ActiveReports 11.0J Server管理者ガイド
帳票デザイナのカスタマイズと発行

ActiveReports for .NETのProfessionalエディションを使用して、独自にカスタマイズした帳票デザイナを作成し、ActiveReports Server上に発行することができます。ActiveReports Serverをインストールすると、帳票デザイナのサンプルアプリケーションも一緒にインストールされるので、これをもとにカスタマイズすることができます。

メモ: 帳票デザイナサンプルをコンパイルするには、Microsoft Visual Studio、およびActiveReports for .NETのProfessionalエディションをインストールする必要があります。
なお、使用するActiveReports for .NETのバージョンとActiveReports Serverのバージョンは同じである必要があります。(例:ActiveReports 11.0J Server SP1を使用する場合は、ActiveReports for .NET 11.0J SP1)2つの製品のバージョンが異なる場合、デザイン時にコントロールのUIやエラーメッセージ等が正常に日本語化されません。
  1. Visual Studioで帳票デザイナサンプル(デフォルトでC:\ActiveReports 11.0J Server\SDK\Samples\Click Once Designerに配置されています)を開きます。
  2. [ソリューションエクスプローラー]で、EndUserDesigner.csサンプルファイルを選択します。
  3. ファイルを右クリックして、[コードの表示]を選択します。
  4. 必要に応じてサンプルファイルを編集します。例として、まず、表示されるコードの中で、以下の記述を探します。
             private void CreateReport(DesignerReportType type)
      {
       reportDesigner.NewReport(type);
       EnableTabs();
       _reportName = "Untitled";
      }
    そして、「Untitled」を「NewReport1」に書き換えます。       

    これにより、レポートはデフォルトの名前が書き換えられた後に、ファイルシステムに保存されます。

    メモ: Program.csファイルは編集することはできません。これは、同ファイルにActiveReports Server初期化パラメータや、重要なコードが含まれているためです。
  5. [ビルド]メニューで、[Click Once Designerのビルド]をクリックします。
  6. [ビルド]メニューで、[Click Once Designerの発行]をクリックして、[発行ウィザード]の指示に従います。ActiveReports Serverフォルダへのパスを入力し、デフォルトの帳票デザイナをカスタマイズしたものに置き換えてください。

    メモ: 帳票デザイナアプリケーションに編集を加えた後に再発行すると、既存の認証がアプリケーションから抹消されるため、認証に署名しなおして、信頼できるアプリケーションを新規作成する必要が生じます。

 

 


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