このトピックでは、ページレポートまたはRDLレポートをSQL Serverデータソースに接続する方法について説明します。SQL Serverデータソースに接続するには、[新規レポート]ダイアログ(新しいレポートを作成する場合)または[レポートデータソース]ダイアログ(レポートエクスプローラから開く場合)を使用できます。
[新規レポート]ダイアログを使用してSQL Serverデータ ソースに接続する
- デザイナアプリにて、[新規作成]をクリックします。
- [新規レポート]ダイアログでは、[RDLレポート]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [新規RDLレポート] > [データソース種類の選択]では、[SQL Server]を選択し、[次へ]をクリックします。
- 接続するサーバー名とデータベースを入力します。
- サーバー名とデータベースに対して、2つのパラメータを追加します。
- [パラメータ]をクリックして、[パラメータ]ダイアログを開きます。[追加]ボタンをクリックして新しいパラメータを追加します。
- 以下のプロパティを指定します。
- 名前:パラメータの名前を指定します。
- 型:ドロップダウンリストから値の型を選択します。(デフォルト値はString)
- テスト値:接続プロパティの実行時の値を指定します。
- 入力ソース:非表示でないパラメータの場合は[対話]を選択し、非表示パラメータの場合は[プログラム]を選択します。
- [OK]をクリックしてダイアログを閉じます。
- データソース接続の認証を指定するには、[認証] > [型]をSQL ServerまたはWindowsに設定します。
SQL Serverオプションを選択すると、ユーザー名とパスワードを入力します。
メモ:Windows認証の場合、[ユーザー名]と[パスワード]フィールドは無効になります。
- [高度なオプション]を選択して、追加の構成設定を指定できます。たとえば、キーと値のペアの入力を許可するUIタイムアウト期間オプションを設定できます。
- [テスト接続]をクリックし、接続をテストします。
- [次へ]をクリックし、フィールドを取得するようにデータセットを構成します。
- [パラメータ]をクリックして、ChannelKeyフィールドに対して、対話型パラメータ「channelKeyParam」を指定し、型を「Integer」に、テスト値を「4」に設定します。
- 追加されたパラメータを利用する有効なクエリを追加する必要があります。クエリを検証し、[次へ]をクリックします。
- レポートウィザードの最後の画面で、レポートの概要を確認し、[作成]をクリックすると、SQL Serverデータソースを含むレポートが正常に追加されます。
[レポートデータソース]ダイアログを使用してSQL Serverデータソースに接続する
- [レポートエクスプローラ]で、[データソース]ノードを右クリックして[データソースを追加する]を選択するか、[追加](+)ボタンをクリックして[データソース]を選択します。
- 表示される[レポートデータソース]ダイアログで、[全般]ページを選択し、データソースの名前を入力します(デフォルトでは「DataSource1」)。この名前は[データソース]ノードの子ノードとして[レポートエクスプローラ]に表示されます。
- [種類]フィールドで、「Microsoft SQL Client Provider」を選択します。
- [接続設定]ページでは、接続するサーバー名を入力します。
- データソース接続の認証を指定するには、[Windows認証を使用する]または[SQL Server認証]を選択します。
[SQL Server認証]オプションを選択すると、ユーザー名とパスワードを入力します。
メモ:[Windows認証を使用する]の場合、[ユーザー名]と[パスワード]フィールドは無効になります。
- データベースに接続するには、[データベース名を選択または入力]または[データベースファイルに接続する]を選択します。[データベース名を選択または入力]を選択すと、データベース名を入力するか、ドロップダウンリストから選択します。[データベースファイルに接続する]を選択すると、[参照]をクリックして、システム上の目的のデータベースファイルに移動します。選択したデータベースに論理名を付けることもできます。
メモ:[データベース名を選択または入力]を選択した場合、[論理名]フィールドは無効になります。
[接続文字列]タブには、次のように生成された接続文字列が表示されます。
data source=20.186.17.78;initial catalog=northwind;user id=qatester;password=*********;
詳細については、「Microsoft SQL Client Providerデータソースの設定プロパティ」を参照してください。
- [接続文字列]タブに移動し、[データソースを確認]アイコンをクリックして、生成された接続文字列を確認します。
- [OK]をクリックして変更を保存します。
Microsoft SQL Client Providerデータソースの設定プロパティ
Microsoft SQL Client Providerは、[レポートデータソース]ダイアログ内の[接続]セクションで次の構成設定を提供します。定義された構成設定に基づいて、[接続文字列]タブで接続文字列がで生成されます。
[接続設定]タブでは、サーバー名、認証方法、データベース名など、Microsoft SQL Client Providerの構成設定が含まれます。
設定 |
説明 |
サーバー名 |
サーバー名を入力します。 |
サーバーにログオンする |
[Windows認証を使用する]またはユーザー名とパスワードが必要な[SQL Server認証]のいずれかを選択します。[パスワードを保存する]を使用して、パスワードを保存することができます。 |
データベースへの接続 |
接続するデータベースの名前を入力するか、またはデータベースファイルに接続します。 |
[拡張設定]タブでは、次のプロパティを使用できます。
設定 |
説明 |
Application Name |
クライアントアプリケーション名を示します。 |
Current Language |
SQL Serverの言語名を示します。システムメッセージの選択、および書式設定に使用される言語を識別します。この言語はSQL Serverにインストールされている必要があり、そうではないと接続を開こうとしても失敗します。 |
Network Address |
Locationプロパティで指定されたSQL Serverのネットワークアドレスを示します。 |
Network Library |
SQL Serverとの通信に使用されるネットワークライブラリ(DLL)の名前を示します。この名前には、パスや.dllファイル名拡張子を含めることはできません。デフォルトではSQL Serverのクライアント構成で指定されます。 |
Packet Size |
ネットワークパケットサイズ(バイト単位)を示します。パケットサイズのプロパティ値は「512~32767」である必要があります。デフォルトのSQLOLEDBのネットワークパケットサイズは「4096」です。 |
Trusted Connection |
ユーザー認証モードを示します。これは「Yes」または「No」に設定することができます。デフォルト値は「No」です。このプロパティを「Yes」に設定した場合、SQLOLEDBではMicrosoft Windows NTの認証モードを使用して、Location、およびDatasourceのプロパティ値で指定したSQL Serverデータベースへのユーザーアクセスの認証が行われます。このプロパティを「No」に設定すると、SQLOLEDBでは混合モードを使用してSQL Serverデータベースへのユーザーアクセスの認証が行われます。SQL Serverのログイン情報とパスワードは、User Id、およびPasswordの各プロパティで指定します。 |
Workstation ID |
ワークステーションを識別する文字列です。 |