ComponentOne Studio TrueChart for ASP.NET (C1WebChart3D) ヘルプ
ImageRenderMethodEnum.File
C1WebChart3D の使い方 > C1WebChart3D におけるイメージの処理方法 > ImageRenderMethod プロパティ > ImageRenderMethodEnum.File

この描画メソッドでは、サーバー上の一時ディレクトリ内にファイルを作成します。グラフの数が多くないが、グラフへの要求が高い場合、または、複雑なグラフの場合、ファイル描画メソッドを使用します。

デフォルトとして、C1WebChart3D はグラフのデータから取得したハッシュコードに基づいたイメージのファイル名を自動的に生成します。指定したファイルはサーバー上に存在する場合は、グラフは再描画されません。ただし、グラフのデータが何回も変更する場合は、サーバー上に複数のイメージファイルが作成されます。

ファイルシステムに基づいているので、ファイルを描画・表示するためのユーザー名を制御するセキュリティ設定も使用可能になります。

この描画メソッドでは、ImageUri プロパティは生成するイメージのファイル名とパスを指定します。ImageUri プロパティが空白の場合、グラフは独自のファイル名を作成します。C1WebChartC1WebChart3D のデフォルト一時ファイルディレクトリは C1WebChartTemp です。

以下は、この描画メソッドで生成できる <IMG> タグの例です。

<img id='c1wc' src='C1WebChartTemp/c1c_105....png' />

ソース属性は、サーバー上の一時イメージファイルの保存先を指定します。イメージのファイル名には、グラフデータの一意に生成されたハッシュコードが含まれています。このメソッドでは、イメージが転送されないので、ImageTransferMethod プロパティを設定する必要はありません。

注意: この描画メソッドでは、単にファイルセキュリティを使用できるだけでなく、ファイルセキュリティが必須となります。イメージファイルの作成先のディレクトリは、アプリケーションを実行するすべてのユーザーに書き込み許可を付与する必要があります。