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セクションレポートは、デフォルトとしてPageHeader、DetailおよびPageFooterから構成されています。レポートを右クリックし、コンテキストメニューにある[挿入]オプションを選択し、[レポートヘッダ/フッタ]または[グループヘッダ/フッタ]セクションのペアを追加できます。
Detailセクション以外のすべてのセクションは、Detailセクションの上下にペアとして挿入されます。 VisibleプロパティをFalseに設定することで、使用していないセクションを非表示にすることができます。
ActiveReportsのセクションには次の種類があります。
レポートヘッダ(ReportHeader)
1つのレポートには1つのレポートヘッダセクションを作成できます。このセクションはレポートの先頭に出力されます。通常ここにはレポートのタイトルやデータの集計結果、またはグラフといった、レポートの先頭に一度だけ表示する必要のある情報を出力します。このセクションにあるNewPageプロパティを使用し、セクションの印刷前に新しいページを挿入するか、印刷後に挿入するか、または印刷前と印刷後の両方に挿入できます。
レポートヘッダは、デフォルトではセクションレポート上に表示されません。このセクションを追加するには、レポートを右クリックし、コンテキストメニューから[挿入]を選択して[レポートヘッダ/フッタ]を選択します。
ページヘッダ(PageHeader)
1つのレポートには1つのページヘッダセクションを作成できます。このセクションは各ページの先頭に出力されます。レポートヘッダセクションを含むページを除き、このセクションがページの先頭に出力されるセクションです。ここにはカラムヘッダやページ番号、またはページタイトルといった、レポート内の各ページの先頭に表示する必要のある情報を出力します。
メモ: ページヘッダやページフッタ上に、バウンドコントロール(データベースに連結したコントロール)を配置してはいけません。これらのセクションは、そのページに1つだけ出力されるセクションのため、1レコード毎に変化するようなバウンドコントロールを配置すると、予想と異なる結果になります。 |
グループヘッダ(GroupHeader)
1つのレポートには1つまたは複数のネストされたグループを作成できます。各グループは独自のヘッダセクションとフッタセクションを持ちます。ヘッダセクションは、詳細セクションの直前に挿入、出力されます。グループ化の詳細については、セクションレポートでデータのグループ化を参照してください。
カラム形式のレポートでは、ColumnGroupKeepTogetherプロパティを使用し、グループを同じカラムの1つのブロックとして印刷するかどうかを指定できます。
NewPageプロパティを使用し、セクションの印刷前に新しいページを挿入するか、印刷後に挿入するかを選択できます。RepeatStyleプロパティを使用し、ページ毎にグループヘッダを出力するかどうかを選択できます。UnderlayNextプロパティを使用し、グループヘッダの情報をグループの詳細行に表示するには、詳細セクションのBackColorプロパティを「Transparent」に設定する必要があります。
詳細は、「GroupHeader」を参照してください。
メモ: グループヘッダやグループフッタ上に、そのグループのキーとなるデータフィールド以外を使用したバウンドコントロール(データベースに連結したコントロール)を、配置してはいけません。これらのセクションは、そのグループに1つだけ出力されるセクションのため、1レコード毎に変化するようなグループキー以外のバウンドコントロールを配置すると、予想と異なる結果になります。 |
詳細(Detail)
1つのレポートには1つの詳細セクションを作成できます。詳細セクションはレポートの本文であり、レポート内のレコードにつき詳細セクションのインスタンスが1つずつ作成されます。CanShrinkプロパティをTrueに設定し、コントロールの最後にある空白を調整して、またColumnCount、ColumnDirection、ColumnSpacingおよびNewColumnプロパティを使用してカラム形式のレポートを設定できます。
KeepTogetherプロパティを使用し、セクションを1ページ内に収めて印刷できます。また、RepeatToFillプロパティは、Detailセクションに出力するデータが少なく1ページに満たない場合、ページ全体が満たされるまで、空行を繰り返し出力します。このプロパティは、罫線や背景色などの書式を各ページで統一するような請求書などのレポートの場合に特に便利です。
詳細は、Detailクラスを参照してください。
メモ: RepeatToFillプロパティは、Detailセクションで、PageBreakもしくはSubReportの各コントロールが使用されている場合や、NewPageかNewColumnの各プロパティがNone以外の値に設定されている場合、利用できません。2つのグループが設定されているレポートに対してこのプロパティを使用すると、ReportFooterセクションは次のページに印刷されます。ReportToFillプロパティは、単一のグループの場合にのみ正しく処理されます。 |
グループフッタ(GroupFooter)
ページフッタ(PageFooter)
レポートフッタ(ReportFooter)
1つのレポートには1つのレポートフッタセクションを作成できます。このセクションはレポートの最終ページの末尾(最終ページのページフッダの前)に出力されます。ここにはデータの集計結果や総計といった、レポートの最後に一度だけ表示する必要がある情報を出力します。
レポートフッタは、デフォルトではセクションレポート上に表示されません。このセクションを追加するには、レポートを右クリックし、コンテキストメニューから[挿入]を選択して[レポートヘッダ/フッタ]を選択します。
メモ: 最終ページにページフッタが存在する場合、レポートフッタはページフッタよりも前に出力されます。 |