ガントチャートを使用して、さまざまなタスクのタイムラインを図示して、プロジェクト完成までの重要な作業の概略を示します。
ガントチャートは、棒グラフおよび HiLo チャートと以下の類似性を持っています。
ガントチャートは、次のような方法でタイムラインをわかりやすく図式化します。
活動/タスクをグラフの左側に表示し、タイムラインをグラフの上部または下部に表示します。
各プロジェクトの期間を棒として表します。棒の始点は、活動またはタスクの開始時間を示します。棒の終点は、活動またはタスクの終了または完了時間を示します。
通常、ガントチャートでは、特殊な文字または色を使用して、各タスクの期間全体の重要な活動または達成項目を表します。ガントチャートでは、新しいタスクを作成するには、新しいデータセットを ChartDataSeries に追加します。各データセットには、タスク内でデータ情報の作成に使用するいくつかのプロパティがあります。たとえば、タスクの開始時間のデータを指定するには Y プロパティを使用し、タスクの終了時間のデータを指定するには Y1 プロパティを使用します。ガントチャートに使用するデータ型を選択するには、ChartDataArray の DataType プロパティを使用します。
下図のガントチャートは、各タスクの開始時間と終了時間を示します。ガントチャートは1つのタスク内に単一または複数のプロジェクトを表示できます。1つのタスクに複数のサブタスクを割り当てる場合もあります。各棒は1つのタスクまたはサブタスクを表します。1つの軸でいくつかの棒を使用して、大きな範囲の X 値とY 値にまたがることができます。ガントチャートのデータは、垂直方向より水平方向に表示したほうがより効果的です。したがって、グラフが転換して、X 軸が垂直軸、Y 軸が水平軸となります。C1Chart は ChartArea の Inverted プロパティと Axis の Reversed プロパティを用意しています。各横棒は無地色で塗りつぶされていることに注意してください。多くの場合、これは完了したタスクを表します。また、各横棒には開始日と終了日を示すラベルも付いています。ChartDataSeries クラスの Labelプロパティを使用して、実行時と設計時のいずれのときでも、ラベルを横棒に追加できます。