ストアドプロシージャをデータセットとして使用してレポートを作成することができます。DataSetにストアドプロシージャの結果セットを格納し、ストアドプロシージャで取得したデータを元に、レポートを作成できます。このチュートリアルではストアドプロシージャをデータセットとして使用するレポートの作成方法を紹介します。
このトピックでは、以下のタスクを行います。
    - Visual StudioプロジェクトにActiveReportを追加する
 
    - レポートをデータソースに接続する
 
    - パラメータのあるデータセット(ストアドプロシージャ)を追加する
 
    - レポートのレイアウトを作成する
 
    - レポートを表示する
 
    メモ:
    
        - このチュートリアルでは、Reelsデータベース(Reels.mdb)のテーブルを使用しています。Reelsデータベース(..\ActiveReportsNET18\Samples\Data\Reels.mdb)へのアクセス権限が必要です。
 
        - このチュートリアルではページレポートを使用していますが、RDLレポートを使用した場合も同様の手順で作成することが可能です。
 
    
 
チュートリアルを完了すると、次のようなレポートが作成されます。
デザイン時のレイアウト
実行時のレイアウト
Visual StudioプロジェクトにActiveReportを追加する
    
        - Visual Studioで新規プロジェクトを開きます([ファイル]メニューから[新規作成]、[プロジェクト]を選択)。
 
        - [新しいプロジェクト]ダイアログで[ActiveReports 18.0J ページレポート アプリケーション]を選択し、ファイル名を「StoredProcedure」に変更します。
 
        - [OK]ボタンをクリックすると、ActiveReports 18.0J  ページレポートアプリケーションが新規作成されます。デフォルトでページレポートがプロジェクトに追加されています。
 
    
    プロジェクトの追加については、「クイックスタート」を参照してください。
 
レポートをデータソースに接続する
    
        - レポートエクスプローラから、[データソース]ノードを右クリックして、[データソースの追加]のオプションを選択するか、[追加](+)ボタンから[データソース]を選択します。
        
 
        - [レポートデータソース]ダイアログ から、[全般]ページを選択し、名前を「Reels」に変更します。
 
        - このチュートリアルでは、Reelsデータベースに接続します。詳細については、「データソースとの接続」を参照してください。
 
    
 
パラメータのあるデータセットを追加する
    
        - レポートエクスプローラで、追加したデータソースのノードを右クリックして、[データセットの追加]のオプションを選択するか、[追加](+)ボタンから[データセット]を選択します。
 
        - [データセット]ダイアログで[全般]のページを選択し、[名前]フィールドに「SalesDataForStore」と入力します。この名前が[レポートエクスプローラ]で、追加したデータソースの子ノードとして表示されます。
 
        - [データセット]ダイアログの[クエリ]ページの[指定方法]を[Stored Procedure]にします。
 
        - [データセット]ダイアログの[クエリ]ページの[クエリ]フィールドにストアドプロシージャの名前(この例ではSalesDataForStore)を入力します。
 
        - [データセットの検証]アイコン
をクリックし、クエリを検証してフィールドを読み込みます。必要なパラメータがまだ追加されていないので、この時にエラーが発生する可能性があります。  
        - [パラメータ]ページから、[追加]ボタンをクリックし、パラメータを追加します。
 
        - 同ページで、[名前]を「StoreID」、[値]を「1002」に設定します。
 
        - [データセット]ダイアログの[クエリ]ページを再度選択し、[データセットの検証]アイコンをクリックし、クエリを検証してフィールドを読み込みます。
 
        - [OK]をクリックしてダイアログを閉じます。データセットとクエリフィールドは、[レポートエクスプローラ]にノードとして表示されます。
 
    
 
レポートのレイアウトを作成する
    
        - Visual Studioのツールボックスから、レポートのデザイナ面上にTableデータ領域を配置します。
 
        - Tableデータ領域でテーブルの詳細行のセルの上をマウスオーバーし、フィールド選択の装飾を表示します。 
 
        - Tableデータ領域を選択し、[プロパティ]ウィンドウから以下のプロパティを設定します。
            
                
                    
                        | プロパティ名 | 
                        プロパティの値 | 
                    
                    
                        | Location | 
                        0in, 0.5in | 
                    
                    
                        | Size | 
                        6.5in, 0.75in | 
                    
                    
                        | FixedSize | 
                        6.5in, 7in | 
                    
                
            
         
        - 装飾をクリックし、[SalesDataForStore]データセットにあるフィールドのリストを表示します。Tableデータ領域の詳細行のセルに、以下のフィールドを追加します。
            
                
                    
                        | セル | 
                        フィールド | 
                    
                    
                        | 左 | 
                        StoreID | 
                    
                    
                        | 中央 | 
                        UnitsSold | 
                    
                    
                        | 右 | 
                        NetSales | 
                    
                
            
これにより、自動的に詳細行に式が設定され、同じ列のヘッダ行に静的なラベルが設定されます。
         
        - ヘッダ行の左端にある行ハンドルをクリックし、行全体を選択し、[プロパティ]ウィンドウから以下のプロパティを設定します。
            
                
                    
                        | プロパティ名 | 
                        プロパティの値 | 
                    
                    
                        | FontWeight | 
                        Bold | 
                    
                    
                        | RepeatOnNewPage | 
                        True | 
                    
                
            
         
        - 各列の上端の列ハンドルをクリックして列全体を選択し、[プロパティ]ウィンドウからWidthプロパティを以下のように設定します。
            
                
                    
                        | 列 | 
                        幅 | 
                    
                    
                        | 1番目 | 
                        3.5in | 
                    
                    
                        | 2番目 | 
                        2in | 
                    
                    
                        | 3番目 | 
                        1in | 
                    
                
            
         
        - 各列の上端の列ハンドルをクリックして列全体を選択し、すべての列のTextAlignプロパティを「Left」に設定します。
 
        - ツールボックスからレポートのデザイナ面上にTextboxをドラッグし、[プロパティ]ウィンドウから以下のプロパティを設定します。
            
                
                    
                        | プロパティ名 | 
                        プロパティの値 | 
                    
                    
                        | TextAlign | 
                        Center | 
                    
                    
                        | Size | 
                        6.5in, 0.35in | 
                    
                    
                        | Location | 
                        0in, 0.125in | 
                    
                    
                        | FontSize | 
                        14pt | 
                    
                    
                        | Value | 
                        商店別の売上 | 
                    
                    
                        | FontWeight | 
                        Bold | 
                    
                
            
            
                ヒント:RDLレポートの場合は、ページヘッダ上にTextBoxコントロールを配置することが可能です。
            
         
    
 
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