ページレポートのOverflowPlaceHolderコントロールは、List、BandedList、TablixやTableデータ領域といった、定義したサイズに収まりきらない(オーバーフローする)データを表示するためのプレースホルダーです。OverflowPlaceHolderコントロール自体のSizeプロパティはリンク先のデータ領域のFixedSizeプロパティから取得されます。
また、データ領域をOverflowPlaceHolderコントロールにリンクし、そのOverflowPlaceHolderコントロールを他のOverflowPlaceHolderコントロールにリンクすることもできます。次のようなレイアウトを作成することができます。
メモ: 出力するデータが最初のページのデータ領域内にすべて収まり、次のページにオーバーフローしない場合、次のページにOverflowPlaceHolderコントロールしか配置されていなければ、そのページは描画されません。これは、次のページに描画するものがまったく存在しないためです。
ただし、そのページにOverflowPlaceHolderコントロール以外の静的なデータを含んだ何らかのコントロールを配置している場合、そのページも描画されます(OverflowPlaceHolderコントロールの部分には何も描画されません)。このページを描画しないようにするには、ThrowIfPlaceHoldersEmptyプロパティ を「True」に設定します。
データ領域のオーバーフローデータをOverflowPlaceHolderコントロールに連結するか、OverflowPlaceHolderコントロールから他のOverflowPlaceHolderコントロールにオーバーフローデータの連結を行うことができます。
以下の手順では、ページレポートのテンプレートにデータソースが接続され、データセットが追加されていることを前提としています。詳細については、 , 「データソースとの接続」と「データセットの追加」を参照してください。
データ領域をOverflowPlaceHolderコントロールにリンクする
データ領域のデータが、定義したサイズを超えてオーバーフローする場合には、データ領域にOverflowPlaceHolderコントロールへのリンクを作成してデータのフローを有効にします。
OverflowPlaceHolderコントロールを他のOverflowPlaceHolderコントロールにリンクする
OverflowPlaceHolderコントロールと別のOverflowPlaceHolderコントロールにリンクさせることで、オーバーフローデータを複数のOverflowPlaceHolderコントロールに表示することができます。
Webデザイナに表示されるプロパティは、以下の通りです。
OverflowPlaceHolder
カテゴリ | プロパティ | 説明 |
---|---|---|
全般 | 名前 | 名前を設定します。 |
オーバーフローデータの連結先 | オーバーフローしたデータを表示する連結先を設定します。 | |
位置とサイズ | 左 | 左位置を設定します。 |
上 | 上位置を設定します。 | |
幅 | 幅を設定します。 | |
高さ | 高さを設定します。 | |
レイアウト | レイヤー名 | 含まれるレイヤーの名前を設定します。 |