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マスク要素
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MaskedTextBox for WPF/Silverlight は、Microsoft によって定義される標準の数値書式文字列をサポートします。Mask 文字列は、1つ以上のマスク要素で構成される必要があります。マスク要素については、次の表で説明します。

要素 説明
0 必須の数字。この要素は単一の数字(0〜9)を表します。
9 数字またはスペース(省略可)。
# 数字またはスペース(省略可)。マスク内のこの位置が空白の場合、Text プロパティにはスペースとしてレンダリングされます。プラス記号(+)とマイナス記号(-)を使用できます。
L 英字(省略不可)。入力は ASCII 文字の a 〜 z と A 〜 Z に制限されます。このマスク要素は、正規表現の [a-zA-Z] と同じです。
? 英字(省略可)。入力は ASCII 文字の a 〜 z と A 〜 Z に制限されます。このマスク要素は、正規表現の [a-zA-Z]? と同じです。
& 文字(省略不可)。
C 文字(省略可)。任意の非制御文字。
A 英数字(省略)。
a 英数字(省略可)。
. 小数点のプレースホルダ。実際に使用される表示文字は、書式プロバイダに合わせた小数点記号になります。
, 桁区切りのプレースホルダ。実際に使用される表示文字は、書式プロバイダに合わせた桁区切りのプレースホルダになります。
: 時刻の区切り。実際に使用される表示文字は、書式プロバイダに合わせた時刻記号になります。
/ 日付の区切り。実際に使用される表示文字は、書式プロバイダに合わせた日付記号になります。
$ 通貨記号。実際に表示される文字は、書式プロバイダに合わせた通貨記号になります。
< 下にシフトします。後続のすべての文字を小文字に変換します。
> 上にシフトします。後続のすべての文字を大文字に変換します。
| 前に行われた上または下へのシフトを無効にします。
\ エスケープ。マスク文字をエスケープしてリテラルにします。「\\」はバックスラッシュのエスケープシーケンスです。
All other characters リテラル。すべての非マスク要素は、C1MaskedTextBox 内にそのまま表示されます。リテラルは実行時に常にマスク内の静的位置を占め、ユーザーはリテラルを移動したり削除することはできません。

小数点記号(.)、桁区切り記号(,)、時刻記号(:)、日付記号(/)、通貨記号($)には、デフォルトでアプリケーションのカルチャで定義された記号が表示されます。

リテラル

「マスクの書式設定」で定義されたマスク要素に加えて、他の文字をマスクに入れることができます。これらの文字をリテラルと呼びます。リテラルは、C1MaskedTextBox 内にそのまま表示される非マスク要素です。リテラルは実行時に常にマスク内の静的位置を占め、ユーザーはリテラルを移動したり削除することはできません。

たとえば、Mask プロパティを「(999)-000-0000」に設定して電話番号を定義する場合、マスク文字としては「9」要素と「0」要素があります。その他の文字、つまりハイフンと丸かっこはリテラルです。これらの文字は、C1MaskedTextBox コントロールにそのまま表示されます。

リテラルを使用する場合は、TextMaskFormat プロパティを IncludeLiterals または IncludePromptAndLiterals に設定する必要があります。リテラルを使用しない場合は、TextMaskFormat を IncludePrompt または ExcludePromptAndLiterals に設定します。