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Microsoft OleDb Provider
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このトピックでは、ページレポートまたはRDLレポートをOLEDBデータソースに接続する方法について説明します。

メモ:OLEDBモデルは、インストールされているドライバによって異なります。

[レポートデータソース]ダイアログを使用してOLEDBデータ ソースに接続する

  1. [レポートエクスプローラ]で、[データソース]ノードを右クリックして[データソースを追加する]を選択するか、[追加](+)ボタンをクリックして[データソース]を選択します。
  2. 表示される[レポートデータソース]ダイアログで、[全般]ページを選択し、データソースの名前を入力します(デフォルトでは「DataSource1」)。この名前は[データソース]ノードの子ノードとして[レポートエクスプローラ]に表示されます。
  3. [種類]フィールドで、「Microsoft OleDb Provider」を選択します。
    Report Data Source Dailog - OLEDB Data Source
  4. [接続設定]では、データソースに接続するOLE DBプロバイダを設定します。
  5. ファイルのパスを指定するには、[参照]ボタンをクリックして、システム上の目的のフォルダに移動します。たとえば、「NWIND.mdb」データソースに接続できます。

    [接続文字列]タブには、次のように生成された接続文字列が表示されます。
    provider=Microsoft.Jet.OLEDB.4.0;data source=C:\NWIND.mdb;

    詳細については、「OLEDBデータソースの設定プロパティ」を参照してください。
  6. [データソースを確認]アイコンをクリックすると、接続文字列を検証します。[資格情報]ページについては、「[レポートデータソース]ダイアログ」を参照してください。
  7. [OK]ボタンをクリックして[レポートデータソース]ダイアログを閉じます。これで、レポートがOLEDBデータソースに正常に接続されました。

OLEDBデータソースの設定プロパティ

Microsoft OleDb Providerは、[レポートデータソース]ダイアログ内の[接続設定]セクションで次の構成設定を提供します。定義された構成設定に基づいて、[接続文字列]タブで接続文字列がで生成されます。 

[接続設定]タブでは、次のプロパティを使用できます。

設定 説明
OLE DB プロバイダ

データソース接続ために使用されるOLE DB プロバイダを選択します。

プロバイダを選択する時は注意してください。64ビットOSには、Microsoft.Jet.OLEDB.4.0が対応していないが、Microsoft.ACE.OLEDB.12.0が対応しています。

64ビット環境でMicrosoft Access OLE DBプロバイダに接続しているレポートをプレビューするときに例外が発生した場合は、「よくある質問」を参照してください。

Microsoft.Jet.OLEDB.4.0
サーバー名またはファイル名を入力 サーバー名またはファイル名とその場所を入力します。 C://NWIND.mdb
サーバーにログインする  Windows NTの統合セキュリティを使用するか、特定のユーザー名とパスワードを使用するかを選択します。 [Windows NTの統合セキュリティを使用する]を選択します。

プロバイダ固有の接続パラメータの拡張設定

[拡張設定]タブでは、Microsoft OleDb Providerプロバイダ固有の接続パラメータを指定できます。

設定 説明
Jet OLEDB: Compact Reclaimed Space Amount データベースの圧縮により再利用が可能になる容量の概算(バイト単位)を示します。この値は、データベース接続の確立後に初めて有効になります。
Jet OLEDB: Connection Control ユーザーがデータベースに接続できるかどうかを示します。
Jet OLEDB: Create System Database 新しいデータソースを作成する際に、システムデータベースを作成する必要があるかどうかを示します。
Jet OLEDB: Database Locking Mode このデータベースのロッキングモードを示します。最初にデータベースを開くユーザーが、データベースが開いている間使用されるモードを決定します。
Jet OLEDB: Database Password データソースのパスワードを示します。
Jet OLEDB: Don't Copy Locale on Compact データベースを圧縮する際、Jetでロケール情報をコピーする必要があるかどうかを示します。
Jet OLEDB: Encrypt Database 圧縮済みのデータベースを暗号化する必要があるかどうかを示します。このプロパティを設定しなかった場合、圧縮済みのデータベースは、元のデータベースも暗号化されていた場合は暗号化されます。
Jet OLEDB: Engine Type 現在のデータストアにアクセスするために使用されるストレージエンジン示します。
Jet OLEDB: Exclusive Async Delay データベースが排他的に開かれているときに、Jetがディスクへの非同期書き込みを遅延できる時間の最大の長さ(ミリ秒単位)を示します。このプロパティは、[Jet OLEDB:Flush Transaction Timeout]が0に設定されていない限り無視されます。
Jet OLEDB: Flush Transaction Timeout 非同期書き込みのためキャッシュに保存されたデータが実際にディスクに書き込まれるまでに待機する時間の長さを示します。この設定は、[Jet OLEDB:Shared Async Delay]および[Jet OLEDB:Exclusive Async Delay]の値を上書きします。
Jet OLEDB: Global Bulk Transactions SQLバルクトランザクションが処理されたかどうかを示します。
Jet OLEDB: Global Partial Bulk Ops データベースを開くために使用されるパスワードを示します。
Jet OLEDB: Implicit Commit Sync 内部の暗黙的トランザクションで行われる変更が、同期モードと非同期モードのどちらで書き込まれるかを示します。
Jet OLEDB: Lock Delay 前回のロック取得が失敗した後、再試行までに待機するミリ秒数を示します。
Jet OLEDB: Lock Retry ロックされたページへのアクセス試行を繰り返す回数を示します。
Jet OLEDB: Max Buffer Size Jetでディスクへの変更のフラッシュを開始するまでに使用できるメモリの最大量(キロバイト単位)を示します。
Jet OLEDB: MaxLocksPerFile Jetでデータベースに配置できるロックの最大数を示します。デフォルト値は9500です。
Jet OLEDB: New Database Password このデータベースに設定される新しいパスワードを示します。古いパスワードは[Jet OLEDB:Database Password]に保存されます。
Jet OLEDB: ODBC Command Time Out JetからのリモートODBCクエリがタイムアウトするまでのミリ秒数を示します。
Jet OLEDB: Page Locks to Table Lock トランザクション内で何枚のページがロックされたら、Jetでロックがテーブルロックに昇格されるかを示します。この値が0の場合、ロックの昇格は行われません。
Jet OLEDB: Page Timeout Jetのキャッシュがデータベースファイルで古くなっているかどうかをチェックするまでに待機するミリ秒数を示します。
Jet OLEDB: Recycle Long-Valued Pages BLOBページが解放された際 Jetで積極的にBLOBページの収集を試みる必要があるかどうかを示します。
Jet OLEDB: Registry Path Jetのデータベースエンジンの値を含むWindowsレジストリキーを示します。
Jet OLEDB: Reset ISAM Stats スキーマRecordset DBSCHEMA_JETOLEDB_ISAMSTATSが、パフォーマンス情報を返した後にパフォーマンスカウンタをリセットする必要があるかどうかを示します。
Jet OLEDB: Shared Async Delay データベースがマルチユーザーモードで開かれている際に、Jetがディスクへの非同期書き込みを遅延できる時間の最大の長さ(ミリ秒単位)を示します。
Jet OLEDB: System Database ワークグループ情報ファイル(システムデータベース)のパスとファイル名を示します。
Jet OLEDB: Transaction Commit Mode トランザクションがコミットされた際、Jetのディスクへのデータ書き込むを同期的に行うかまたは非同期的で行うかを示します。
Jet OLEDB: User Commit Sync トランザクションで行われた変更が、同期モードと非同期モードのどちらで書き込まれるかを示します。