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Imageレポートコントロールは、レポートに埋め込む画像、プロジェクト内に追加してある画像、データベースやURLから取得する画像をレポートに表示できます。レポートにImageコントロール配置後、「プロパティウインドウ」のSourceプロパティで画像を指定できます。
埋め込み画像
画像をレポートに埋め込みます。複数のプロジェクト間でレポートを使用する場合は便利ですが、埋め込む画像サイズによってレポートファイルのサイズも大きくなるという欠点があります。
レポートに画像を埋め込むには、
そして、Valueプロパティのドロップダウンで表示する埋め込んだ画像のリストから画像を選択します。
データ可視化の画像
データ可視化の画像を設定することで、データを簡易的なグラフで表示できます。
レポートにデータの可視化を追加するには、次の手順に従います。
[データの可視化]ダイアログでは、使用する可視化の種類を選択します。可視化の種類はIcon Set、Range Bar、Data Barです。
データに値を設定するには、ダイアログでデータに関する式を設定してください。
プロジェクトの画像
プロジェクト内の画像ファイルを指定できます。このため一つの画像をプロジェクト内の複数のレポートで共有できます。指定した画像を変更した場合、その画像を参照しているレポート全てに反映されます。画像ファイルはアプリケーションと一緒に配布します。
Visual Studioプロジェクトに画像を保存するには、
そして、Valueプロパティのドロップダウンで表示する埋め込んだ画像のリストから画像を選択します。
データベースの画像
製品カタログは、おそらく、データベースに格納された画像をレポートで使用する最も一般的なシナリオです。Imageコントロールをデータ領域に配置して、データの行ごとに表示するデータベース画像を使用できます。
ページヘッダとページフッタはフィールドを参照する式を使用しないため、ヘッダとフッタでデータベース画像を使用できませんので、ご注意してください。
Imageレポートコントロールにデータベースの画像を表示するには、
メモ : Microsoft Accessデータベースの画像はOLEオブジェクトとして保存され、それはImageコントロールで読み込めません。 |
Webからの画像
URLを指定して参照する画像も表示できます。Webの画像を参照する場合プロジェクトやレポートのサイズは大きくなりません。但し、Webの画像が移動や削除された時レポートに表示されません。
Webの画像を使用するには、
画像のプロパティは[プロパティ設定ダイアログ]で指定されています。このダイアログを表示するには、レポート上の画像コントロールを選択した状態で、[プロパティ]ウインドウ内にある「プロパティ設定ダイアログ」のリンクをクリックします。
このダイアログでは、次のページを使用してコントロールのプロパティを設定できます。
メモ :これらのいくつかのプロパティで<式...>を選択して式エディタを開きます。 |
[全般]
[名前] : レポートに使用されていないユニークな名前を入力します。この名前はコード内に呼び出すことができます。
[ツールヒント] : 実行時にユーザーが画像上にホバーした時に表示させたい値または式を入力します。
[次の画像を使用] : 表示する画像の名前を入力します。下記の[画像ソースの選択]に応じて、画像の参照、組み込む画像の選択、またはデータベースから画像の表示などできます。このプロパティは<データの可視化>のオプションも提供しています。このオプションのクリックで表示する[データの可視化]ダイアログで可視化の式を作成できます。
[画像ソースの選択] : 画像のソースはExternal、Embedded、Databaseのいずれかを選択します。
[MIMEの種類] : 選択した画像のMIMEの種類を選択します。
[表示]
[レポートの初期実行時]
[次のレポートアイテムでの表示の切り替えを可能にする] : コントロールに別のレポートに隣接する切り替え表示を表すには、このチェックボックスをオンにします。その下のドロップダウンが有効になり、画像の表示を切り替えるためのTextBoxコントロールを指定します。ユーザーが切り替えアイテムをクリックして画像を表示または非表示にできます。
[ナビゲーション]
ユーザーが画像をクリックした時に実行するアクションを1つ選択します。
なし : ユーザーが実行時にImageをクリックしたとき、何もしないというデフォルト動作になります。
レポートに移動 : ドリルスルーレポートを作成するには、このオプションを選択して、ローカルレポートの名前を指定するか、または別のフォルダ内のレポートの相対パスや別のサーバ上のレポートの完全なパスを指定します。
パラメータ : 対象となるレポートのパラメータの[名前]、対象レポートへ送信する[値]を指定して、またパラメータを[省略]するかどうかを指定します。ユーザーが指定するパラメータ名は正確に対象レポートのパラメータと一致する必要があることに注意してください。
ヒント : X、矢印ボタンを使用して、パラメータを削除または順序を変更することができます。 ブックマークに移動 : このオプションを選択し有効な[ブックマークID]を指定することで、ユーザーがそのブックマークIDを持つレポートアイテムに移動できます。
URLに移動 : このオプションを選択し有効なURLを指定して、Webページへのハイパーリンクを作成できます。
[見出しマップラベル] :目次(見出しマップ)でこのアイテムを表すためのラベルとして使用する式を入力します。
[ブックマークID]:この画像のロケータとして使用する式を入力します。次に、[ブックマークに移動]アクションを使用して、別のレポートコントロールからこの項目にブックマークリンクを提供することが可能となります。