XML ファイルからの読み込みや XML ファイルへの保存に加えて、グラフは文字列値に保存することもできます。この文字列はアプリケーションに保存して、後で取得できます。
C1Chart では、グラフを文字列から読み込んだり、また文字列に保存するために、SaveChartToString、LoadChartFromString、SaveChartAndImagesToString、LoadChartAndImagesFromString の4つのメソッドが用意されています。
SaveChartToString メソッドと LoadChartFromString メソッドで保存/読み込みを行う文字列値には、グラフの設定済みプロパティ、メソッド、およびイベント(実質的に、グラフの書式設定)がすべて含まれます。
SaveChartAndImagesToString メソッドと LoadChartAndImagesFromString メソッドは、SaveChartToString メソッドおよび LoadChartFromString メソッドと同じ効果を持っていますが、グラフ要素(グラフ、ヘッダ、フッタ、ラベル)のさまざまな背景画像を取り込む点だけが異なります。以下のサンプルコードでは、SaveChartToString メソッドを呼び出し、実行時にグラフを文字列に保存します。このメソッドはパラメータを取らず、文字列値を返します。
Visual Basic コードの書き方
Visual Basic |
コードのコピー
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Dim ChartString As String ChartString = C1Chart1.SaveChartToString() |
C# コードの書き方
C# |
コードのコピー
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string ChartString; ChartString = c1Chart1.SaveChartToString(); |
実行時にグラフを文字列値から読み込むには、LoadChartFromString メソッドを呼び出します。このメソッドのパラメータには、保存されているグラフの文字列を指定します。
Visual Basic コードの書き方
Visual Basic |
コードのコピー
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C1Chart1.LoadChartFromString(ChartString) |
C# コードの書き方
C# |
コードのコピー
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c1Chart1.LoadChartFromString(ChartString); |