ComponentOneのMVC CollectionViewは、ICollectionViewインタフェースを実装してFlexGridなどのデータ連結コントロールにデータを表示するサービスです。CollectionViewは、実際のデータをラップするレイヤを提供し、そのデータに影響を与えることなくソート、フィルタ処理、グループ化などのさまざまな操作を行うという、たいへん強力な概念です。簡単に言えば、データベースのDefaultViewと考えることができます。
CollectionViewクラスには、データに加えられた変更を記録し、現在のレコードを管理する機能があります。項目の編集、追加、削除、ページングなどを管理できます。これはINotifyCollectionChangedインタフェースを実装し、項目が追加または削除されたり、コレクションがソート、フィルタ処理、またはグループ化されるなどの動的な変更をリスナーに通知します。
CollectionViewクラスは、次のインタフェースを実装します。
CollectionViewは、サーバー側操作とクライアント側操作をサポートします。
サーバー側の CollectionViewHelperサービスにより、コレクションは読み込み、編集、フィルタ処理、グループ化、およびソートが可能になります。これは.Net ICollectionViewに似ています。サーバー上で、CollectionViewはデータ連結コントロールによるソート、ページング、フィルタ処理要求を内部的に処理します。このセクションでは、Create、Read、Update、Delete、およびCRUD操作のBatchEditという各種アクションの使用方法を説明します。
Read()
:コレクションからデータを取得します。Edit()
:データ連結コントロールからのデータ更新要求を処理します。詳細については、「編集」を参照してください。BatchEdit()
:複数の項目を一度に更新できます。詳細については、「一括更新」を参照してください。CollectionViewには、強力なクライアントAPIが含まれています。CollectionViewHelperは、データ連結コントロール(FlexGrid、FlexChart、その他のInputコントロール)のデータに対するサーバー側の操作(ソート、フィルタ処理、ページング)を内部的に行います。ただし、これらの操作をクライアント側で明示的に行うことも可能です。クライアント側の操作には、現在のレコードの管理、ソート、フィルタ処理、グループ化、変更の追跡などがあります。
CollectionViewのクライアント側APIの詳細については、「Wijmo CollectionView APIドキュメント」を参照してください。