ActiveReports 11.0J Server管理者ガイド
SSLおよびHTTPS WebサイトでのActiveReports 11.0J Serverの構成

ActiveReports Server Webサイト上でSSL、およびHTTPSを使用するためには、構成変更が必要です。HTTPSプロトコルを使用するためには、SSL証明書を設定する必要があります。詳細については、MSDNライブラリ、市販の雑誌・解説書等を参照してください。

メモ:HTTPS通信プロトコルを使用する場合、 「https://server:443/mobile/」、または「https://server:443/m/」のようにURLを指定する必要があります。

HTTPSのみを構成する

  1. インタネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャーを開き、[サイト]ノードを展開します。
  2. ActiveReports 11.0J Serverサイトを選択し、右側の[サイトの編集]セクションで[バインド]をクリックします。
  3. [サイトバインド]ダイアログが表示されたら、[追加]をクリックします。
  4. [サイトバインドの追加]ダイアログが表示されたら、[種類]から「https」を選択し、[SSL証明書]から「SSL証明書」を選択し、[OK]をクリックしてダイアログを閉じます。
  5. [サイトバインド]ダイアログでは、デフォルトのhttpバインドを選択し、[削除]をクリックします。デフォルトのhttpバインドが削除されます。
  6. サイトのweb.configファイルを開き、<system.serviceModel>セクションで<service></service>タグの間に以下のコードを追加してサーバーアドレスおよびポートを変更します。
    web.configファイルの<service></service>タグの間に貼り付けます。
    コードのコピー
    <endpoint address="https://servername:443/ReportService.svc/json" binding="webHttpBinding"
    contract="ActiveReports.Server.ReportServices.Servicing.IReportService"       
    bindingConfiguration="ReportServiceJsonBindingSecured" behaviorConfiguration="JsonBehavior" />                        
    
  7. <system.serviceModel>セクションで、<service></service>タグの間にある<endpoint>タグのデフォルトのコードを削除します。
  8. 同セクションで、<service></service>タグの間にある<endpoint>タグのデフォルトの「mexHttpBinding」コードを「mexHttpsBinding」に置き換えます。
  9. <system.serviceModel>セクションで、<behavior></behavior>タグの間にある<serviceMetadata>タグのデフォルトの「httpGetEnabled="true」コードを以下のように置き換えます。
    web.configファイルの<serviceMetadata></serviceMetadata>タグの間に貼り付けます。
    コードのコピー
    httpsGetEnabled="true"
    
  10. <bindings>セクションで、<webHttpBinding></webHttpBinding>タグのデフォルト<binding name="ReportServiceJsonBinding">セクションを削除して以下のようなコードを追加します。
    web.configファイルの<webHttpBinding>webHttpBinding>タグの間に貼り付けます。
    コードのコピー
    <binding name="ReportServiceJsonBindingSecured" maxReceivedMessageSize="0x3000000">
    <readerQuotas maxStringContentLength="0x3000000" />
    <security mode="Transport" />
    
    </binding>
    
  11. 同セクションで、<wsHttpBinding></wsHttpBinding>タグの間のデフォルトのセキュリティモードの<security mode="None /">コードを<security mode="TransportWithMessageCredential" />に置き換えます。
  12. インタネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャーを再起動します。

HTTPとHTTPSを構成する

  1. インタネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャーを開き、[サイト]ノードを展開します。
  2. ActiveReports Serverサイトを選択し、右側の[サイトの編集]セクションで[バインド]をクリックします。
  3. [サイトバインド]ダイアログが表示されたら、[追加]をクリックします。
  4. [サイトバインドの追加]ダイアログが表示されたら、[種類]から「https」を選択し、[SSL証明書]から「SSL証明書」を選択して、[OK]をクリックしてダイアログを閉じます。
  5. サイトのweb.configファイルを開き、<system.serviceModel>セクションで<service></service>タグの間に以下のコードを追加してサーバーアドレスおよびポートを変更します。 
    web.configファイルの<service></service>タグの間に貼り付けます。
    コードのコピー
    <endpoint address="https://servername:443/ReportService.svc/json" binding="webHttpBinding"
    contract="ActiveReports.Server.ReportServices.Servicing.IReportService"       
    bindingConfiguration="ReportServiceJsonBindingSecured" behaviorConfiguration="JsonBehavior" />                        
    
  6. <system.serviceModel>セクションで、<behavior></behavior>タグの間にある<serviceMetadata>タグに以下のようなコードを追加します。
    web.configファイルの<serviceMetadata></serviceMetadata>タグの間に貼り付けます。
    コードのコピー
    httpsGetEnabled="true"
    
  7. <bindings>セクションで、<webHttpBinding>タグのデフォルトの<binding name="ReportServiceJsonBinding">セクションを削除して、以下のようなコードを追加します。 
    web.configファイルの<webHttpBinding></webHttpBinding>タグの間に貼り付けます。
    コードのコピー
    <binding name="ReportServiceJsonBindingSecured" maxReceivedMessageSize="0x3000000">
    <readerQuotas maxStringContentLength="0x3000000" />
    <security mode="Transport" />
    </binding>
    
  8. インタネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャーを再起動します。

SSL、およびHTTPSに関する詳細については、MSDNライブラリ、市販の雑誌・解説書等を参照してください。

関連トピック

 

 


©2017 GrapeCity inc. All rights reserved.