IntelliSenseを使用すると、開発者は、入力ミスやよくある間違いを減らすことで、アプリケーションのコーディングプロセスを迅速化できます。TypeScriptエディタでクライアントスクリプトの作業を行う際、IntelliSenseは、現在のコンテキストに基づいてオブジェクト、関数、プロパティなどを表示して作業を支援します。MVC IntelliSense によって提供されるポップアップリストからオプションを選択して、コードを完成できます。
Visual StudioアプリケーションでMVCコントロールのIntelliSenseを使用するには、Visual Studioテンプレートウィザードで
[クライアント側のインテリセンスを有効にする]チェックボックスをオンにします。
[クライアント側のインテリセンスを有効にする]オプションをオンにすると、
c1.mvc.core.lib.d.tsが
Scripts\Typingsフォルダに自動的に追加されます。また、株価チャートまたはFlexSheetの使用時に、
ComponentOne ASP.NET MVCアプリケーションウィザードで
[C1 MVC Financeライブラリの参照]、[C1 MVC FlexSheetライブラリの参照]、[C1 MVC FlexViewerライブラリの参照]、 [C1 MVC MultiRowライブラリの参照]、または
[C1 MVC OLAPライブラリの参照]チェックボックスをオンにした場合は、
c1.mvc.finance.lib.d.tsファイル、
c1.mvc.flexsheet.lib.d.tsファイル、
c1.mvc.flexviewer.lib.d.tsファイル、
c1.mvc.multirow.lib.d.tsファイル、または
c1.mvc.OLAP.lib.d.tsファイルも同じフォルダに自動的に追加されます。
メモ:標準のVisualStudioテンプレートを使用してアプリケーションを作成している場合は、アプリケーションでTSインテリセンスを有効にすることができます。これには、C:\Program Files (x86)\ComponentOne\ASP.NET MVC Edition\TsTypingsにある型定義ファイルを追加して参照します。
[TSファイルを追加する]オプションを使用すると、TypeScriptファイルで作業を行う際にComponentOne MVC IntelliSenseを使用できます。[TSファイルを追加]オプションを選択すると、関連する
.d.tsファイルを参照する
.tsファイルがScriptsフォルダに追加されます。
ComponentOne MVC では、JavaScript インテリセンスが導入されており、開発者はコードをすばやく記述して開発を行うことができます。ComponentOne インストーラを使用してComponentOne MVC をインストールすると、MVC用のJS インテリセンスファイルがVisual Studioに自動的に追加されます。
JavaScript インテリセンスサポートがVisual Studioにインストールされると、スクリプトコードを記述するときは常にクライアント側のインテリセンスが有効になります。
Castメソッドの使用
Castメソッドは、ComponentOne MVC ASP.NETコントロールのJavaScriptインテリセンスに含まれます。TypeScriptまたはJavaScriptファイルで、あるオブジェクトを別の型にキャストし、新しく作成された型のメンバをインテリセンスで利用できます。クライアント側APIを使用してJavaScriptコードを記述する際にインテリセンスを使用するには、Castメソッドを使用すると便利です。
Castメソッドの使用例を以下に示します。
Studio 2017でJavaScript IntelliSenseを有効にするには、MVCアプリケーションにc1.mvc.basic.lib.d.ts TypeScriptファイルを追加する必要があります。