ActiveReportsは、StandardとProfessionalの2つのエディションで提供されています。
Standardでは、Visual StudioのIDEに完全に統合されたレポートデザイナ(「ActiveReports for .NETデザイナの使用」参照)、Windowsフォーム用/WPF用のレポートビューワ(「レポートの表示」参照)、各種ファイル形式への出力を生成するためのエクスポート機能(「エクスポート」参照)が用意されています。さらに、多彩なバーコードやグラフを使用したレポートの作成もサポートしています。
Professionalでは、Standardの全機能に加えて、ASP.NET/HTML5アプリケーションでレポートを実行したり、エクスポートに使用できるWebViewerコントロール(「Webで表示する」参照))、JSビューワを備えております。さらに、配布可能な独立したエンドユーザーデザイナの作成機能(「Designerコントロール(Professionalのみ)」参照)、Professional専用のレポートコントロール(Map、TableofContents)、PDFの電子署名機能(「PDF電子署名/タイムスタンプ」参照)や外字(「PDF外字」参照)などのPDFエクスポートのオプション機能を提供します。
StandardとProfessionalの機能比較表
Standardのライセンスでは、Professionalの機能はご使用になれません。詳細については、以下のStandardライセンス使用時の注意事項を参照してください。
機能 | Standard | Professional | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コントロール | ||||||||
Webフォーム専用 | WebViewer | × | ○ | |||||
WPF | WPFViewer | ○ | ○ | |||||
Windowsフォーム専用 | Viewer | ○ | ○ | |||||
Designer | × | ○ | ||||||
ReportExplorer | × | ○ | ||||||
Toolbox | × | ○ | ||||||
LayerList | × | ○ | ||||||
ReportsLibrary | × | ○ | ||||||
コンポーネント | Webデザイナ | × | ○ | |||||
JSビューワ | × | ○ | ||||||
Blazorビューワ | × | ○ | ||||||
Blazorデザイナ | × | ○ | ||||||
デザイナ(セクションレポート) | ||||||||
設計方式 | セクション単位の設計 | ○ | ○ | |||||
セクション | 帳票全体のヘッダ/フッタ ページ単位のヘッダ/フッタ グループ単位のヘッダ/フッタ、詳細 |
○ | ○ | |||||
コントロール | Barcode、Label、TextBox、Chart、CheckBox、Picture、Line、Shape、RichTextBox、PageBreak、OleObject、SubReport、ReportInfo、CrossSectionLine、CrossSectionBox | ○ | ○ | |||||
InputFieldText、InputFieldCheckBox | × | 〇 | ||||||
レポート定義ファイル | クラスファイル(*.vb、*.cs)、RPXファイル(XML形式) | ○ | ○ | |||||
各種設定 | ルーラーの単位指定、プレビューページ数の指定 | ○ | ○ | |||||
スタイルの管理 | レポートデザインのスタイルの再利用(スタイル情報を外部ファイルに保存、読み込み) | ○ | ○ | |||||
スクリプト | C#、VB.NET | ○ | ○ | |||||
デザイナ(ページレポート) | ||||||||
設計方式 | ページ単位の設計 | ○ | ○ | |||||
コントロール | Table、Tablix、Chart、List、BandedList、Sparkline、FormattedText、Bullet、Barcode、TextBox、Line、Container、Shape、Image、OverflowPlaceHolder、CheckBox、SubReport | ○ | ○ | |||||
TableOfContents、Map、InputField | × | ○ | ||||||
レポート定義ファイル | RDLX(XML形式) | ○ | ○ | |||||
テーマ | テーマファイル(*.rdlx-theme)に色やフォントなどを定義し、レポート内で再利用できる | ○ | ○ | |||||
スタイルの管理 | レポートデザインのスタイルの再利用(スタイル情報を外部ファイルに保存、読み込み、埋め込み) | ○ | ○ | |||||
スクリプト | VB.NET | ○ | ○ | |||||
レイヤー | 各レイヤーの表示/非表示や出力先を設定できる | ○ | ○ | |||||
デザイナ(RDLレポート、ダッシュボード) | ||||||||
設計方式 | ページをまたがる柔軟な設計 | ○ | ○ | |||||
