本サンプルでは、WPFビューワの使い方と、ページレポート、RDLレポート、セクションレポートを表示するためのオプションを紹介します。
フォルダ
Visual Basic.NET
<User Folder>\ActiveReportsNET18\Samples\Desktop\WPF Viewer\VB.NET
C#
<User Folder>\ActiveReportsNET18\Samples\Desktop\WPF Viewer\C#
実行時の機能
サンプルを実行すると、WPFビューワ、[レポートの選択]コンボボックス、[プレビュー]ボタン、および[カスタムボタンの追加]チェックボックスを含むMainWindow.xamlが表示されます。
レポートの選択
[レポートの選択]コンボボックスで、6つのサンプルレポートのいずれかをリストから選択できます。このコンボボックスに含まれるレポートは、Catalog.rdlx、EmployeeSales.rdlx、Invoice1.rdlx、Invoice2.rpx、LabelReport.rpx、PaymentSlip.rpxです。
プレビュー
[プレビュー]ボタンをクリックすると、WPFビューワの[レポートの選択]コンボボックスで選択したレポートが開きます。
カスタムボタンの追加
[カスタムボタンの追加]チェックボックスは、WPFビューワのカスタマイズオプションの具体例を示します。[製品について]カスタムボタンをWPFビューワツールバーに表示するには、[カスタムボタンの追加]チェックボックスをオンにして[プレビュー]ボタンをクリックします。[製品について]カスタムボタンをWPFビューワツールバーから除去するには、[カスタムボタンの追加]チェックボックスをオフにして[プレビュー]ボタンをクリックします。
プロジェクトの構造
Reportsフォルダ
このフォルダには以下のレポートが含まれます。
Catalog.rdlx: これは製品カタログのサンプルレイアウトです。このレポートは複数ページレイアウトを使用してカタログを作成します。このレポートのレイアウトは4ページにわたり、実行時に1ページずつ表示されます。Page1とPage2のレイアウトは、単に序文を表示します。Page3のレイアウトには、各製品カテゴリの製品詳細を表示するTextBoxコントロールとTableを含むListデータ領域が含まれます。このListはCategoryIDフィールドでグループ化されており、製品カテゴリによって製品を絞り込めるようになっています。Page4のレイアウトは、TextBox、Shape、Lineの各コントロールを使用して、ユーザーが手動で注文を入力するための注文フォームを作成します。
EmployeeSales.rdlx: このサンプルレイアウトは、1997年の従業員別の売上を表示します。Chartコントロールを使用して従業員別の売上をグラフィカルに分析して表示し、Tableデータ領域に正確な数字を一覧表示します。
Invoice1.rdlx: このレポートは、BandedListコントロールといくつかのTextBoxコントロールを使用して、顧客取引を表示するための請求書レイアウトを作成します。ページおよびBandedListコントロールはOrderIDフィールドによってグループ化されています。BandedListコントロールのフッタセクションにあるTextBoxで、Sum関数を使用して取引の総額を表示します。Invoice1.rdlxレポートの詳細については、「レポートギャラリー サンプル」を参照してください。
Invoice2.rpx: これは請求書形式のサンプルレイアウトです。レポートページはEstimateIDフィールドによってグループ化されています。Sum関数を使用して全取引の総額を表示します。Invoice2.rpxレポートの詳細については、「レポートギャラリー サンプル」を参照してください。
LabelReport.rpx: このレポートは、郵便業務でよく使用されるタックシールを表示します。この複数列レポートでは顧客バーコードを使用しており、DataFieldプロパティを使用してバーコードをデータにバインドします。LabelReport.rpxレポートの詳細については、「レポートギャラリー サンプル」を参照してください。
PaymentSlip.rpx: このレポートは、コンビニエンスストアの支払いサービスで使用されるGS1-128バーコードが付いた支払伝票を表示します。GS1-128はコンビニバーコード(旧称UCC/EAN-128)です。PaymentSlip.rpxレポートの詳細については、「レポートギャラリー サンプル」を参照してください。
DefaultWPFViewerTemplates.Xaml
DefaultWPFViewerTemplates.xamlは、WPFビューワのカスタマイズに使用します。WPFビューワのカスタマイズ手順については、「WPFビューワ」を参照してください。
MainWindow.xaml
MainWindow.xamlはサンプルを実行したときに表示されます。このXAMLファイルには、WPFビューワ、[レポートの選択]コンボボックス、[プレビュー]ボタン、[カスタムボタンの追加]チェックボックスが含まれます。
MainWindow.xaml.vb(または.cs)のコードビハインドは、WPFビューワでのRDLXおよびRPXレポートの表示とWPFビューワアプリケーションのカスタマイズを処理します。
MyCommand
このクラスには、WPFビューワツールバーの[製品について]カスタムボタンをクリックしたときに表示されるテキストが含まれます。