PowerTools ActiveReports for .NET 9.0J
共存について

ActiveReports for .NETは、異なるバージョンを同一マシンに共存させることができます。次のトピックは、共存に関する情報をまとめて記載します。

開発環境の共存

ActiveReports for .NET 9.0Jは、ActiveReports for .NET 1.0J/2.0J/3.0J/6.0J/7.0Jと同一マシンにインストールして共存できます。

デザイナの共存

ActiveReports for .NETのデザイナは、Visual StudioのIDE(統合開発環境)に統合されることで使用できるようになります。次の表はデザイナが対応するVisual Studioのバージョンを示します。

Visual Studio
.NET 2002
Visual Studio
.NET 2003
Visual Studio 2005 Visual Studio 2008 Visual Studio 2010 Visual Studio 2012 Visual Studio 2013 Visual Studio 2015
ActiveReports for .NET 1.0J ○(*1) × × × × × ×
ActiveReports for .NET 2.0J SP1以降 × ○(*1) ○(*2) × × × × ×
ActiveReports for .NET 3.0J SP1以降 × × × × ×
ActiveReports for .NET 6.0J SP2以降 × × ○(*2) ○(*3) ○(*3, *4, *5) × × ×
ActiveReports for .NET 7.0J SP2以降 × × × ○(*3) ○(*3, *4, *5) ○(*4, *5) ○(*4, *5) ×
ActiveReports for .NET 9.0J SP2以降 × × × × ○(*4, *5) ○(*4, *5) ○(*4, *5) ○(*5)
ActiveReports for .NET 11.0J × × × × ○(*5) ○(*5) ○(*5) ○(*5)

なお、同一のVisual Studioプロジェクト内で異なるバージョンのActiveReportsを使用することはできません。

*1. ActiveReports for .NET 2.0JとActiveReports for .NET 1.0JのデザイナをVisual Studio .NET 2003上で共存させる場合は、スイッチャツールを使用してデザイナを切り替える必要があります。詳細については、ActiveReports for .NET 1.0JまたはActiveReports for .NET 2.0Jの製品ヘルプをご覧ください。

*2. ActiveReports for .NET 6.0JとActiveReports for .NET 2.0JのデザイナをVisual Studio 2005上で共存させる場合は、RPXデザイナ切替ツール(Switcher.exe)を使用してデザイナを切り替える必要があります。(ActiveReports for .NET 6.0Jは、SP1よりRPXファイルを直接編集することが可能です。)詳細については、ActiveReports for .NET 6.0Jの製品ヘルプをご覧ください。

*3. ActiveReports for .NET 7.0JとActiveReports for .NET 6.0JのデザイナをVisual Studio 2008およびVisual Studio 2010上で共存させる場合は、RPXデザイナ切替ツール(ReportDesigner.Switcher.exe)を使用してデザイナを切り替える必要があります。詳細については、ActiveReports for .NET 7.0Jの製品ヘルプをご覧ください。

*4. ActiveReports for .NET 9.0Jと7.0Jまたは6.0JのデザイナをVisual Studio 2010、Visual Studio 2012、またはVisual Studio 2013上で共存させる場合は、RPX/RDLXデザイナ切替ツール(ReportDesigner.Switcher.exe)を使用してデザイナを切り替える必要があります。詳細については、次の「9.0J/7.0J/6.0Jのデザイナの共存について」をご参照ください。

*5. ActiveReports for .NET 11.0Jと9.0Jと7.0J、または6.0JのデザイナをVisual Studio 2010、Visual Studio 2012、Visual Studio 2013、またはVisual Studio2015上で共存させる場合は、RPX/RDLXデザイナ切替ツール(ReportDesigner.Switcher.exe)を使用してデザイナを切り替える必要があります。詳細については、ActiveReports for .NET 11.0Jの製品ヘルプをご覧ください。

9.0J/7.0J/6.0Jのデザイナの共存について

以下の場合は、「ActiveReports for .NET 9.0J RPX/RDLXデザイナ切替ツール(ReportDesigner.Switcher.exe)」を使用して、デザイナを切り替える必要があります。

  1. Visual Studioを終了します。
  2. 「ActiveReports for .NET 9.0J RPX/RDLXデザイナ切替ツール(ReportDesigner.Switcher.exe)」を起動します (インストールしたフォルダの「Tools」フォルダ下にあります)。
  3. 有効にしたいバージョンを選択して、[実行]ボタンを押します。
Visual Studioの実行中に使用しないでください。

プロジェクトの共存

実行(配布先)環境の共存

.NET Frameworkには、厳密なアセンブリ識別機構が盛り込まれており、Visual Studioで作成した実行ファイルやアセンブリは、それらが依存するアセンブリを名前とバージョンおよびその他の情報を使って判別します。

そのため、異なるバージョンで作成したアプリケーションを、実行環境上において共存させることができます。

コンポーネントの配置方法については、「ランタイムファイルの配布について」や「アプリケーションを配布する」を参照してください。

実行環境上において、旧バージョンで作成したアプリケーションを、9.0Jで作成したアプリケーションに移行するには実行(配布先)環境の移行を参照してください。

 

 


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