コントロール | Table、Tablix、Chart、List、BandedList、Sparkline、FormattedText、Bullet、Barcode、TextBox、Line、Container、Shape、Image、CheckBox、SubReport | ○ | ○ | |||||
TableOfContents、Map、InputField | × | ○ | ||||||
レポート定義ファイル | RDLX(XML形式) | ○ | ○ | |||||
テーマ | テーマファイル(*.rdlx-theme)に色やフォントなどを定義し、レポート内で再利用可能 | ○ | ○ | |||||
スタイルの管理 | レポートデザインのスタイルの再利用(スタイル情報を外部ファイルに保存、読み込み、埋め込み) | ○ | ○ | |||||
スクリプト | VB.NET | ○ | ○ | |||||
レイヤー | 各レイヤーの表示/非表示や出力先を設定できる | ○ | ○ | |||||
マスターレポート | マスターレポートファイル(*.rdlx-master)に共通のデザインを定義し、複数のレポートで共有できる | ○ | ○ | |||||
マルチデータソース | 複数のデータソースを使用できる | ○ | ○ | |||||
デザイナ(セクションレポート、ページレポート、RDLレポート、ダッシュボード共通) | ||||||||
各種設定 | ページ設定、プリンタ設定、グリッド表示の有無、グリッド吸着の有無、グリッド間隔の指定、コントロール削除時の確認ダイアログ表示 | ○ | ○ | |||||
その他 | スナップライン、ガイドライン、パンモード、レポートオブジェクト選択&移動時のオートスクロール、プレビュー、拡大/縮小表示、各種書式設定、アライメント設定、Zオーダーの設定、コンポーネントトレイ、アンバウンドフィールドの追加、パラメータの追加、クエリデザイナ | ○ | ○ | |||||
レポートパーツ | 既存レポートをパーツとして再利用 | ○ | ○ | |||||
エンドユーザーデザイナ生成 | Designer、ReportExplorer、ToolBoxコントロールを使って無償で配布できる(※)デザイナアプリケーションを作成可能 ※別途、配布申請が必要です。 |
× | ○ | |||||
Windowsフォーム用ビューワ | ||||||||
タッチ対応 | ○ | ○ | ||||||
印刷、拡大/縮小表示、ブックマーク、ページ移動、サムネイル表示、単一・複数・連続ページ表示、検索(ハイライト表示)、クリップボード、注釈機能、ハイパーリンク(ハイライト表示)、ツールバーのカスタマイズ、コントロール単位で文字列選択&コピー、スナップショット、ページ設定ダイアログ | ○ | ○ | ||||||
入出力 | ||||||||
データ | ADO.NETデータプロバイダ、ADO.NETデータクラス(DataSet、DataTable、DataReader、DataView)、XMLファイル、カスタム、アンバウンド | ○ | ○ | |||||
エクスポート | PDF、HTML、Excel、TEXT、TIFF、RTF、RDF(ActiveReports独自の形式) | ○ | ○ | |||||
エクスポート (ページレポート/RDLレポート共通) |
Image(BMP、EMF、GIF、JPEG、TIFF、PNG)、XML、Word(.doc)、Excelデータ(CSV)、CSV、JSON | ○ | ○ | |||||
エクスポート (ページレポート/RDLレポート共通) |
Word(.docx)、Excelデータ(xlsx) | × | ○ | |||||
印刷 | 用紙サイズ・方向、余白、綴じ代(見開きページ)、丁合い、両面印刷、給紙トレイ、サイズ処理(用紙に合わせる、N-UP印刷)、ウォーターマーク | ○ | ○ | |||||
PDFエクスポート | ||||||||
電子署名 | 電子署名 | × | ○ | |||||
タイムスタンプ | × | ○ | ||||||
外字 | 外字出力 | × | ○ | |||||
印刷プリセット | 印刷オプションの指定 | × | ○ | |||||
PDFバージョン | 1.2~1.7 | 〇 | 〇 | |||||
2.0、PDF/A、PDF/UA | × | ○ | ||||||
日本語 | フォント埋め込み/非埋め込みの選択 | × ※1 | ○ | |||||
その他 | 太字 | × | ○ | |||||
斜体 | ○ | ○ | ||||||
マルチランゲージ | △ ※2 | ○ | ||||||
IVS文字 | × | ○ | ||||||
インポートツール | ||||||||
Access | セクションレポート(RPX)、ページレポート、RDLレポート | ○ | ○ | |||||
Crystal Report | セクションレポート(RPX)、ページレポート、RDLレポート | ○ | ○ | |||||
MS Excel | ページレポート、RDLレポート | ○ | ○ | |||||
ActiveReports (.rpx) | RDLレポート | ○ | ○ | |||||
ASP.NET | ||||||||
WebViewerコントロール | HTMLビューワ(検索、ページ移動、非同期通信(Ajax)、パラメータ、ゲラモード) | × | ○ | |||||
× | ○ | |||||||
HTML | × | ○ | ||||||
