、Regionテーブルグループのインデックス番号を表示します。2番目のテキストボックスに「=Fields!Region.Value」と入力して地域名を表示します。
  11. 詳細行の3番目のテキストボックスに「=GroupIndex(Country)」と入力して、Countryテーブルグループのインデックス番号を表示します。4番目のテキストボックスに「=Fields!Country.Value」と入力して国名を表示します。
  12. 5番目のテキストボックスに「=Fields!Population.Value」と入力します。Formatプロパティを「n0」に設定します。
  13. 各列の列ヘッダを設定します。
    TextBox 値(Data > Value)
    TextBox1 インデックス番号(地域)
    TextBox2 地域
    TextBox3 インデックス番号(国)
    TextBox11
    TextBox5 人口