［デザイナ］タブでは、レポートレイアウトを視覚的に設計できます。ツールボックスからコントロールをドラッグしてレイアウトの作成、データ領域のデータとの連結、コンテキストメニューでレポートとコントロールのプロパティの設定などデザイン時のほとんどの機能を実装できます。

ヒント : デザイナ設定ボタンとズーム スライダ等のレポートのデザインを支援するための機能が用意されています。

［スクリプト］タブでは、レポート内にスクリプト処理を実装できるスクリプトエディタが表示されます。スクリプトの言語は、セクションレポートの場合はVisual BasicまたはC#を使用でき、ページレポート／RDLレポートの場合はVisual Basicを使用できます。

実装したスクリプトは.vbや.csのコードではなく、レポート自体に記述されます。スクリプトの処理は開発環境上でのビルドを必要としないため、エンドユーザーデザイナを使用してエンドユーザー環境でレポートのデザイン変更を行う場合に有効です。

ページレポート／RDLレポートでは、レポートコントロール上に使用する表現を参照できるコードブロックを組み込むことができます。スクリプトの使用方法の詳細は、「スクリプトの使用」を参照してください。

セクションレポートでは、オブジェクトイベントにコードを追加できます。スクリプトエディタでの2つのドロップダウンで、ActiveReportのセクションまたは、関連するイベントやレポート自体または、関連するイベントのいずれかを選択できます。イベントを選択すると、スクリプトエディタがイベントのメソッドスタブを生成します。セクションレポートでのスクリプトの使用方法の詳細は「スクリプトでコードの使用」を参照してください。

［プレビュー］タブでは、プロジェクトを実際に実行せずに、レポートの実行結果をプレビュー表示できます。これにより、デザイナやコードで加えた変更点の影響をすばやく確認できます。

以下の条件で、レポートが正しくプレビュー表示されない場合があります。

• レポートクラス内のコードやスクリプトに誤った処理が実装されている
• レポートクラスのコンストラクタが変更されている
• レポートのデータソースが正しく設定されていない
• レポートクラス以外にレポートの設定処理が実装されている
• .mdbファイルがプロジェクトにコピーされている

ActiveReport以外のクラスから継承されたレポートの場合、継承元のクラスが同一プロジェクト内に存在する場合に限り、［プレビュー］タブによりプレビュー可能です。継承元のクラスが当該プロジェクト内に存在せず、外部のクラスライブラリを参照しているような場合は、［プレビュー］タブによるプレビューは機能しません。

ASP.NET Webサイトに直接セクションレポート（コード）を追加している場合は、［プレビュー］タブが非表示となり、プレビューできません。