大量のデータを表示する場合は、グリッドの初期化プロセスが遅れます。以下のオプションを使用すると、ページを短くして処理速度を向上させることができます。
ページングとソートの設定:フルポストバックの代わりにAjax呼び出しを使用して、ページングとソートを実装します。
仮想化:グリッドは、行と列の両方で仮想スクロールをサポートしています。VirtualizationSettingsプロパティを行、列、またはその両方に設定できます。これにより、グリッドのレンダリングが高速になり、パフォーマンスが向上します。「行の仮想スクロール」と「列の仮想スクロール」のサンプルも参照してください。
スクロール設定の変更:グリッドがスクロールモードになっている場合は、固定列と固定行を削除すると、動作が速い「軽い」スクロールモードにすることができます。
EnableConditionalDependenciesの使用:EnableConditionalDependenciesプロパティをTrueに設定します。このプロパティは、ページロード時に登録する必要があるリソースファイルの数を減らします。デフォルトでは、このプロパティはFalseに設定されています。
EnableConditionalDependenciesは、特定の操作に必要なリソースファイル(.jsおよび.css)だけをページに追加します。このように、あるリソースの登録を決定付けるプロパティを制御プロパティといいます。
制御プロパティには、AllowPaging、ScrollingSettings、AllowC1InputEditors、ShowFilterなどがあり、それぞれ依存するリソースが異なります。たとえば、グリッドでページングを使用しない場合は、ページロード時に、AllowPagingに関連するリソースファイルが登録されません。その結果、ブラウザのペイロードが最適化され、レンダリングが高速になります。