エクスポート | PDFエクスポート | ○ | ○ | |||||
HTMLエクスポート | ○ | ○ | ||||||
バーコード | ||||||||
バーコード規格 | ANSI39、ANSI39 フルアスキー、BC412、Codabar、Code_11、Code_128_A、Code_128_B、Code_128_C、Code_128auto、Code 2 of 5、Code_93、Code25intlv、CODE39、CODE39 フルアスキー、Code49、CODE93 フルアスキー、DataMatrix、EAN_13、EAN_13 + アドオンコード、EAN_8、EAN128FNC1、HIBCCode128、HIBCCode39、IATA_2_of_5、IntelligentMail、IntelligentMailPackage、ISBN、ISMN、ISSN、ITF14、JapanesePostal、Matrix_2_of_5、MaxiCode、MicroPDF417、MicroQRCode、MSI、Pdf417、Pharmacode、Plessey、PostNet、PZN、QRCode、RM4SCC、RSS14、RSS14Stacked、RSS14Stacked CCA、RSS14StackedOmnidirectional、RSS14Truncated、RSSExpanded、RSSExpandedStacked、RSSLimited、RSSLimited CCA、SSCC_18、Telepen、UCCEAN128、UPC_A、UPC_A + アドオンコード、UPC_E0、UPC_E0 + アドオンコード、UPC_E1、UPC_E1 + アドオンコード、カスタマバーコード(郵便バーコード)、GS1QRCode | ○ | ○ | |||||
グラフ(セクションレポート) ※グラフウィザードから選択可能なもの | ||||||||
グラフ2D(28種) | HiLo、HiLoClose、HiLoOpen、HiLoOpenClose、XYプロット、エリア、カギ足、ガント、ドーナツ、バブルXY、バブル、ピラミッド、ファンネル、ベジェXY、ベジェ、ポイント&フィギュア、ローソク足、横棒、散布図、新値三本足、積層エリア、積層エリア(%)、積層棒、積層棒(%)、折れ線XY、折れ線、棒、練行足 | ○ | ○ | |||||
グラフ3D(21種) | エリア、カギ足、ガント、ドーナツ、ピラミッド、ファンネル、ベジェ、リング、円、横棒、集合棒、新値三本足、積層エリア、積層エリア(%)、積層棒、積層棒(%)、折れ線、棒、棒(ピラミッド)、棒(円柱)、練行足 | ○ | ○ | |||||
グラフ(ページレポート/RDLレポート共通) ※[Chart]ダイアログから選択可能なもの | ||||||||
グラフ(27種) | 縦棒、積層縦棒、積層縦棒(%)、横棒、積層横棒、積層横棒(%)、折れ線、平滑線、エリア、積層エリア、積層エリア(%)、円、ドーナツ、スパイラル、積層スパイラル、積層スパイラル(%)、ポーラー、積層ポーラー、積層ポーラー(%)、ピラミッド、ファンネル、バブル、散布図、ガント、ローソク足、HiLoClose、HiLoOpenClose、レンジ、ゲージ | ○ | ○ |
※1 日本語フォントは、埋め込みフォントとしてのみ出力可能です。
※2 1つのコントロールの中に、複数の言語のフォントが出力されている場合には対応していません。
Standardのライセンスでは、Professionalの機能はご使用になれません。
エンドユーザーデザイナ、Webデザイナ、WebViewerコントロール、JSビューワ、BlazorビューワStandardのライセンスでは実行できません。
PDF電子署名出力するPDFに、Professionalのライセンスが必要なことを示すバナーが表示されます。
PDF外字出力出力するPDFに外字が出力されません。
PDFデータへのフォント埋め込み/非埋め込みの選択日本語フォントは、埋め込みフォントとしてのみ出力可能です。フォントの非埋め込み設定については、「NeverEmbedFontsプロパティ」、および「NeverEmbedFontsプロパティ(描画拡張機能)」を参照してください。
PDFエクスポートのマルチランゲージ機能1つのコントロールの中に複数の言語のフォントが出力される場合は対応していません。詳細については、「PDFマルチランゲージ」を参照してください。
FontFallback プロパティ
コントロールに指定したフォントにおいて出力対象の字体(グリフ)が見つからない場合、PDFエクスポートフィルタまたはPDF描画拡張機能のFontFallbackプロパティで指定されたフォントの字体(グリフ)を検索します。指定しない場合はデフォルトのフォントが使用されます。または、このプロパティに空の文字列を指定することで、エクスポートされたファイルから欠落している字体(グリフ)を除外することができます。
PDF出力時の太字表示PDF出力時に太字が出力されない場合があります。
PDF/A、PDF/UA、PDF 2.0出力するPDFに、Professionalのライセンスが必要なことを示すバナーが表示されます。
PDF印刷プリセット出力するPDFに、Professionalのライセンスが必要なことを示すバナーが表示されます。
Excelデータ(xlsx)出力するxlsxファイルに、Professionalのライセンスが必要なことを示すバナーが表示されます。