WebViewerコントロール(Professionalのみ)でViewerTypeをFlashViewerに設定した場合、Viewerコントロールのツールバーと同様のツールバーを利用できます。 ツールバーの表示・非表示、ボタンの並べ替え、カスタムボタンの追加、カスタムツールバーの作成などの機能を使用して、ツールバーを簡単にカスタマイズできます。また、Web.Controls名前空間を使用してカスタムボタンまたはカスタムツールバーを作成し、そのツールバーをWebViewerのFlashViewerToolbarプロパティに指定できます。
デフォルトで提供されるボタンは以下の通りです。
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メモ : WebViewerコントロールのViewerTypeプロパティがFlashViewerに設定されていない場合、以下のコードは無視されます。 |
ツールバーの非表示
- Visual Studioソリューションエクスプローラ上でWebViewerを配置しているASPXファイルを右クリックし、[デザイナーの表示]を選択します。
- Webフォームのデザインビューでページをダブルクリックします。PageLoadイベント用のイベントハンドラが作成され、ページのコードが表示されます。
- ツールバーを非表示するには、次のコードを使用します。
Visual Basic
Visual Basicコード(PageLoadイベント内に貼り付けます) |
コードのコピー
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WebViewer1.FlashViewerToolBar.Visible = False
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C#
C#コード(PageLoadイベント内に貼り付けます) |
コードのコピー
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WebViewer1.FlashViewerToolBar.Visible = false;
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「using」または「Imports」ディレクティブを追加する
ASPXのコードビューの上部に「using」または「Imports」ディレクティブを追加し、カスタマイズするために必要なコードを減らすことができます。
Visual Basic
Visual Basicコード(ASPXコードビューの先頭に張り付けます) |
コードのコピー
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Imports GrapeCity.ActiveReports.Web.Controls
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C#
C#コード(ASPXコードビューの先頭に張り付けます) |
コードのコピー
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using GrapeCity.ActiveReports.Web.Controls;
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ツールバーのボタンを並び替える
- Visual Studioソリューションエクスプローラ上でWebViewerを配置しているASPXファイルを右クリックし、[デザイナーの表示]を選択します。
- Webフォームのデザインビューでページをダブルクリックします。PageLoadイベント用のイベントハンドラが作成され、ページのコードが表示されます。
- ボタンを作成し、ツールバーの先頭に配置するには次のコードを使用します。
Visual Basic
Visual Basicコード(Page_Loadイベント内に張り付けます) |
コードのコピー
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'ツールバーから既定のツールを取得します。(ツールのインデックスを指定することも可能です。)
Dim tool As ToolBase = WebViewer1.FlashViewerToolBar.Tools("PageRangeButton")
'ツールバーからツールを削除します。
WebViewer1.FlashViewerToolBar.Tools.Remove(tool)
'ツールを違う位置に挿入します。
WebViewer1.FlashViewerToolBar.Tools.Insert(0, tool)
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C#
C#コード(Page_Loadイベント内に張り付けます) |
コードのコピー
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//ツールバーから既定のツールを取得します。(ツールのインデックスを指定することも可能です。)
ToolBase tool = WebViewer1.FlashViewerToolBar.Tools["PageRangeButton"];
//ツールバーからツールを削除します。
WebViewer1.FlashViewerToolBar.Tools.Remove(tool);
//ツールを違う位置に挿入します。
WebViewer1.FlashViewerToolBar.Tools.Insert(0, tool);
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ツールバーからボタンを削除する
- Visual Studioソリューションエクスプローラ上でWebViewerを配置しているASPXファイルを右クリックし、[デザイナーの表示]を選択します。
- Webフォームのデザインビューでページをダブルクリックします。PageLoadイベント用のイベントハンドラが作成され、ページのコードが表示されます。
- ツールバーのボタンを削除するには、次のコードを使用します。
Visual Basic
Visual Basicコード(Page_Loadイベント内に張り付けます) |
コードのコピー
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'ツールバーから既定のツールを取得します。(ツールのインデックスを指定することも可能です。)
Dim tool As ToolBase = WebViewer1.FlashViewerToolBar.Tools("PageRangeButton")
' ツールバーからツールを削除します。
WebViewer1.FlashViewerToolBar.Tools.Remove(tool)
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C#
C#コード(Page_Loadイベント内に張り付けます) |
コードのコピー
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//ツールバーから既定のツールを取得します。(ツールのインデックスを指定することも可能です。)
ToolBase tool = WebViewer1.FlashViewerToolBar.Tools["PageRangeButton"];
//ツールバーからツールを削除します。
WebViewer1.FlashViewerToolBar.Tools.Remove(tool);
