C1Chart には、エンドユーザーによるインタラクティブ操作の実装を簡単化するさまざまなツールが組み込まれています。エンドユーザーは、マウスと制御キーの組み合わせを使用して、グラフを移動、回転、およびズームできます。
エンドユーザーによるインタラクティブ操作
C1Chart には、エンドユーザーによるインタラクティブ操作の実装を簡単化するさまざまなツールが組み込まれています。エンドユーザーは、マウスと制御キーの組み合わせを使用して、グラフを移動、回転、およびズームできます。
インタラクティブ機能の制御は、主に C1Chart の Interaction プロパティで行います。Interaction オブジェクトは、インタフェースをカスタマイズできる数多くのプロパティを持っています。すべてのプロパティは、設計時にプロパティウィンドウや Action コレクションエディタで設定したり、実行時に Interaction クラスを使って設定したりできます。Action コレクションエディタの詳細については、Action コレクションエディタを参照してください。
Interaction クラスには以下のプロパティが含まれています:
- IsDefault プロパティは、アクション設定がデフォルトかどうかを示すブール値です。デフォルトを復元するには、IsDefault プロパティを true に設定します。
- Enabled プロパティは、インタラクティブ操作の有効/無効を切り替えます。デフォルトではインタラクティブ操作が無効になっていることに注意してください。
- Actions プロパティは、グラフに使用できるアクションのコレクションを持っています。
以下のアクションがサポートされています。
- Rotate アクションでは、表示角度を変更できます。このアクションは、3D 効果を持つグラフでのみ有効です。
- Scale アクションは、選択した1つ以上の軸上のグラフのスケールを増減します。
- Translate アクションでは、プロット領域をスクロールできます。
- Zoom アクションでは、表示する矩形領域を選択できます。
拡大/縮小、移動、およびズームは、デカルト座標軸を持つグラフでのみ有効です。
各 Action オブジェクトは、アクションの動作のカスタマイズできるプロパティセットを提供します。
- Name プロパティはアクションの名前を指定します。The Name gets the name of the action.
- Axis プロパティはアクションと連動する軸を指定します。アクションに対して1本の軸のみを適用することも可能です。たとえば、拡大/縮小や移動は、水平方向(X 軸)か垂直方向(Y 軸)の片方、もしくは両方に対して適用できます。
- MouseButton と Modifier プロパティは、アクションの実行を呼び出すマウスボタンとキー([Alt]、[Ctrl]、または [Shift])の組み合わせを指定します。
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