本サンプルでは、ASP.NET Coreバックエンドを使用したWebデザイナで共有データソースを使用する方法を紹介します。
メモ:
- サンプルを実行する前に、.NET 6.0 SDKがシステムにインストールされている必要があります。
- Visual Studio 2022のバージョン 17.0以降が必要です。
- Internet Information Services (IIS)に展開するために、.NET Core ホスティング バンドルがインストールされている必要があります。
フォルダ
実行時の機能
このサンプルを実行すると、Webデザイナがブラウザで開かれ、レポートの作成、編集、または変更が可能になります。Webデザイナには、以下のオプションがあります。
- ファイル: レポートを作成、開く、または保存するためのオプションが含まれます。また、[製品情報]にバージョン情報および[ヘルプ]にオンラインヘルプのリンクも含まれます。
- ホーム: 切り取り、コピー、貼り付け、削除などの編集オプションが含まれます。また、フォント名、サイズ、文字色、テキストの左揃え、中央揃え、右揃え、両端揃えにするオプションも提供されます。
- レポート: ページの挿入、削除、移動(ページレポートのみ)、ヘッダとフッタの追加または削除(RDLレポートのみ)、およびテーマの切り替えなどのオプションが含まれます。
- プロパティ: 選択したレポート要素のプロパティを表示します。複数の要素を選択する場合は、共通のプロパティのみが表示されます。
- データ: レポートのデータセットとパラメータを管理するためのオプションが含まれます。現在の日付と時刻、ページ番号、総ページなどの共通の値も表示されます。
プロジェクトの構造
このサンプルは以下のプロジェクトで構成されています。
wwwrootフォルダ
このフォルダには、index.htmlファイルとその他の静的リソースが含まれます。
Implementationフォルダ
IReportStoreおよびIResourceRepositoryProviderの実装が含まれます。
resourcesフォルダ
レポート、データソース(csv、json、sqlite)、および共有データソース(*.rdsx)が含まれます。
Startup.csファイル
次のような処理を行います。
- アプリケーションが使用するサービスとミドルウェアを構成します。
- IReportStoreとIResourceRepositoryProviderをシングルトンサービスとして登録します。
- レポートおよびデザイナサービスを追加します。
- SQLiteデータプロバイダが追加されるGrapeCity.ActiveReports.configファイルへのパスを設定します。
- レポートおよびデザイナのミドルウェアを構成します。
- 静的ファイルを提供します。