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チュートリアル3: パラメータ付きレポートの作成
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レポートにパラメータを設定して、特定の基準に基づいてデータをフィルタリングすることができます。最終結果を制御できるように、ユーザーにパラメータを入力するダイアログを表示するか、バックグラウンドでパラメータを指定することができます。このチュートリアルでは、最終結果を表示する前、レポートにパラメータを追加してプロンプトとして使用する手順を説明します。

このチュートリアルでは、Webデザイナでパラメータ付きレポートを作成する手順を紹介します。

 このチュートリアルを完了すると、次のようなレポートが作成されます。

An Example for Parameterized Report

プレビューで選択されたパラメータは次のとおりです。レポートパラメータ1 = 高原亭、レポートパラメータ2 = 50

Parameter Prompt

Webデザイナにアクセスする

[ユーザーフォルダ]\WebSamples\WebDesigner_MVCに格納されたWebDesigner_MVCサンプルを実行します。

Webデザイナがブラウザで開かれ、レポートのデザインが可能になります。

デフォルトでは、空白のRDLレポートが表示されます。 

レポートにデータをバインドする

  1. データソースを追加する
    1. データタブを開き、[データソース]の横の[+ 追加]アイコンをクリックします。
    2. [データソースエディタ]ダイアログで、[名前]「Orders」と入力します。
    3. [種類]のドロップダウンリストを開き、「JSON Provider」を選択します。
    4. [JSONデータ形式]「外部ファイルまたはURL」を選択します。
    5. [ファイル/URLの入力]に「https://demodata-jp.grapecity.com/northwind/odata/v1/Orders」と入力します。
    6. [テスト接続]をクリックしてデータソースへの接続をテストし、[追加]をクリックします。
  2. データセットを追加する
    1. 追加したデータソースの横にある[データセットの編集]をクリックします。
    2. [データセットの編集]ダイアログで、データセットの名前を入力し、[クエリ]に「$.value[*]」と入力します。
    3. [検証]をクリックしてバウンドフィールドを取得し、[OK]をクリックしてデータセットを追加します。

Tableデータ領域にデータをバインドする

  1. データセットの横の[フィールドを選択]アイコンをクリックします。
    Bind Table Data Region
  2. 必要なフィールドを選択し、レポートのデザイン面にドラッグ&ドロップします。
    Bind Table Data Region

列がフィールドにバインドされたテーブルが作成されます。詳細行のラベルは自動的にヘッダ行に追加されます。

または、最初にTableデータ領域Table Toolbar Iconをデザイナ面上にドラッグ&ドロップし、選択したフィールドを詳細行にドラッグ&ドロップすることもできます。

レポートにパラメータを追加する

レポートにパラメータを2つ追加します。 このパラメータは、データをフィルタするために使用されます。1つは[ShipName]フィールドのフィルタとして使用し、もう1つは[CustomerId]フィールドのフィルタとして使用します。

[ShipName]フィールドのデータをフィルタリングするパラメータを追加するために、次の手順を行います。

  1. レポートデザイナの右上隅から、[データ]Data Iconアイコンをクリックします。
  2. [パラメータ]の隣にある[+ 追加]をクリックします。[レポートパラメータ1]というパラメータが追加されます。
  3. [レポートパラメータ1]をクリックして、[パラメータの編集]を表示します。
  4. データタイププロパティをStringに設定します。
    Properties Pane for Parameter1
  5. [使用できる値]セクションの[クエリから値を取得]タブをクリックし、プロパティを次のように設定します。
    プロパティ名 プロパティの値
    データセットの名前 Orders
    値フィールド ShipName
    ラベルフィールド ShipName

    以上の設定の結果、画像のようになります。 
    Available values for Parameter1

    [CustomerId]フィールドのデータをフィルタリングするパラメータを追加するために、次の手順を行います。
  6. レポートデザイナの右上隅から、[データ]Data Iconアイコンをクリックします。
  7. [パラメータ]の隣にある[+ 追加]をクリックします。[レポートパラメータ2]というパラメータが追加されます。
  8. [レポートパラメータ2]をクリックして、[パラメータの編集]を表示します。
  9. データタイププロパティをStringに設定します。
    Properties Pane for Parameter2
  10. [使用できる値]セクションの[クエリから値を取得]タブをクリックし、プロパティを次のように設定します。
    プロパティ名 プロパティの値
    データセットの名前 Orders
    値フィールド CustomerId
    ラベルフィールド CustomerId

    以上の設定の結果、画像のようになります。
    Available values for Parameter2

これで、[パラメータ]セクションは次のように表示されます。

Available values for Parameter2   

レポートのデータを管理する

レポートに描画するデータ量を制御するには、Tableデータ領域にフィルタを追加します。

  1. ShipNameパラメータ(レポートパラメータ1)に入力した値にしたがってデータを描画するフィルタを追加するために、次の手順を行います。
    Filter for Parameter1

  2. テーブルを選択し、[プロパティ]タブをクリックします。
  3. [データ]セクションの[フィルタ]プロパティの横の[+ 追加]アイコンをクリックします。
  4. [+ 追加]ボタンをクリックし、リストから[ShipName]を選択します。
  5. 「=」記号の右側にあるテキスト領域をクリックして、[レポートパラメータ1]を選択します。    

    同様に、CustomeIdパラメータ(レポートパラメータ2)に入力した値にしたがってデータを制限するフィルタを追加するには、CustomerIdフィールドのフィルタ値として「レポートパラメータ2」を設定します。

    Filter for Parameter2

ページヘッダを追加する

  1. [レポート]タブに移動し、[ヘッダの追加]オプションを選択します。
    Add Header to a Report
  2. レポートコントロールの一覧から、TextBoxTextbox Controlコントロールをヘッダにドラッグ&ドロップします。
  3. テキストボックスをクリックし、「顧客注文レポート」とテキストを入力します。

レポートの外観をカスタマイズする

Customized Parameterized Report

メモ: 必要に応じてデータを格納する各コントロールの位置やサイズを調整し、外観を整えてください。

  1. [テキスト]セクションの[水平方向の整列]プロパティを「Center」に、[水平方向の整列]プロパティを「Middle」に設定して、ヘッダ行のテキストの整列を設定します。
  2. [背景]セクションの[背景色]プロパティを「#f1f1f1」に設定して、ページヘッダとヘッダ行の背景色を設定します。
  3. [フォント名]プロパティを使用して、フォントを「Song」に設定します。
  4. [テキスト]セクションの[色]プロパティを「#3da7a8」に設定して、ページヘッダのテキストの色を設定します。
  5. [テキスト]セクションの[サイズ]「16pt」に設定して、ページヘッダのテキストのフォントサイズを設定します。
  6. テーブル内のテキストボックスの罫線を設定するには、[罫線]セクションの[幅]「0.25pt」[スタイル]「Solid」、および[色]「#f1f1f1」に設定します。

レポートを表示/保存する

  1. [プレビュー]Preview Buttonをクリックして、レポートの出力結果を表示します。レポートパラメータ1(ShipName)とレポートパラメータ2(CustomerId)を選択するように求められますので、それぞれドロップダウンから値を選択し、[レポートのプレビュー]をクリックします。
    メモ: [パラメータ]プロパティにリストされている値は、デフォルトでは並べ替えが設定されていません。設定するには、並べ替えを設定したデータセットが必要になります。
  2. プレビューモードを終了するには、デザイナの左上にある[戻る]をクリックします。
  3. [名前を付けて保存]をクリックして、レポートの名前を任意のものに変更し、[レポートの保存]をクリックします。