ネストされたデータセットは、JSONまたはXMLデータを階層構造として表します。ネストされたJSONまたはXMLデータセットは、データセットのノードを部分的に使用できるバインドされたデータ領域で一般的に使用されます。たとえば、CustomersデータセットにバインドされたTableデータ領域と、ネストされたデータセットOrderDetailsに直接バインドされたネストされたListデータ領域を含むレポートを作成できます。
以下の手順は、ネストされたJSONデータセットを含む新しいRDLレポートを作成する方法について説明します。
- デザイナアプリにて、[新規作成]をクリックします。[新規レポート]ダイアログでは、[RDLレポート]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [新規RDLレポート] > [データソース種類の選択]では、[JSON]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [JSONファイル接続の設定]画面では、次のURLを入力し、[次へ]をクリックします。
https://demodata.mescius.jp/northwind/odata/v1/Customers?$top=3&$expand=Orders($expand=OrderDetails,Shipper)
- [JSONクエリの設定]画面では、[名前]に「Customers」を入力し、[クエリ]では「$.value[*]」を指定します。
- [次へ]をクリックします。レポートウィザードの最後の画面で、レポートの概要を確認し、[作成]をクリックします。
- ツールボックスからTableコントロールをドラッグしてレポートのデザイナ面上にドロップし、Customersデータセットから、詳細行の最初のセルに「[CustomerId]」、2番目のセルに「[CompanyName]」、3番目のセルに「[City]」をドラッグ&ドロップします。
- Tableの詳細行を右クリックし、コンテキストメニューから[下に行を挿入]を選択します。
- ツールボックスからListコントロールをドラッグし、新規追加された行上にドロップします。
- TextboxコントロールをListにドラッグ&ドロップし、[Value]を、ネストされたOrdersデータセットのOrderIDに設定します。
- レポートに配置する各コントロールのサイズや位置を調整して、レポートの外観をカスタマイズします。
- [プレビュー]タブをクリックして、レポートをプレビューします。