棒グラフは、各データセットをクラスタ内の棒として描画します。各データセットは2D棒グラフを使用して単一の行に表示されるとともに、3D棒グラフを使用して複数行でも表示できます。3D棒グラフは、典型的なサイドビューに比べ、棒グラフや横棒グラフの側面を表示することが可能な、斬新なビューを提供します。棒グラフおよび積層型棒グラフのクラスタのサイズおよび棒同士の間隔はカスタマイズ可能です。また、棒グラフの外観は円柱、円錐、四角錘グラフのいずれかに変更できます。
棒グラフは通常、長方形の棒(デフォルト)として表示されますが、C1Chartでは円柱、円錐、および四角錘の形で表すこともできます。棒の形をデフォルト以外に設定するには、Appearance プロパティを使用します。
下図は、Appearance プロパティの値の例を表します。
Appearance = Default | Appearance = Cylinder |
---|---|
Appearance = Cone | Appearance = Pyramid |
Bar クラスの ClusterOverlap プロパティを使用して、クラスタ内で棒が相互に重なり合う程度を設定します。この値は、棒が重なり合うパーセントで表されます。有効な値の範囲は 0〜100です。下図は、ClusterOverlap プロパティの値が50%に設定されている時の棒グラフの表示を表します。
Bar クラスの ClusterWidth プロパティを使用して、各棒のクラスタが使用するスペースを設定します。この値は、使用可能なスペースのパーセントで表されます。有効な値の範囲は 0〜100です。
ClusterWidth = 50% | ClusterWidth = 90% |
---|---|
ClusterWidth プロパティと ClusterOverlap プロパティは、Bar クラスのプロパティです。このプロパティには、設計時に ChartGroup コレクションエディタの Bar ノードからアクセスできます。
Use3D プロパティを True に設定して 3Dグラフを有効にした場合、MultiRow プロパティを使用して、 同じクラスタにある棒の要素を新規行に表示できます。
下図は、各棒グラフに対してMultiRow プロパティの影響を示しています。
MultiRow = True | MultiRow = True |
---|---|
MultiRow = True | MultiRow = True |
積層型 2D 横棒および縦棒グラフで、データ系列の矩形と矩形の間のポイントからポイントまで結ぶ区分線を表示する場合は、BarLines を True に設定します。BarLines プロパティを True に設定した場合、次の図のように、BarLineColor および BarLineThickness プロパティを使用して、棒の折れ線の線の色と線幅を指定できます。
積層型 2D 横棒または縦棒グラフに棒の折れ線を使用すると、X 軸(縦棒グラフ)または Y 軸(横棒グラフ)全体の値を棒の折れ線を用いて比較できるため量的な情報が見やすくなります。