ActiveReports for .NET 9.0Jには数多くの新機能が追加されています。
WebViewerコントロールおよびHTML5ビューワについて、リバースプロキシー環境での利用に対応しました。
レポートポータル画面に現在ログインしているユーザー名を表示するようにしました。
QRコード形式の場合に、バイナリ形式のデータを設定するプロパティ(ValueBinaryプロパティ)を追加しました。
ContextMenuOpenイベントで捕捉できるメニューの種類(ContextMenuTypes列挙体)に「ページレポート(Page)」と「ページタブ(PageTab)」を追加しました。
スケジュール配信に、月次配信機能を追加しました。
エラーパネルをカスタマイズするオプションを追加しました(error.messagオプション、showOnlyLastErrorオプション)。
レポートエクスプローラの表示項目を設定できます(VisibleNodesプロパティ)。(例)データソース、およびパラメータを非表示にする
集計関数(CumulativeTotal)を追加しました。現在のページまでのグループ内の累計を表示できます。
ActiveReports 9.0J ServerはActiveReportsで作成された帳票の運用・管理に特化したサーバー製品です。 Webポータルサイトとして動作するサーバー部、帳票の実行エンジンとして動作するエージェント部に分かれます。
サーバー部は管理者ポータルと利用者ポータルの2種類に分類され、それぞれにWebブラウザを通じてアクセスします。管理者ポータルでは、ユーザー作成や権限設定、通知メールの設定、ActiveReportsで作成された帳票(*.rpx、*.rdlx、コンパイル済みDLL)のアップロードなどが行えます。利用者ポータルでは、帳票の表示、印刷、スケジューリングなどが行えます。
レポートデザイン時に、ActiveReports 9.0J Serverにあるレポートを読み込み/保存できます。
セクションレポートのデータソースダイアログにODBCデータ接続用のタブが追加されました。設計時にODBC接続文字列を設定できます。
検索にヒットした文字列をハイライトして表示します。
ThumbnailsPanelクラスにZoomプロパティが追加されました。サムネイルの表示倍率を設定できます。
TocPanelクラスにExpandedプロパティが設定されました。見出しマップラベルを展開した状態で表示できます。
TocPanelクラスにExpandedプロパティが設定されました。見出しマップラベルを展開した状態で表示できます。
レポートファイル(.rpx/.rdlx)をDesignerアプリケーション(GrapeCity.ActiveReports.Designer.exe)に関連付けると、ダブルクリックしてすぐにレポートを編集できます。
JQueryウィジェットとして動作するHTML5ビューワを追加しました。HTML5ビューワでは、Internet Explorerに加えて、新たにChromeおよびSafari for iOS(iPad/iPhone)での閲覧をサポートします。ビューワのUIは閲覧するデバイスに合わせて、APIで切り替えることができます。また、ツールバーから他のファイル形式(PDF、Excel、Word、HTML、Tiff)を選択して保存できます。
レポートデザイナ上に複数のレイヤーを作成し、各レイヤー上にレポートコントロールを配置できます。デザイン時にはレイヤーの表示/非表示や透明度設定できるほか、実行時にはレイヤー毎に出力先を設定できます。
レイヤーを使用すると、以下のユースケースに対応できます。
既存のレポートをスキャンした画像を背景レイヤーに配置し、その上にレポートコントロールを配置して帳票レイアウトを作成できます。
帳票のプレビュー時には、データとプレ印字の用紙(レイアウト枠線)を合わせて表示しますが、印刷する際にはデータのみプリンタに出力できます。また、エクスポートにも同様に設定できます。
プレビュー(データ+レイアウト) | 印刷データ | プレ印字の用紙 | |||
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レイアウト用の罫線のみを配置したレイヤーを作成し、デザインテンプレートとして使用できます。また、間違ってレイアウトを変更しないようにレイヤーをロックできます。
ページレポートおよびRDLレポート専用のExcelエクスポート(描画拡張機能)を追加しました。Excelファイルに出力する際、もとのレポートのレイアウトを忠実に再現します。
プレビュー | 従来のExcelエクスポート | 新しいExcelエクスポート | |||
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セクション単位でデザインを行うレポート形式「セクションレポート」、WYSIWYGデザイナを使ってページごとにレイアウトできる「ページレポート」に加えて、複数データソースを使用した帳票を手軽に作成できる「RDLレポート」を追加しました。
RDLレポートはマルチデータソースに対応し、また、サブレポートやマスターレポートといったページレポートにはない機能を提供します。
開発者はセクションレポート、ページレポート、もしくはRDLレポートのいずれかを選択して帳票作成を行うことができます。3つのレポート形式は1つのVisual Studioプロジェクトで共存でき、作成する帳票のタイプに合わせて効率のよいデザイン方式を選ぶことで帳票作成にかかる時間を大幅に削減します。
注)3つのレポート形式はデザイナ上の互換性はなく、各レポート形式を変換することはできません。
個人成績表 | 販売実績ダッシュボード | ||
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帳票デザイン時にSQLクエリを作成する場合、必要なテーブルやフィールドをマウスでドラッグするだけで簡単にSQLクエリを作成できます。また、クエリの結果をクエリデザイナ内でプレビューして確認きます。
レポート上に地図を表示し、データを重ねて表示できます。
レポート本文に目次を作成できます。
マウス操作でFixedSize(Tableなどのデータ領域の描画範囲)を変更できます。
角丸の大きさを個別に設定できます(Shape、CrossSectionBox)。
ページレポートのデザイナ上に1000個のレポートコントロールを配置した場合でもスムーズに移動や編集などの操作ができます。
バーコードのキャプションに使用できるフォントとして、Microsoft Office付属のOCR-Bフォント※がサポート対象になります。OCR-Bフォントは光学式文字認識のためにデザインされた英数字と記号の字形で、JANコードなどで標準フォントとして規定されています。
※ Microsoft Office付属のOCR-Bフォント以外はサポート対象外です
運用サーバーとして物理サーバーに加えて、以下のクラウド仮想マシンをサポートします。