C1WebChart と C1WebChart3D では、ツールチップとリンクをグラフ要素に関連付けて、グラフをマウスイベントに応答するように設定できます。これを行うには、クライアント上で処理される HTML イメージマップを使用します。
イメージマップは、ImageAreas プロパティ、すなわち動的なツールチップと HRef に関連付けられたグラフ要素のコレクションによって定義されます。ツールチップでは、ユーザーがグラフ要素上に マウスを移動したときに表示するテキストを指定できます。HRef では、ユーザーがグラフ要素をクリックしたときに実行するアクションを指定できます。
プロパティウィンドウを使用して、ImageAreas コレクションを編集できます。ボタンをクリックすると、ChartArea、PlotArea、Axes、ChartData、Legend など 11 個のグラフ要素のリストを含むエディタが表示されます。
たとえば、[グラフデータ]を選択してその MapArea.Tooltip プロパティを「{#YVAL:c}」に設定した場合、コントロールは、ユーザーがこのデータ点上にマウスを移動したときにこのデータ点(または棒)の値を表示します。いくつかのキーワードを使用してグラフのプロパティを参照し、コードを記述せずに動的なツールバーを作成できることに注意してください。また、情報を表示する際に使用する書式も指定できます(例では、データを通貨値として書式設定します)。
このトピックは、後半で詳しく説明しています(エンドユーザーによる C1WebChart3D のインタラクティブ操作を参照)。