JSONデータの接続文字列を式として入力し、パラメータを使用して値を渡してデータソースを動的に設定できます。
このトピックでは、動的に作成したJSONデータソースからテーブルにデータを取得する、テーブル形式のレポートを作成する方法について説明します。
新しいレポートを作成する
デザイナアプリにて、[新規作成]をクリックし、新しいRDLレポートを作成します。
レポートをデータ連結しデータセットを追加する
レポートをデータソースに接続する
- レポートを新規作成すると、[レポートデータソース]ダイアログが表示されます。このダイアログは、[データソース]ノードを右クリックして、[データソースの追加]オプションを選択する時も表示されます。
- [レポートデータソース]ダイアログで[全般]ページを選択し、データソースの名前を「Categories」に設定します。
- 種類を「Json Provider」に設定します。
- [コンテンツ]タブで、JSONデータの形式の選択を「外部ファイルまたはURL」に設定します。
- [ファイル/URLの選択または入力]フィールドに「https://demodata.mescius.jp/northwind/api/v1/Categories」と入力します。
詳細については、「JSON Provider」を参照してください。
- [接続文字列]タブに移動し、[データソースを確認]アイコンをクリックして、生成された接続文字列を確認します。
- [OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
データセットを追加する
- レポートエクスプローラで、[データソース]ノードを右クリックして[データセットの追加]を選択するか、[追加](+)ボタンから[データセット]を選択します。
- [データセット]ダイアログで、[全般]ページを選択し、[名前]フィールドに「dsCategories」と入力します。この名前が[レポートエクスプローラ]で、追加したデータソースの子ノードとして表示されます。
- [データセット]ダイアログの[クエリ]ページで、[クエリ]フィールドに次のクエリを入力します。
パラメータを追加する
- レポートエクスプローラで、[パラメータ]ノードを右クリックし、[パラメータの追加]オプションを選択します。
-
[レポート - パラメータ]ダイアログで、次のプロパティを設定します。
[全般]タブ |
プロパティ |
値 |
名前 |
paramCategories |
データタイプ |
String |
パラメータ入力ダイアログに表示する文字列 |
カテゴリを選択 |
使用できる値([クエリから値を取得]オプションを選択した場合) |
プロパティ |
値 |
データセット |
dsCategories |
値 |
categoryId |
ラベル |
categoryName |
並べ替え > 条件 |
Label |
並べ替え > 方向 |
Ascending |
- [OK]をクリックしてダイアログを閉じます。
動的に作成したデータを追加する
レポートをデータソースに接続する
- [データソース]ノードを右クリックして、[データソースの追加]オプションを選択します。
- [レポートデータソース]ダイアログで[全般]ページを選択し、データソースの名前を「Products」に設定します。
- 種類を「Json Provider」に設定します。
式なしの外部URLを使用して、データソースからフィールドを取得します。次に、URLを式に置き換えて、動的なJSON接続文字列を作成します。
- [コンテンツ]タブで、JSONデータの形式の選択を「外部ファイルまたはURL」に設定します。
- [ファイル/URLの選択または入力]フィールドに「https://demodata.mescius.jp/northwind/api/v1/Categories/1/Products」と入力します。
- [OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
データセットを追加する
- レポートエクスプローラで、Productsデータソースノードを右クリックして[データセットの追加]を選択するか、[追加](+)ボタンから[データセット]を選択します。
- [データセット]ダイアログで、[全般]ページを選択し、[名前]フィールドに「dsProducts」と入力します。
- [データセット]ダイアログの[クエリ]ページで、[クエリ]フィールドに次のクエリを入力します。
- クエリを検証するために、クエリボックスの横にある[データセットの検証]アイコンをクリックします。
- [OK]をクリックしてダイアログを閉じます。データセットとクエリフィールドは、[レポートエクスプローラ]にノードとして表示されます。
データソース接続を更新する
- レポートエクスプローラで、Productsデータソースノードを右クリックし、[編集]を選択します。
- [コンテンツ]タブで、JSONデータの形式の選択を「式」に設定します。
-
[式の入力]フィールドに、次の式を入力します。
接続文字列 |
コードのコピー
|
="jsondoc=https://demodata.mescius.jp/northwind/api/v1/Categories/"+[@paramCategories]+"/Products"
|
- [OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
レポートのレイアウトを作成する
- デザイン面に、Tableコントロール(Table1)をドラッグ&ドロップします。DataSetNameプロパティを「dsProducts」に設定します。
- dsProductsから、次のフィールドをTable1の詳細行にドラッグします。
- =Fields!productName.Value
- =Fields!unitPrice.Value
- =Fields!UnitsInStock.Value
- 選択したパラメータを表示するには、Table1の上にTextBoxコントロールをドラッグ&ドロップし、Valueに「=Parameters!paramCategories.Label」と入力します。
- レポートに配置する各コントロールのサイズや位置を調整して、レポートの外観をカスタマイズします。
- [プレビュー]タブをクリックして、レポートをプレビューします。
- ドロップダウンリストからパラメータを選択し、[レポートを表示]をクリックします。