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カスタムボタンを作成してツールバーに追加する
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ヒント:Web.Controls名前空間のToolsCollectionクラスは、System.Collections.ObjectModel.Collectionの標準メソッドが使用可能ですので、ツールバーのボタンの追加だけの操作を行う場合、Addメソッドも使用できます。 |
- Visual Studioソリューションエクスプローラ上でWebViewerを配置しているASPXファイルを右クリックし、[デザイナーの表示]を選択します。
- Webフォームのデザインビューでページをダブルクリックします。PageLoadイベント用のイベントハンドラが作成され、ページのコードが表示されます。
- ボタンを作成してツールバーの先頭に配置するには、次のコードを使用します。
Visual Basic
Visual Basicコード(Page_Loadイベント内に張り付けます) |
コードのコピー
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Dim customButton As ToolButton = Tool.CreateButton("CustomButton")
customButton.Caption = "お問い合わせ"
customButton.ToolTip = "グレープシティ社のウェブサイトへ"
customButton.ClickNavigateTo = "http://www.grapecity.com/jp/"
'指定されたインデックスにボタンを追加します。この場合は、20に設定しています。
'[戻る]と[進む]ボタンの間、最後から2番目に配置します。
'最左に配置するには、インデックスパラメータを0に設定します。
WebViewer1.FlashViewerToolBar.Tools.Insert(20, customButton)
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C#
C#コード(Page_Loadイベント内に張り付けます) |
コードのコピー
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ToolButton customButton = Tool.CreateButton("CustomButton");
customButton.Caption = "お問い合わせ";
customButton.ToolTip = "グレープシティ社のウェブサイトへ";
customButton.ClickNavigateTo = "http://www.grapecity.com/jp/";
//指定されたインデックスにボタンを追加します。この場合は、20に設定しています。
//[戻る]と[進む]ボタンの間、最後から2番目に配置します。
//最左に配置するには、インデックスパラメータを0に設定します。
WebViewer1.FlashViewerToolBar.Tools.Insert(20, customButton);
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カスタムツールバーを作成してViewerに追加する
- Visual Studioソリューションエクスプローラ上でWebViewerを配置しているASPXファイルを右クリックし、[デザイナーの表示]を選択します。
- Webフォームのデザインビューでページをダブルクリックします。PageLoadイベント用のイベントハンドラが作成され、ページのコードが表示されます。
- カスタムツールバーを作成してビューワに追加するには次のコードを使用します。
Visual Basic
Visual Basicコード(Page_Loadイベント内に張り付けます) |
コードのコピー
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'ツールバーに使用されるボタンとセパレータのコレクションを取得します。
Dim collection As ToolsCollection = WebViewer1.FlashViewerToolBar.Tools
'すべてのボタンとセパレータを削除します。
collection.Clear()
'定義済みのボタンを追加します。
collection.Add(Tool.Create(ToolsCollection.ToolCommands.ZoomOutButton))
collection.Add(Tool.Create(ToolsCollection.ToolCommands.ZoomBox))
collection.Add(Tool.Create(ToolsCollection.ToolCommands.ZoomInButton))
'セパレータを追加します。
collection.Add(Tool.CreateSeparator())
'定義済みのボタンを追加します。
collection.Add(Tool.Create(ToolsCollection.ToolCommands.SearchButton))
'セパレータを追加します。
collection.Add(Tool.CreateSeparator())
'カスタムボタンを追加します。
collection.Add(Tool.CreateButton("btn1"))
collection.Add(Tool.CreateButton("btn2"))
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C#
C#コード(Page_Loadイベント内に張り付けます) |
コードのコピー
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//ツールバーに使用されるボタンとセパレータのコレクションを取得します。
ToolsCollection collection = WebViewer1.FlashViewerToolBar.Tools;
//すべてのボタンとセパレータを削除します。
collection.Clear();
//定義済みのボタンを追加します。
collection.Add(Tool.Create(ToolsCollection.ToolCommands.ZoomOutButton));
collection.Add(Tool.Create(ToolsCollection.ToolCommands.ZoomBox));
collection.Add(Tool.Create(ToolsCollection.ToolCommands.ZoomInButton));
//セパレータを追加します。
collection.Add(Tool.CreateSeparator());
//定義済みのボタンを追加します。
collection.Add(Tool.Create(ToolsCollection.ToolCommands.SearchButton));
//セパレータを追加します。
collection.Add(Tool.CreateSeparator());
//カスタムボタンを追加します。
collection.Add(Tool.CreateButton("btn1"));
collection.Add(Tool.CreateButton("btn2"));
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