本サンプルでは、レポート上で計算フィールドとDataFieldプロパティに設定したフィールド式を使用して計算を行う方法を紹介します。
フォルダ
Visual Basic.NET
<User Folder>\ActiveReportsNET18\Samples\API\Section\Summary\VB.NET
C#
<User Folder>\ActiveReportsNET18\Samples\API\Section\Summary\C#
実行時の機能
OrdersReportは、レポート上で計算フィールドを使用する方法を示します。DataInitializeイベントでFieldsコレクションに計算フィールドを追加し、FetchDataイベントで計算フィールドの値を計算します。
DataFieldExpressionsReportは、DataFieldプロパティで式を使用して計算を行う方法を紹介します。
プロジェクトの構造
このサンプルには以下のプロジェクトが含まれます。
StartForm
OrdersReport
レポートで各受注毎の商品ID、単価、数量、割引率、明細金額、および合計が表示されます。明細金額には、FetchDataイベントで算出した計算フィールドの値を表示します。
OrdersReportレポートは、ghOrderID(グループヘッダ)セクション、Detail(詳細)セクション、gfOrderID(グループフッタ)セクション、およびPageFooter(ページフッタ)セクションを使用しています。
ghOrderIDセクション
セクションのDataFieldプロパティをOrderIDに設定しグループ化しています。また、各グループにOrderIDを表示するために、データベースに連結したTextBoxコントロールを配置しています。
Detailセクション
各レコードの情報を表示するために、TextBoxコントロールを配置しています。
gfOrderIDセクション
PageFooterセクション
各ページに注意書きを表示します。
DataFieldExpressionsReport
OrderDetailクラスを使用してデータを表示します。明細金額は、txtExtendedPriceテキストボックスのDataFieldプロパティに設定したフィールド式(=UnitPrice*Quantity)によって計算されます。レポートのデータはOrderDetailクラスを利用して、DataInitializeおよびFetchDataイベントを使用して設定しています。
PageHeaderセクション
商品名等のラベルを配置しています。
Detailセクション
txtExtendedPriceテキストボックスのDataFieldプロパティに、フィールド式(=UnitPrice*Quantity)を設定しています。
OrderDetail